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10月, 2026の投稿を表示しています

haiku0416_haiku0417

  曰 のたま はく付きの我なり雨の月 仲秋の満月は9月27日(旧8月17日)だったが、其の翌日社交網に投稿した句。いわくつきとの表現が定着しているが、いわくを尊敬語に代えて偉い人から目を付けられる事態にしてしまった事を指している。また、論語等の昔の偉人の引用でしか語得ない不甲斐ない自分を表すとも取れる。何れも雨月に似合っていると自信がある。 蛸壺に入るしなやかな身を得ばや 「しなやかさあらまほし」でも一向に構わないのだが、他人に求めているようにも読めてしまうので厳密に言葉を詰めた。蛸壺の狭苦しさを嘆いたり非難したりする言説は溢れるが蛸壺の中で安らかに暮らしてみたいと羨む句は見た事が無い。安堵出来る場は誰にでも必要であると遠慮していると結局は自分の居場所が無くなるのだが、もう、それでもいい気がしてきたような。

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  詠懷、答詩。 單眼巨人聞鳥歌。欲逃淫雨暫留窩。醯鷄蝟集敎狂亂。拔去光苔投伏魔。 韻歌(下平)、仄起、七絶。 單眼の巨人鳥歌を聞く。淫雨より逃れんと欲して暫く窩に留まる。醯鷄蝟集して狂亂せしむ。光苔を拔き去りて伏魔に投ず。 注釈。答詩、 浜風文庫掲載、工藤氏の『長い雨』 に答える。單眼巨人、サイクロプス、此処では特にポリュペモス。淫雨、長雨。窩、洞穴。醯鷄、ぬかか、かつおむし、小さい羽虫。拔去、くさぎる、毮る、初めは薅盡としていた、薅の解説に手で草を除く(抜去)とあるが辱(大はまぐりの殻を手で持つ様)を含むので何となく違和感があり、平仄も現行案が調和するので改めた。光苔、ヒカリゴケ、普通漢詩では水に濡れて光る苔を指す。 結局鯫生の行いは勝手に尊敬した人に作品を誤読された事に由る連鎖的な怒りが引起こした。表現者、批評家、藝術家はもっと超然としていなければならない。其の為には他人に期待しない。自知と自制が必要だ。 _/_/_/_/_/ 酬和は善い。窘めを含んでいても詩を読取ろうとする好奇心が怒りや煩悶を押退ける。