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zekku0205

  夏至正午。 颱風一去日燒鬟。退在檐陰苟且閑。暗処突然猫子落。母居棚上睨爛爛。 韻刪(上平)、平起、七絶。 颱風一たび去りて日は鬟を燒く。退き檐陰に在りて苟且閑なり。暗処に突然猫の子落つ。母棚上に居りて睨むこと爛爛たり。 注釈。鬟、髪と書くべきだが韻の問題、母を詠んだ爲としておく。苟且、暫く。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。上平15刪は何回も挑戦したくなる。山の吟が目立つので新風を吹込みたい。 珍しく完全実話。六月の雨の間納屋に間借りしていた猫の親子が台風一過の日に退去したようだ。

zekku0150

  白雨對櫻。 瘴至沛然降。紅花掩北窓。瓣零如樹血。幾歳保髼鬃。 韻江(上平)、仄起、五絶。 瘴至りて沛然と降る。紅花北窓を掩ふ。瓣零つること樹血の如し。幾歳か髼鬃を保たん。 注釈。起句、暖雨や春雨、膏雨と呼ぶものか分からなかった。髼鬃、植物がぼうぼうとしている様、韻は東と江。 昔は花を何度見られるのだろうかと感傷に浸った。今は人より先に樹木が夭折しそうである。世も末よ。 [同日]平仄が逆だったので転句を訂正。

zekku0126

  早春茶會有懷。 每每園中喫抹茶。穆然端座土之家。巨人彊脚存天頂。髣髴將攻裝甲車。 韻麻(下平)、仄起、七絶。 每每たる園中に抹茶を喫す。穆然として端座す土の家。巨人の彊脚天頂に存す。將に攻めんとする裝甲車を髣髴とす。 注釈。每每、草や穀物の生える様、又、後半に描く昏迷の世を暗示する。穆然、静かに考える様、又、和らぎ慎む様。 端 ○ 座、厳密には 正 ● 座。土之家、茶室の名。転句、柴田氏の脚の型が茶室の天辺に(吊るして)あった。髣髴、ありありと見える、まるで~のようだ、恰似と同じように比況に使う語だと思う。 樂土舎の茶会に参加した。三本の蠟燭が灯る中茶菓を味わい設えを拝見した。席主の柴田氏に促され頭上を見ると片脚の型のオブジェが天窓の明かりを受けて淡く光っていた。元は結界(亭主と客の間の仕切)に使う予定だったとお聞きした。一度席主に水を向けて頂いたが、感心して息を吐いただけでお答え出来なかったのが悔やまれる。其の時の心を認めた次第です。明日の座談会も楽しみにしています。 _/_/_/_/_/ euphocracy の陥穽に嵌る自分が不甲斐ない。恐れずに発言致したい。

zekku0108

  現代之皮肉、入聲十七韻其十二。 榖滿豚鷄腯。隆隆筋鐵骨。翺遊刻玉容。輭弱於髡刖。 韻月(入声)、仄起、五絶。 榖滿ちて豚鷄腯ゆ。隆隆たる筋と鐵の骨。翺遊して玉容を刻す。髡刖よりも輭弱なり。 注釈。腯、豚や鷄が肥え太る、肥は主に牛馬に対して言う。翺遊、忙しく飛回る。髡刖、髪切りや足切りの刑罰を受けた人、荘子には足の無い人が登場する。 時間が無い。其れが諸悪の根源。通販の利用を減らしたり、残土を再利用したり、議員や役員の定数を減らしたり、虚礼を省いたり、食事を見直したり、生活にけじめをつけたり、数位解毒したり。害を与える仕事で永らえるならば何もしない方がましである。子育ては血族に限らず周囲で協力すれば良い。資格や制度に頼る度に暮らしは痩細る。

senryu0016

  髡褐の婚活またも坊主かな 髡(U+9AE1,髟+兀,髠とも)は髪を剃るの意味。また、その刑罰も示した。コンカツは粗末な服の剃り窶した人を表す。成分の100%が駄洒落でした。 緇衣が恣意的に戒律を解釈している疑惑は宗教の批評家から度々出る。その中で婚姻を認めるかどうかは頻りに議論になる。鯫生は散聖の妻帯に賛成だ。釈迦迄遡ると渠は法度を全く定めなかった史実にはっとする。善悪は修行者自身に委ねられている。伉儷をなすこと自体が直接は女犯に結びつかない。世継ぎに末代まで供養して貰いたいという檀家の実際的な需要もある。社会制度や医療技術を駆使して姦淫との非難を完璧に躱す方法がないでもない。してみると、所帯を持つのが破戒との謂いはもはや強弁に過ぎない。 色欲を抑えて狂った面々を見ると哀愁を覚える。どうしようもない犯罪行為に及んだ髡豎は許せないが、日照りに遭ってティーンどころか髫齔の魔羅に魅入られた道士見習いは同情の対象にならないでもない。(特に宗教二世で)自身の堕落をまざまざと体感させられて精神病になる男子も多い。見られたくない書き綴りを溜め込むのも致し方ない。但し下卑た詩を朱熹の偶成として流布させた奴は絶許。知らずに「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」と垂れる教員擬きも如何なものか。辞書を参照しない態度が気に食わない。草不可避やアッーーーと同じ不快語であることに考えが及んでいない。無関係だが序でに書く。陶淵明の「時に及びて当に勉励すべし、歳月人を待たず」も授業の成績だけに意識を向けているのならば誤用である。原詩では飲酒を奨める句だからだ。塵寰は無教養を振り翳して雑務強要の怪人ばかりだと痛感する。坊間の書は(特にビジネス書は)斯くの如きが瀰漫しているから視界にさえ入れたくない。巷には渾崙呑棗の凡俗と禍棗災梨とが遍在している。傍観せざるを得ない。 ☆