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zekku0243

 [0918遅刻投稿] 西川氏在 TFT 頻道、歌唱 Hot Limit. 一發響繚梁。筋骸欲脱韁。妖精刺戟夏。熱暑使胸昂。 韻陽(下平)、仄起、五絶。 一たび發せば響きは梁を繚り、筋骸は韁を脱せんと欲す。妖精は夏を刺戟し、熱暑は胸をして昂ぶらしむ。 注釈。題名、西川貴教氏がチャンネル The First Take で往年の曲 Hot Limit を歌った。 繚 ○ 梁、 繞 ● 梁が普通、歌声の優れている譬え。承句、逞しい体に黒帯を幾重にも巻いた特徴的な衣装を描写した。後半二句、歌詞からの引用、但し刺戟夏は下三仄。 衣装以上に歌詞の方がコンプラ違反だと思い乍ら視聴した。配信した七月十日の翌日から酷暑日が続いたので一部で夏を連れて来た男と噂された。また、其の暑さを刺戟日と命名した人も居た。 _/_/_/_/_/ [0921追記] 生成人工知能で推敲しようとしたが、鯫生の質問が悪く上手に聞出せなかった。前提の保持と棄却を判断する為の遣り取りが足りていないようで、過不足なく伝える事が出来なかった。数拠を渡すのも遅く対話制限数に達してしまった。機械にとっては大規模資料の読取りに時間を要する訳ではないので早めに提示すべきだった。結局自分で辞書や韻書を調べた方が早い気がする。 現代で生成人工知能を使う技能が求められているのは管理能力や説明能力の鍛錬になるからだと思う。管理職を探すのに適切な手法だと思う。但し、軈て責任を取る事、怨嗟の標的となる事以外の仕事は学習され代替される(ギュられる)だろう。儘ならない。 作譜を学習して厳密に前提条件や分岐を立てられる人でないとやはり使いこなせない。アナログ人間には早かった。 尚、以上は記録保持をしない時の話である。自分に慣れる迄出入力を繰返すのは環境に負荷が掛る為に気が進まない。ローカルは部品が揃わないため構築できない。手作業で表計算に纏めるのが一番早くて確実である。[追記此処迄]

zekku0213

 [0815遅刻投稿] 漿酒藿肉。 全家赬尾魴。戸主若寒螿。卑父醺緹盎。尊於君帝王。 韻陽(下平)、平起、五絶。 全家は赬尾の魴。戸主寒螿の若し。父をして醺せしむる緹盎は、君たる帝王よりも尊し。 注釈。漿酒藿肉、酒を清涼飲料と肉を豆の葉と見做す、豪奢な酒食。赬尾魴、魴魚赬尾、おしきうおの白い尾が赤くなる、疲労困憊の譬え。寒螿、つくつくぼうし。緹盎、酒の事。君帝王、立派な帝王、お飾りではなく確りと君臨している者を指す。 抗酒薬詩篇。 xun1ti2ang4/ jun1di4wang2 と三文字の字母が共通する後半の二句を言いたいが為に先では酒を我慢した。以前も尊卑の対照を用いたが何度見ても飽きない。 _/_/_/_/_/ おしきうおはトガリヒラウオが正式名称だが、網上で魴を検索すると先に的鯛が出る。三角魴が其れらしいが詳細不明なので勝手に授精産卵後の鮭を想像している。尚、魴鮄も竹麦魚も日本の用法で大陸及び島嶼では小銀緑鰭魚と書く。 酒、其の商人と酔客は嫌いだが、作ったり詠んだりする者は面白い。酒の異名だけで一冊の本になる現状は最早文化と呼ぶしかないのである。 [同日追記]wikipediaのダントウボウ(武昌魚)を参照するとどうも日本にも流入したようである。普段は白い美しい鰭である。

zekku0197

  夏日詠懷。 豪吏冥頑多滯淹。歪文蔑殺襯濡霑。乾靈輻射如蒼耳。溽熱糾纏若豨薟。 韻塩(下平)、仄起、七絶。 豪吏冥頑にして滯淹多し。文を歪め襯の濡霑するを蔑殺す。乾靈の輻射するは蒼耳の如し。溽熱の糾纏するは豨薟の若し。 注釈。滯淹、賢者で世に出ない者。襯濡霑、汗取りのぐっしょりと濡れている者。乾靈、天の神、又、陽精のこと。蒼耳、植物名、葈耳。豨薟、植物名、めなもみ。 先日に続き、クリエイト浜松で 「遠州炎帝隱雲簾」 と秀逸な句を呟かれたので同じ韻目で返答した。めなもみは知らなかったが一覧表で発見したので用いた。葈耳(おなもみ)と豨薟(めなもみ)とは機能が収斂している。両方菊科で、前者は棘、後者は腺毛(別名粘毛)があり衣服や毛皮にくっつく。似た生態の差異を男女に譬える命名の感覚は普遍的だと三嘆した。尚、豨の字は両韻とあり、今回は仄字として並べたが、現代では平声が一般的である。 _/_/_/_/_/ 韻について 野暮な記述 を足したが、何かの参考になると幸いだ。 二年前の  haiku0041 の頃から変化していないのが良く判る絶句である。

zekku0179

  氣田汲水、丙午六月。 雲忽到溪流。雷轟雹打頭。與耆纏濕布。闊達忘殷憂。 韻尤(下平)、仄起、五絶。 雲忽ち溪流に到る。雷轟き雹頭を打つ。耆と濕布を纏ふ。闊達として殷憂を忘る。 注釈。濕布、霑衣の意味、医療器具ではない。殷憂、大きな愁い。 確かに驟雨の予報を知っていたが、まさか水汲みの十五分間だけ降られるとは思わなかった。落雷がなかっただけ良かったと思う事にする。梅雨は何処にあるのやら。

risshi0007

  頌。 詩泰斗。突纔黔。驅山畷。側笠檐。時引古。不依占。暄和凛。汝地鹽。 韻塩(下平)、仄起、三律。 詩の泰斗。突纔かに黔む。山の畷を驅け、笠檐を側く。時に古を引くも、占ひに依らず。暄和にして凛たり。汝は地の鹽なり。 注釈。泰斗、芸術の大家。突纔黔、家を空ける事が多く殆ど煙突に煤が付かない。山畷、山間の耕作地の道。笠檐、笠のひさし。引古、典故を引用する。不依占、うらないで決めるような適当な事をしない。暄和凛、穏やかでいて引締まっている。地鹽、マタイ5:13、社会の腐敗を防ぐ者の譬え。 三言律詩を作った。聒聒兒漢詩會では平仄を守れば詩の長短は問わないとの方針。理論だけでは物足りないのでお示しした。詳しくは 四言及び三言の律句について(聒聒兒漢詩會) 。 一文字目と三文字目が常に対になっていて音の変化が少ない。孤平を認めても変化を付けた方が良いかも知れない。二文字目は固定した方が良いだろう。反法、粘法の判定は二文字目と三文字目に力点を置くのが妥当か。 _/_/_/_/_/ 詩歌の場の主導者伴走者になる為に作者の意図に寄添いつつ読みを深める提言を間を置かずに発せられるよう訓練する必要がある。詩会や句会或いは普段の鑑賞の際に少しずつ言語化する習慣が近道か。 _/_/_/_/_/ 聒聒兒漢詩會 の準備が整ったのでお気軽にお越し下さい。参加希望の方は詩会のメールアドレスに雅号・筆名を添えてご応募になって下さい。

zekku0079

  所感關於所謂御宅。 巡禮舞臺天降霰。觀千活畫冬中倦。作詩繙讀忽三年。宅趣銅錢寧足羨。 韻霰(去声)、仄起、七絶。 舞臺を巡禮すれば天霰を降す。千の活畫を觀るは冬の中ばに倦む。詩を作り繙讀すれば忽ち三年。宅趣銅錢寧ぞ羨むに足らんや。 注釈。巡禮舞臺、舞台はロケ、聖地巡禮の言換え、尚、今日は大陸でも聖地巡礼と書く。活畫、アニメーション、明治時代の語ではない。宅趣、オタク趣味、家のおもむきではない。 読書詩作忽三年と浮かんだので整理して転句に据えた。韻は年に近い音を選んだ。 経済調査の対象となるオタクはサブカル系でしかない。旧き良きネット民を懐かしむ。 _/_/_/_/_/ 本日からのぶすま書院一周年展が袋井市民ギャラリーで始まりました。今回は平常運行ですが、皆様との交流を詩に出来たら嬉しゅうございます。

zekku0077

  感慨、平聲三十韻其二十四。 結徒排適評。顯示衆纏縈。我謹于朋友。不祈金滿籝。 韻庚(下平)、平起、五絶。 結徒適評を排し、衆の纏縈を顯示す。我朋友に謹みて、金の籝に滿つるを祈らず。 注釈。結徒、結束の徒、 fascist。纏縈、まつわる、絡みつく。金滿籝、竹籠一杯の金、財貨の有り余る様、韋賢の子玄成も学問によって丞相に上り詰めた為に故郷の鄒魯では「遺子黃金滿籝、不如一經」との格言が残っているとの事[漢書韋賢伝]。 リバティリバティリバティリバティリバティリバティリバティリバティリバティリバティ……。 十二分に伸び伸びとしているのだが、将来が不安で仕方なくなる時もある。

zekku0074

  詠懷、平聲三十韻其二十二。 希文厭仰攀。去鬧纔居閑。脆弱虞無職。喁於桂玉艱。 韻刪(上平)、平起、五絶。 文希にして仰攀を厭ひ、鬧を去りて纔かに閑に居る。脆弱にして職無きを虞れ、桂玉の艱に喁ふ。 注釈。希文、飾り気が殆ど無い、素朴。仰攀、上流階級に取り入ったり婚姻したりする事。鬧、市街の騒がしさ。虞、恐れる、憂える。喁、魚が水面に出て口をぱくぱくする。桂玉(之)艱、食費が高騰する苦しみ。 正月から詠懷は我慢した。刪(上平15)は数が少なく使用頻度の低い文字ばかりで難しい。古来より閑、山、間を多用し特に江戸時代に於いて新鮮味の無い吟が目立つ。杜甫は父の諱を避けて閑を使わなかったので更に苦労しただろう。

zekku0063

  臘月蟄居、平聲三十韻其十八。 寒風鎖北窓。纔耐瑟崢摐。道有逍遙者。閑閑太羨尨。 韻江(上平)、平起、五絶。 寒風に北窓を鎖ざす。纔かに瑟の崢摐たるに耐ゆ。道に逍遙する者有り。閑閑として太だ尨を羨む。 注釈。鎖北窓、北窓塞ぐは初冬の季語だが暖冬の影響で時期を迷う。纔、やっとのことで。崢摐(手+從)、楽器を打ち鳴らす音の形容。逍遙、散歩。閑閑、のんびりと、静かに落ち着いて。尨、もふもふもふもふ。 北窓塞ぐと尨を取合せた句を発表した気がしたが、まだだった。長引く夏は地獄だろうが、喉元過ぎれば熱さを忘れ、冬の快適さを羨む。業が深い。尚、楽器は弾けない。無弦の琴とでもしておいてください。

risshi0003

  解嘲。 元来右眼盲。毎使像型平。薈蕞挑千載。駑鉛縋八紘。知多書誨諭。恥寡友聯盟。鎭怒中腸冷。疲羸不應賡。 韻庚(下平)、平起、五律。 元来右眼盲なり。毎に像型をして平らかならしむ。薈蕞千載に挑み、駑鉛八紘に縋る。書の誨諭多きを知り、友の聯盟寡きを恥づ。怒りを鎭むれば中腸冷ゆ。疲羸して應賡せず。 注釈。像型、鋳像の型、勝手に詩歌の予想図の意味に使う。薈蕞、雑多な事の寄集め、自己の著作の謙称。駑鉛、劣った馬となまくら、菲才の事。縋八紘、世の片隅に住まわせて頂く。頸聯、箴言をある程度蓄えても多くの人々と協力出来ない我が身を恥じる。中腸冷、悲しみを感じると腸が熱くなると故人は歌ったが、鯫生の場合は強い感情が発露しようとすると腸を冷えが襲う。 應 ● 賡、 酬 ○ 賡、造語、詩歌に答えて続ける事。 立体感を伴う表現が欠けているのは社会経験の不足に違いない。併し、何となく行動しない理屈を捏ね上げてしまう。此の律詩でも具体的な描写は中腸冷くらいで佳作とは評し難い。遠出すると熱鬧に体力を吸われるのだろうか、三日は寝込む。自転車は漕げるので筋肉の疲れでは無い筈なのだが。 組織人超人説もさっさと棄却しなければならない。どうしても神格化してしまう。軈て失望に至る。方向性は真逆だが差別だろう。人種が違うと結論付け勝ちである。 不健全なT4の如き悲劇に酔う凡人に成下がろうとしている。危ない。生活第一。寒暖差で参っているのだろう。 _/_/_/_/_/ ところで、今回の韻は音読みしても分かり辛い。現代音を参照すると mang2, ping2,  hong2, meng2(又はming2), geng1 である。実は声調を考慮しないと冷(leng3)も同じ韻母なのだが。日本語では音楽的心地よさが通じない。此の類を学部入試で問わないだろう。 広韻での制作に挑戦したが、対句が思浮かばなかった為紘だけ隣の分類(耕)である。 平水韻は広韻を整理した版。字の一覧表は細かい響きの差を考慮した並びになっている物をお薦めする。因みに、電子辞書版漢字源では後者も調べられます。106韻目の直後の<>内の文字がそれです。表記が無い時は共通です。

zekku0010

  福宜遍。 恒河窮織絍。泫泫孤濡枕。君讀聖書不。娑婆如緯讖。 韻沁(去声)、平起、五絶。 恒河の窮織絍、泫泫として孤り枕を濡らす。君聖書を讀むや不や。娑婆は緯讖の如し。 注釈。恒河、ガンジス川、此処では河口の孟加拉国の事。織絍(=紝)、機で織る事、又、其の人。 泫 ● 泫 ● 、涙の静かに流れるさま、同義の熟語は殆どが○○。 孤 ○ 、 独 ● り。緯讖、未来書、予言書、讖 緯 ● を押韻の為顚倒、 図 ○ 讖も 符 ○ 讖も平仄が合わず。 コの部分には夜の字を置く予定だったが、類義語の殆どが仄声だった為諦めた。宵だけが平声だったが、誤読すると困るので避けた。抑、枕と夜では重複してしまう。 余り脅しても仕方ないのだが韻が揃ってしまった。窮民の負担を減らすには服を大切に着続けるしかない。福祉施設で送迎の遅延に三弗の罰金を徴収し始めたら、却って倫理的な閊えが無くなり思惑とは真逆の結果になったという。料金を払ったら後は野となれ山となれとの考えに対して何処かで歯止めを掛けなければならない。 _/_/_/_/_/ 不を否や未と同じ意味で選択疑問文末に据える時の発音は平声だろうか。確証が持てない。一応大漢和のお墨付きはあるのだが。 同韻に飲鴆止渇の前の二文字がある。道理で偶数句末に見ない訳だ。 結句で卑怯にも比況に頼る傾向がある。 鯫生は無宗教です。黙示録は譬え(と押韻の為)に過ぎないので悪しからず。