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risshi0010

 [0821遅刻投稿] 戲衒耀。 髓腦雖明晰。爲狂不敢任。津津仍怨念。寸寸自尊心。覓蕈游譚海。探鷗臥藝林。彽徊無所入。亂若異邦擒。 韻侵(下平)、仄起、五律。 髓腦明晰と雖も、狂と爲して敢へて任ぜず。津津たり仍ほ怨む念、寸寸たり自ら尊ぶ心。蕈を覓めて譚海を游ぎ、鷗を探して藝林に臥す。彽徊して入る所無し。亂るること異邦の擒の若し。 注釈。仍怨念、自尊心と対句に見える他責の念を用いたかったが和臭が酷いので改めた、他責念は平仄は合うが漢語文法に戻る、責他念とすべきであるが今度は対句にならない。 このような言葉遊びで満足してしまい人付合いに割振る意欲が残っていないのが一番の問題。更に書面で面白がるのがお互いの為になるだろうと諦めてしまってもいる。 _/_/_/_/_/ 対句中の助辞に詳しくない。今回も自に対応する語を故人の詩から抜出した。捜韻、古詩文古書籍網や蔵書の漢詩集を渉猟すれば良いのだが中々気が進まない。 言語化によって却って傷付く可能性があるのは重々承知の上で、それでも読書きしか能が無いから続けるのである。流れた自分の血の色を確認して人間性を追認しなければ落着かない異常な心理状態と言えるのかも知れないが、これが鯫生の生き様と申すしかない。

zekku0206

  詩不成。 腦裏老喃喃。遲遲不脱凡。展箋澆沆瀣。溶闇欲書諴。 韻咸(下平)、仄起、五絶。 腦裏老に喃喃たり。遲遲として凡を脱せず。箋を展げて沆瀣を澆ぎ、闇を溶かして諴を書かんと欲す。 注釈。喃喃、喧しい様。沆瀣、夜露、夜の気。諴、誠。 第三回聒聒兒漢詩會に提出。実は締切迄に一首も書いていなかったので管理者権限で期限を延長して滑込ませた句。誠と言っておいてこの為体である。但し、何時か使いたかった沆瀣の熟語を織込めたので満足している。

risshi0008

 [0725遅刻投稿] 溽暑終日不能動。 連日驕陽散積雲。淫嘗氷菓失金員。明高廈底奔街道。暗冷房中弄古文。抱擁老爺蚩女笑。阿從少艾美男豶。讁仙詩聖非權貴。與友清談臨夕曛。 韻文(上平)、仄起、七律。 連日の驕陽積雲を散ず。淫らに氷菓を嘗め金員を失ふ。明るき高廈の底街道を奔る。暗き冷房の中古文を弄ぶ。老爺を抱擁する蚩女笑ふ。少艾に阿從する美男豶す。讁仙と詩聖と權貴に非ず。友と清談して夕曛に臨む。 注釈。驕陽、ギラギラ輝く太陽。淫、度を越して、要するに食過ぎ。金員、お金。高廈、高層ビル。蚩、醜い。阿從、阿諛追従。少艾、少女。豶、去勢する、宮刑の宮に同じ。讁仙詩聖、李杜。夕曛、夕日。 クリエイト浜松で或る方が 「天際飛騰狂烈浪、地平埋没積乱雲。」 と詠われたので、酬和致した。丁度此の対句は積乱雲(仄仄平)の部分以外は平仄も合っていたので奇峰雲(仄平平)と読替えて「明炎日下奔街道、暗冷房中弄古文。」と続けた。お応えした聯を少し弄って七律を拵えた。どうしても他人の栄華が視界に入って惑うが構わずに詩を積上げたい。 _/_/_/_/_/ 因みに弄んでいた古文とは𠥫、𠥧、𠥩、𠥪、𠥬。立体的な箱構である𠥓が格好良い。( 原文はこちら )

zekku0194

  夜存車処。 籠裏有灰蟬。人訄靜痙攣。轟之飛向燭。不克止回旋。 韻先(下平)、仄起、五絶。 籠裏に灰蟬有り。人訄れば靜かに痙攣す。之を轟へば燭に飛ぶ。回旋を止むる克はず。 注釈。題名、夜の駐輪場。訄、逼る、脅迫する。轟、払う。燭、本当は電灯だが平仄の為である。 駅の自転車置場に帰ると灰色の都会の蟬が隠れていた。逃げるように促しても飛ばない。払うと漸く離れるが、今度は電灯にぶつかるばかり。暗がりの方が却って安全であると気付きようが無いのが哀れだった。未だに引攣っているのだろうか。

zekku0195

 [0718遅刻投稿] 砂詩丼、砂丘朗読會。 遠離音樂街。向浪誦歌俳。注視燈徐近。謫仙昇玉階。 韻佳(上平)、平起、五絶。 遠く音樂の街を離る。浪に向かつて歌俳を誦す。燈の徐ろに近づくを注視せば、謫仙玉階を昇る。 注釈。音樂街、浜松の市街地。歌俳、短歌と俳句。玉階、砂丘の斜面の譬え。 十一日は波風が強く薄く霧らっていた。此の日は先に読んでいたわけではないが、思い出を勝手に合成した。詩仙とは言っても世を顧みない事は無い。古の声を響かせ、自分でも全てを詠もうと決めている人々の集まりだと自負している。とは言え、誰でも自由に参加出来るのでお気軽にいらっしゃって下さい。

zekku0191

  自戒。 鳳穴愈莓莓。海容相慰誨。雖心惑厭霉。莫使尾生悔。 韻隊(去声)、灰(上平)、仄起、五絶。 鳳穴愈よ莓莓たり。海容して相ひ慰誨す。心惑ひ霉を厭ふと雖も、尾生をして悔いしむる莫れ。 注釈。鳳穴、詩文の才のある人が集まる所。莓莓、草木が茂って肥沃な様。慰誨、慰め教える、辛抱強く諭す。霉、梅雨、又、黴。尾生、橋の下での待合せの約束を守り増水しても避難せず橋脚に摑まり遂には溺れてしまった人、此処では律儀な人の譬え。 尾内氏の短歌「部首はもう忄となっている春の夜更けの淡い嘘つき」を読んだ。立心偏に変わると残念な気持ちになる漢字は何かと考え、其の答えの一つで韻を踏んだ詩。他には魂、清、純なども思付いた。再び確認すると、解釈の方向が誤っていて、決の話をしている可能性も考えた。或いは乱か。文中の淡もあり得る。春の夜更けの淡い星や月か。音で付か。多義的で難しい。新聞に投稿したらしいので常用漢字の話をしている気がするのだが。札占いの如く読み手の心を映す詩歌だろう。 _/_/_/_/_/ 或いは鯫生の野狐禅をおちょくっているのだろうか。

zekku0174

 [0603遅刻投稿] 都會戲畫。 睥睨傲紳商。嫌諛欲脱韁。無錢曾放逐。陋巷是監房。 韻陽(下平)、仄起、五絶。 傲る紳商を睥睨す。諛を嫌ひ韁を脱せんと欲す。錢無ければ曾ち放逐せらる。陋巷是れ監房。 注釈。韁、絆。曾、なんとまあ。 都会に対する勝手な想像。何でも金を要求している気がする。 本当は別のお題を投稿する心算だったが上手く纏まらなかった。

zekku0161

 [0508遅刻] 乳臭兒。 酸乳雖多利。經期催下痢。詩文流暢誗。内實非怜悧。 韻寘(去声)、仄起、五絶。 酸乳利多しと雖も、期を經れば下痢を催す。詩文流暢にして誗なるも、内實は怜悧に非ず。 注釈、酸乳、ヨーグルト。經期、期限を過ぎる、語法が怪しい。誗、テン、言葉の洗練されているさま。 期限が一週間以上前のヨーグルトを食べたら腹を下した。記載の三日後迄に消費しなければならない。本当にそれだけ。独学ではあるものの、漢詩の先生方に怒られそう。

zekku0158

  詠懷、去聲三十韻其十二。 梟雄興疢痗。以世爲蒲簺。火海曷年消。蒸民當詬誶。 韻隊(去声)、平起、五絶。 梟雄疢痗を興し、世を以って蒲簺と爲す。火の海曷れの年にか消えん。蒸民當に詬誶すべし。 注釈。疢痗、熱病と鬱病、此処では剰欲や憂鬱の意味。蒲簺、博打、遊戯。詬誶、責罵る。 久し振りの連作。疢痗と火海の字面が似ていて満足。

zekku0150

  白雨對櫻。 瘴至沛然降。紅花掩北窓。瓣零如樹血。幾歳保髼鬃。 韻江(上平)、仄起、五絶。 瘴至りて沛然と降る。紅花北窓を掩ふ。瓣零つること樹血の如し。幾歳か髼鬃を保たん。 注釈。起句、暖雨や春雨、膏雨と呼ぶものか分からなかった。髼鬃、植物がぼうぼうとしている様、韻は東と江。 昔は花を何度見られるのだろうかと感傷に浸った。今は人より先に樹木が夭折しそうである。世も末よ。 [同日]平仄が逆だったので転句を訂正。

zekku0146

  故郷。 詬訾交火乏原油。停電通膨困憊郵。飢餓幻哉君莫笑。錦江灣岸廿吨牛。 韻尤(下平)、平起、七絶。 詬訾し火を交へ原油乏し。停電通膨困憊の郵。飢餓の幻かな君笑ふ莫かれ。錦江灣岸廿吨の牛を。 注釈。詬訾、罵り辱める。交火、交戦。乏、不足する、動詞、尚此の動詞には他に無の同義語としての用法もある。通膨、通貨膨脹、通常は通脹。錦江灣、鹿児島湾、南洲は冒韻。廿吨、二十瓲、水迫畜産が出荷した同一の個体識別番号の食肉の流通量を合算すると20tになった件があると言う。 石油足りなくなりますよ。通貨の価値なくなりますよ。乳牛でも召上がれ。此の詩今の所現実なのは後半部だから笑えない。 _/_/_/_/_/ ふるさと脱税をしている場合ではない。 停電時は明るい内に手帳に書溜めておきます。 拙詩に情報を盛過ぎとの指摘は重々承知であるが、普段は皆さんが一瞬で処理した気になっているのですから無理とは言わせません。認識の再考を促しているのです。

zekku0133

  厭倦、去聲三十韻其四。 諂諛爲元首。蔑民忘保守。而嘉戰役乎。諫魯無鍼灸。 韻宥(去声)、仄起、五絶。 諂諛し元首と爲る。民を蔑して保守を忘る。而も戰役を嘉するか。魯を諫むるに鍼灸無し。 注釈。諂諛、媚び諂う。保守、伝統的な価値観を大切にする事。而、その上。 うんざり。

zekku0107

  漢漢學學。 網上頗啾喧。凡愚衍謬論。名儒釐此去。實使我攀轅。 韻元(上平)、仄起、五絶。 網上頗る啾喧たり。凡愚謬論を衍ず。名儒此を釐めて去る。實に我をして轅に攀ぢしむ。 注釈。啾喧、子供の声が喧しい様。衍、広める、拡散する。釐、(記述を)改め正す、釐正、釐改。攀轅、攀轅臥轍(伏轍とも)、立派な官吏の離任を民が惜しんで引留めた故事、処置無しと会話を打切り去ってしまった学者を惜しむ意味として勝手に転用した。 社交網を見渡すと意識高い系と本職の中文専攻が侃侃諤諤の遣取りをしていた。国粋主義に酔っている井蛙に対して神戸の准教授が殆ど適切な返答をしていた。漢詩は誰でもどこでも詠んで良い物であり、似非保守の虚飾ではないと考えている。多分算譜に食わせる為の数拠を収集していたのだろう。人工知能の作文を他人に添削させる輩にはうんざりしている。勿論流されるのも同類である。調べ給え。 _/_/_/_/_/ 文学者が顰め面のケモ画像で喋っていた。論調に似合っていてほっこりした。 鄰韻を意識すると音声的に統一感が出る。規則ではない工夫の範疇の概念である。通韻は鄰同士の韻目を一纏めにして用いる事である。平水韻の多くは広韻の通韻と見做せる。 頼山陽の鞭聲肅肅夜過河の過ぎるは渡るの意味で此の時は平声である。度を越すの時は両用である。どの漢和辞典にも記載がある。 [追記0217]相手の社会的立場を人質に取ったお粗末な人格攻撃と本文を一文字も読めていない雑な引用に依ってインテリぶる。人格攻撃をするならば相互に参照可能でなければならない。即ち鯫生が常々行っているように身元を大まかで良いので曝け出す必要がある。でなければ、論には論で応じる必要がある。尤も、私は○○社のAIですと打明けられても困るのだが。[追記終了]

zekku0094

  菲才獨語、入聲十七韻其七。 鯫生煩編輯。屢將諛匪什。氷期有鳳麟。所以溫風笈。 韻緝(入声)、仄起、五絶。 鯫生編輯を煩はすに、屢諛ひと匪什を將てす。氷期に鳳麟有り。所以に風笈を溫ぬ。 注釈。匪什、詩歌の才能の無い事。氷期、文化の停滞又は衰退期。鳳麟、優れた人物の譬え。所以、ゆゑに、理由を表す接続語。風笈、ぼろぼろになった背負う本箱、昔の書物、断簡零墨の事。 慌てて昨日の言い訳をするの巻。唐代の唐彥謙の題宗人故帖の承句に風笈塵編跡尚餘とあり、響く表現だった為に末尾に使った。 高踏的で鼻に付くのは勘弁して下さい。

zekku0054

  鼠獨語。 大臣言説受嘲咍。謂鹿爲駒莫土臺。抑易調査詞誤謬。携書勿作世嫌猜。 韻灰(上平)、広韻咍、平起、七絶。 大臣の言説嘲咍を受く。鹿を謂ひて駒と爲すは土臺莫し。抑詞の誤謬を調査するは易し。書を携へて世の嫌猜と作る勿れ。 注釈。嘲咍、あざわらい。 駒 ○ 、本来は 馬 ● 。土臺、和臭、基礎や根拠等の意味。嫌猜、気を揉んで信用の置けない様、疑い嫌う事。 二日間漢詩を更新しなかったが今日からまた宜しく。 転句は詩の流れが変わるので、そもそもの一文字は余分だとの指摘は尤もです。但し今回は某氏と其の信奉者をおちょくりたいが為に土台とくっつけました。共謀罪を審議する中で飛出した「抑は基本的にの意味です」との答弁は筆者が嘗て試みた槿は鰈なる命題のこじつけと全く同じ。理解が足らなかったと訂正すれば良いだけの話に何日も費やすようでは問題解決の資質を疑問視せざるを得ない。傲慢過ぎるのだ。周囲も諂って鹿を馬と呼ぶ痴態を晒さないで欲しい。老子によると社稷の主とは国の垢を受ける仕事なのだから自分の些末な誤り位即時謝るが妥当だろう。内輪には補助金を払うのに論理の完成に関心を払わないのは何故か。 _/_/_/_/_/ ご飯論法もいずれ。 面前で恥を掻いて成長する人々も居るのだろう。鯫生もそうかも知れない。数週間人に会いたくなくなるが、旅の恥は搔き捨てと思って。どうせ集合名詞に埋没するだけだから。

risshi0003

  解嘲。 元来右眼盲。毎使像型平。薈蕞挑千載。駑鉛縋八紘。知多書誨諭。恥寡友聯盟。鎭怒中腸冷。疲羸不應賡。 韻庚(下平)、平起、五律。 元来右眼盲なり。毎に像型をして平らかならしむ。薈蕞千載に挑み、駑鉛八紘に縋る。書の誨諭多きを知り、友の聯盟寡きを恥づ。怒りを鎭むれば中腸冷ゆ。疲羸して應賡せず。 注釈。像型、鋳像の型、勝手に詩歌の予想図の意味に使う。薈蕞、雑多な事の寄集め、自己の著作の謙称。駑鉛、劣った馬となまくら、菲才の事。縋八紘、世の片隅に住まわせて頂く。頸聯、箴言をある程度蓄えても多くの人々と協力出来ない我が身を恥じる。中腸冷、悲しみを感じると腸が熱くなると故人は歌ったが、鯫生の場合は強い感情が発露しようとすると腸を冷えが襲う。 應 ● 賡、 酬 ○ 賡、造語、詩歌に答えて続ける事。 立体感を伴う表現が欠けているのは社会経験の不足に違いない。併し、何となく行動しない理屈を捏ね上げてしまう。此の律詩でも具体的な描写は中腸冷くらいで佳作とは評し難い。遠出すると熱鬧に体力を吸われるのだろうか、三日は寝込む。自転車は漕げるので筋肉の疲れでは無い筈なのだが。 組織人超人説もさっさと棄却しなければならない。どうしても神格化してしまう。軈て失望に至る。方向性は真逆だが差別だろう。人種が違うと結論付け勝ちである。 不健全なT4の如き悲劇に酔う凡人に成下がろうとしている。危ない。生活第一。寒暖差で参っているのだろう。 _/_/_/_/_/ ところで、今回の韻は音読みしても分かり辛い。現代音を参照すると mang2, ping2,  hong2, meng2(又はming2), geng1 である。実は声調を考慮しないと冷(leng3)も同じ韻母なのだが。日本語では音楽的心地よさが通じない。此の類を学部入試で問わないだろう。 広韻での制作に挑戦したが、対句が思浮かばなかった為紘だけ隣の分類(耕)である。 平水韻は広韻を整理した版。字の一覧表は細かい響きの差を考慮した並びになっている物をお薦めする。因みに、電子辞書版漢字源では後者も調べられます。106韻目の直後の<>内の文字がそれです。表記が無い時は共通です。

zekku0053

  上都又桃源郷、光照派遊戯札。 静謐鳳凰翲。芬盈飲膳饒。行人毋忘却。現實欲零凋。 韻蕭(下平)、仄起、五絶。 静謐にして鳳凰翲び、芬盈ちて飲膳饒し。行人忘却する毋れ。現實零凋せんと欲す。 注釈。静謐、静か。翲、高く飛ぶ。零凋、しぼみ落ちる、普通は草花が秋に枯れる事を言う。 誘惑に負けそうになる。何故地球上にケモノがいないのだ。

zekku0035

  乙巳年静岡連詩會。 蘭堂気韻譚。機警悦秋蟫。結句無迂誕。應思過日甘。 韻覃(下平)、平起、五絶。 蘭堂に気韻譚し。機警は秋蟫を悦ばす。結句に迂誕無し。應に過日の甘きを思ふべし。 注釈。蘭堂、公の講堂の美称、グランシップの部分音訳でもある。譚、深い。機警、機知、当意即妙さ。蟫、昆虫の紙魚、又、読書してばかりの人を嘲って言う。迂誕、取留めのない事、大袈裟な事。過日甘、今回の連詩の最終行を承けて。 転句の付け具合が不満。 自由詩に造詣が深くないからか専門家三人の閫奥を完璧に理解出来なかった。主宰の捻くれ具合に笑った。小説家とラッパーの言葉遣いが機知が効いていて刺戟になった。貪欲な学習をした二人の成長が著しかった。エピックやリリックに流されがちな挙句近辺も締まりがあった。司会の説明が諄かったが全体としては豊かな三時間だった。ところで「一世紀前の未来派の気持ちいまだ少しわかるよ」なる部分の真意を環氏に質問してみたい。実際周りには拙速を至上とする人々が溢れている訳ですし。鯫生も含めて。 以前中国の現代詩人は韻を敢えて外すとの話を聞いたが、今回古典に対峙する刺客は七五調を避けると仰っていた。定型に囚われている凡人には未知の世界だった。 _/_/_/_/_/ 通例グランシップの広報誌冬号に前年の連詩が載っている。網上で閲覧可能なので興味のある方は是非。 鯫生も連詩を巻きたいので連絡用の頁に記載の連詩用住所までお気軽にお問い合わせください。

zekku0028

  前途、次韻老圃堂。 離殃決出廬。攘臂欲誅鋤。每直無知世。老携恬淡書。 韻魚(上平)、平起、五絶。 殃に離りて廬を出づるを決す。臂を攘げて誅鋤せんと欲す。直と每も世を知る無ければ、老に恬淡の書を携へん。 注釈。出廬、諸葛亮の三顧の礼に因むようで遠い。攘臂、腕捲りする、此の時だけ攘は陽韻(下平)、老子38章で上礼を強制する際の形容に用いる。誅鋤、悪を滅ぼし尽くす。 每 ● 、 雖 ○ に同じ。老、常に、いつも。恬淡、さっぱりとしてこだわりの無い様、虚無恬淡は老荘学派の基調。 晴耕雨読の七絶に和した。起承で余りにも雄々しくなり過ぎたので、後半は和らげた。自ら筆禍に引掛かった。現実で発言しなかったが故の混迷、否、いけ好かない秩序(或いは人工地獄)に終止符を打つ為に少しだけ申上げ仕ろうと存じます。但し鯫生は老害気質なので、飽く迄多様性を包摂する社会へ向けた一意見として提示出来れば幸いだと考えています。それ以上に市井の話から思索の種を獲る詩聖独特の姿勢で臨みますが。 _/_/_/_/_/ 網上の稍殺伐とした言論空間に表れるこの国の実相の一面から目を逸さない人が増えればと思う。仏蘭西語圏の方が拡散していた論語の「子曰、躬自厚、而薄責於人、則遠怨矣。」は勿論心に留めておく。主張するより黙々と実行した方が速いが、上手く折合をつけたい。 暗中摸索を開陳して周囲が善く生きられるのならば、菲才をお見せします。特定の型の非難ばかりだったが、自己開示は遊離型の課題でもあるので少しずつ変えていく所存です。(余り隠していないが。) 交際は足が出るが参加費以上の価値を生出したい。スパゲティを幾らか巻取り消化して頂けると幸いです。鯫生もオムレツを味わいます。

zekku0011

  自哀。 截句能誇詡。其他殫呰窳。駑駘驁驌驦。墨客宜貧窶。 韻麌(上声)、仄起、五絶。 截句能く誇詡す。其他殫く呰窳。駑駘驌驦を驁る。墨客宜しく貧窶すべし。 注釈。截句、絶句。誇詡、大袈裟に言って見せびらかす。 殫 ○ 、 尽 ● 、 悉 ● 、平仄の関係。呰窳、怠けて失敗する。駑駘、歩みが遅く役に立たない馬。驁、あなどる、相手を馬鹿にして威張る。驌驦(馬+霜)、昔の駿馬の名前。 類想を風変わりな韻で調えた。自分用の漢字練習帳。転句を蚍蜉大樹を撼かすにしようとしたが、樹の部分の平仄が合わなかった。然も意味不明。馬を並べたこの句も大概だが。ショーペンハウアーの指摘したように、見慣れない表現に眩惑されて凡作を有難がってはならない。 _/_/_/_/_/ 季節感の乏しい形骸を量産するくらいならいっそと思い始めた絶句。今月だけで十一首でした。来月は秋の俳句を詠尽くしとうございます。気候次第ですが。 _/_/_/_/_/ それなりに重要な告知(別館)