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zekku0211

 [0813遅刻投稿] 傚寒山詩。 難逃涔旱蝗。不要玉盈堂。齷齪蒸黎貯。欣欣育夥秧。 韻陽(下平)、平起、五絶。 涔旱と蝗とより逃れ難し。玉の堂に盈つるを要いず。齷齪として蒸黎貯へ、欣欣として夥しき秧を育む。 注釈。題名、「土牛耕石田、未有得稲(即ち道)日」の一節に倣って掛詞を駆使した。涔旱蝗、大雨と日照りと虫害。玉盈堂、金玉満堂。齷齪、こせこせする様、心の狭い様、又、不潔な様。欣欣、喜ぶ様、得意な様。夥秧、多くの苗、禍殃と同音。 手広く商っても制御出来るならば問題は無いのだが、往々にして自分の職能を見誤るものである。鯫生は神経質なので勝ち組の筆頭である総合商社には勤められないし経営も無理だ。但し、他人や機械にやって貰った事を自分の手柄とはしないし搾取もしない。

risshi0004

  和韻人虎傳。 侈奢文弱遌風濤。狂疾些癒始得逃。跛鼈無錢心更僻。蒼鷹有績位彌高。漫漫作句稱詩窖。鬱鬱休遊忘富豪。可是既成狼虎類。以亡言語對人嘷。 韻豪(下平)、平起、七律。 侈奢文弱風濤に遌ふ。狂疾些か癒えて始めて逃るるを得。跛鼈錢無く心更に僻なり。蒼鷹績有りて位彌よ高し。漫漫と句を作り詩窖と稱す。鬱鬱と遊びを休め富豪を忘る。是れ既に狼虎の類と成るなるべし。亡びし言語を以て人に對して嘷ゆ。 注釈。侈奢文弱、奢侈文弱を平仄の為に変更した。遌、予想外の人や物に遭って驚く。風濤、世の中の厳しさの譬え。狂疾、精神病。些癒、瘥を使いたかった、残念乍ら完治しないだろう。跛鼈、足が不自由なすっぽん、菲才の譬え。僻、かたよっている。蒼鷹、厳しい役人の譬え。漫漫、だらだらと、此の熟語の時は平声。詩窖、詩歌のあなぐら、多作の詩人。休遊、遊びをやめる、休み遊ぶでは対句にならない。可是、もしかしたら~かもしれない。亡言語、死語や古語。嘷、吠える。 詩窖と富豪の部分の対応が不完全なので直す予定。音声的に近いのだが。 以前の李徴に関する短歌に付した散文で事実に反する事を書いていたので追記した。あの律詩は稚拙で、翻案元に其の儘載っていた作品だった。中島氏の漢詩で良いのは五月五日自哂戯作と題する五律だと思う。 ところで、山月記の時間に高校生に向かって絶句を作る授業を開いたとの論文があるが、何処の学校に一人一冊宛の詩語辞典があるのだろうか。そして、誰一人不自由なく漢字を使いこなせる学級が存在する可能性の低さを甘く見てはいけない。附属高校で試した教育学部の研究者の発表だろうが、もう少し現実的な提案をして頂きたい。 _/_/_/_/_/ 虎は即座に射殺だろうが狼ならばワンチャンあるか。犬科だけに。野心はないアルヨ。 中島氏は天狼を何回か詠まれていた。冬天に凛としているからだろう。 跛鼈も千里。見かけたら手を振ってやって下さいませ。案外楽しそうな様に驚くかも知れません。深刻なようでいて思索及び詩作そのものが遊びと化しているので。放翁が理想。 格差社会に於ける漠然とした不安を払拭したい。其の為にはネガティブを避けず問題を共有、具体化して一歩一歩解決するしかない。米津玄師も言っていたが、不幸になると抽象に落込むのだ。どちらが先かは不明だが一理あるだろう。 鯫生は詩歌や言葉から広がる諸々に支えられてい...

zekku0017

  頌松風、得皮字。 嘉哉芋犬皮。消却一家悲。炯炯三饕餮。應殘鑰扊扅。 韻支、平起、五絶。 嘉き哉芋犬皮。一家の悲しみを消却す。炯炯たる三饕餮。應に鑰と扊扅とを殘ふべし。 注釈。芋犬皮、和臭、菓子名、一名松風。炯炯、鋭く輝く様、此処では饕餮の眼光を言う。饕餮、獸名、食欲旺盛な者の譬え。鑰、鎖、錠前。 残 ○ 、 壊 ● 、そこなう、やぶる、墮(又は隳)は韻の為不可。扊扅(戸+炎,戸+多)、閂、扊の韻は琰(上声)。 芋犬皮の皮で韻を探すと見慣れない字が。戸垂れに多だ。エンシで扃関の意味。早速使ってみた。転結で三人の大食らいが居るので封じても無駄だろうと詠う。皆健啖家で倹約家なのでエンゲル係数が高い。題名で松風を頌めるとあるが、言葉遊び。音符を揃えた。ショウは準一級の中で正解率が低い。否、松風と犬皮は違うと仰る和菓子職人の方々には申し訳ない。 よきかな、うまきかなと詠嘆するよりは地名を容れたかったが、土佐も土州も高知も四国も平仄や韻の問題があり嵌らない。支韻字は沢山あるので句末以外に紛れないよう神経を尖らせた。尚、詩作中に却下したのは知、飢、之、児、墮。何十句と到底する時は役立ちそうだが、絶句では却って少ない方が簡便だ。