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お知らせ(最新投稿は次です)

出展予定

  のぶすま書院二周年展 8月下旬、袋井市役所2階袋井市民ギャラリー 詳細は こちら(別館) 。 詩丼改 9月27日(日)、はままちプラス(遠州鉄道新浜松駅隣接) 詳細は こちら(主催者の頁) 。 **この画像の複製、印刷はご自由にどうぞ。

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  垢離夢中。 盛夏沐龍湫。身涼拂杞憂。愛風交與友。曷着黑貂裘。 韻尤(下平)、仄起、五絶。 盛夏龍湫に沐す。身涼しくして杞憂を拂ふ。風を愛し友と交はる。曷ぞ黑貂の裘を着んや。 注釈。題名、五里霧中に掛けて斎戒沐浴三昧を言う、禊や垢離は和臭。龍湫、龍の棲むような淵と滝。黑貂裘、高級な礼服、尚、水垢離や滝行には簡素な白衣を用いる。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。水、火、又はこれらを含む漢字で押韻だったので使った。 連日の猛暑に涼を差入れる。油山寺で滝行したい。

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 [0731遅刻投稿] 詠懷。 洞見無癥結。將來望未決。欲休攘臂扔。燮燮繙鴻烈。 韻屑(入声)、仄起、五絶。 洞見すれども癥結無し。將來の望み未だ決せず。臂を攘げ扔くを休めんと欲す。燮燮と鴻烈を繙く。 注釈。癥結、腹中のしこりやできもの。攘臂扔、腕捲りして引く、老子に上禮...則攘臂而扔之とある。燮燮、次第に。鴻烈、列子の別名。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。 他人への批判は先ず自分を直撃する。其れを実行出来ているかどうかを判断して世の中に問うべきかを決める。最近は難ずる事が多く olds(報道) に支配されている。丁度岩波文庫の列子が増刷されたので腰を据えて読んでみようと思う。道家思想を修める上で老荘列淮は必須だろう。 _/_/_/_/_/ 熱波で動けなかったが市役所での展示と詩丼改が近いので作業を追込む。詩債も返済しなければならない。土用が明けてから動くのでは間に合わないだろうから。

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 [0731遅刻投稿] 社交網上虚像。 宛然羅生門。震禍暑焦臀。不少民疑懼。無餘難洗冤。 韻元(上平)、平起、五絶。 宛然たり羅生門。震禍と暑と臀を焦がす。民の疑懼少なからず。餘り無くんば冤を洗ひ難し。 注釈。宛然、丁度そのようである様。羅生門、芥川龍之介の小説。焦臀、尻に火が付くの翻案。洗冤、濡れ衣を雪ぐ。 社交網上では情報農場の生産物で溢れかえっている。泥棒を心配する必要は無い。抑一度被災すれば財産は無くなったようなものなのだ。電視に映る車庫から助け出された男性の超然とした様が思出される。高潔な精神を持つ人と随うべき心を正確に見出す日本人の性質を未だに信じている。

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 [0731遅刻投稿] 夕立。 抱袋出書林。驚雷使啞瘖。小人無奈雨。檐下腹涔涔。 韻侵(下平)、仄起、五絶。 袋を抱へて書林を出づ。驚雷啞瘖せしむ。小人雨を奈ともする無し。檐下に腹涔涔たり。 注釈。啞瘖、おし黙る。涔涔、脹れて痛む様、しんしん、しくしく、普通頭涔涔と熟語する、他に憂える様、雨の降る様、涙や汗の流れる様、曇って暗い様等の意味もある。 づッ囙フの一割引券を使ったが雨に降られた。家を出る時に窓を閉めておいて良かった。

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 [0730遅刻投稿] 句会の弁明。 ゆくゆくと涼しく揺らぐ 苦窳 くゆ を悔ゆ ゆくゆくは遠慮せずに進む様。ずけずけ。又、心の動揺する様。万葉集の用例の意味は不明。苦窳は陶磁器等の歪み。漢音で「こゆ」とする方が一般的。クリエイト浜松での 或る投稿 について。この場合は切子だが似たようなものだろう。室町時代の臨済宗の僧侶竜湫周沢の著書随得集に「爰観古兮陶器無 苦寙 」とある。出典とされる韓非子五蠹篇に「是故亂國之俗...其商工之民、修治 苦窳 之器、聚弗靡之財、蓄積待時而侔農夫之利。此五者、邦之蠹也。」とある。生成人工知能を使った情報転売も「蓄積待時而侔農夫之利」に当たる。鯫生は筆耕者である。せめて孫引きするな。諸君は大卒以上が殆どだろうから申すが、原典を当たる重要性は大学で先ず教わる筈だ。 臭き捨て句材切れたり草熱れ 文字通りです。ネタ切れ。 加州の果樹園のサンドレス女装 世界有数の水平(横ずれ)断層 (transform fault) サンアンドレアス断層でサンドレス女装なる駄洒落。絵面は面白そう。倒置すると律が調うかも知れない。

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 [0801遅刻投稿] 老子遺訓。 汝若欲牽絲。敎嘗錦茘枝。甘心於業厄。不惑亦無私。 韻支(上平)、仄起、五絶。 汝若し絲を牽かんと欲せば、錦茘枝を嘗めしめよ。業厄に甘心せば、惑はず亦た私無からん。 注釈。牽絲、結婚の相手を決める。敎、使役の助辞は平声。錦茘枝、蔓茘枝、苦瓜。甘心、喜ぶ、甘んじる。業厄、前世の報いとしての災厄。 蔓茘枝の苦さを楽しめるならば初めて共に天下を語るに足りるだろう。庶民を慮ればこそ狼煙を焚かせる事も無かろう。直系を名乗る愚か者が国を乱してさぞ残念に違いない。 _/_/_/_/_/ 命令するよりも教えるのが鯫生の流儀ではある。気が短いので中々上手く行かないが。

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  熱帯夜聞袋井遠州花火。 原川遠煙火。復獨感轟雷。邑暫如京兆。人車乍没垓。 韻灰(上平)、平起、五絶。 原川の遠き煙火。復た獨り轟雷を感ずるのみ。邑暫く京兆の如し。人車乍ち垓に没す。 注釈。原川、原野谷川。獨、一人で~しただけである。京兆、都。垓、天地の果て。 袋井の広域が混むのは花火大会と秋祭りだけです。断言出来ます。寝込んでいた為に今年も見逃したが大玉の炸裂音は余情を掻立てた。来年は会場に赴いて煙臭さを堪能したい。 _/_/_/_/_/ 原野谷川を詠む時は常に平の位置になってしまう為に未だに原水を使った事が無い。

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  夏日詠懷。 豪吏冥頑多滯淹。歪文蔑殺襯濡霑。乾靈輻射如蒼耳。溽熱糾纏若豨薟。 韻塩(下平)、仄起、七絶。 豪吏冥頑にして滯淹多し。文を歪め襯の濡霑するを蔑殺す。乾靈の輻射するは蒼耳の如し。溽熱の糾纏するは豨薟の若し。 注釈。滯淹、賢者で世に出ない者。襯濡霑、汗取りのぐっしょりと濡れている者。乾靈、天の神、又、陽精のこと。蒼耳、植物名、葈耳。豨薟、植物名、めなもみ。 先日に続き、クリエイト浜松で 「遠州炎帝隱雲簾」 と秀逸な句を呟かれたので同じ韻目で返答した。めなもみは知らなかったが一覧表で発見したので用いた。葈耳(おなもみ)と豨薟(めなもみ)とは機能が収斂している。両方菊科で、前者は棘、後者は腺毛(別名粘毛)があり衣服や毛皮にくっつく。似た生態の差異を男女に譬える命名の感覚は普遍的だと三嘆した。尚、豨の字は両韻とあり、今回は仄字として並べたが、現代では平声が一般的である。 _/_/_/_/_/ 韻について 野暮な記述 を足したが、何かの参考になると幸いだ。 二年前の  haiku0041 の頃から変化していないのが良く判る絶句である。

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  余分な配達を擺脱せるを余聞す 広告とは別にタウン メールとか未だ謳うん 鴻鵠やきて臥雲せよ 銘誄を書かせ給うな 配達地域指定郵便について 公式 では「DMやチラシとは違うユニークな媒体」と謳うが、 郵便用語集 タウンプラスの項に「チラシを郵便だと会社が嘘をつき、配達員にもその嘘を信じ込ませようとしている」とある。風と雪の冊子がベルーナやトラピックスと異なるのか。只でさえ過酷な労働環境にあって端金で宣伝を流そうなど虫が良い話だ。当然印刷会社にも負荷が掛っている。この国は広告代理店に甘い。技術-言語的自動作用の皺寄せは必ず現場に降掛かる。俱露血苦な事実が満溢れているので皆は目を逸らし明るい物語を求める。こうして euphocracy は貧困の再生産の機構として君臨するのである。二割程度の不便、不快、不幸を受容れるだけで誰かの生活と生命を救えるのだが。 _/_/_/_/_/ 改めて euphocracy の造語を検討したが語源が不明な点が心残りである。 euphonic(耳に逆らわない) と euphotic(光がよく当たる) と euphoria(多幸感) との総てを含んだ -cracy(社会体制) なのである。 以前調べた時は MTG の札の情報が並んだのだが、今回調べても出てこなかった。 Power of goodness 云々とあった気がする。

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 [0725遅刻投稿] 溽暑終日不能動。 連日驕陽散積雲。淫嘗氷菓失金員。明高廈底奔街道。暗冷房中弄古文。抱擁老爺蚩女笑。阿從少艾美男豶。讁仙詩聖非權貴。與友清談臨夕曛。 韻文(上平)、仄起、七律。 連日の驕陽積雲を散ず。淫らに氷菓を嘗め金員を失ふ。明るき高廈の底街道を奔る。暗き冷房の中古文を弄ぶ。老爺を抱擁する蚩女笑ふ。少艾に阿從する美男豶す。讁仙と詩聖と權貴に非ず。友と清談して夕曛に臨む。 注釈。驕陽、ギラギラ輝く太陽。淫、度を越して、要するに食過ぎ。金員、お金。高廈、高層ビル。蚩、醜い。阿從、阿諛追従。少艾、少女。豶、去勢する、宮刑の宮に同じ。讁仙詩聖、李杜。夕曛、夕日。 クリエイト浜松で或る方が 「天際飛騰狂烈浪、地平埋没積乱雲。」 と詠われたので、酬和致した。丁度此の対句は積乱雲(仄仄平)の部分以外は平仄も合っていたので奇峰雲(仄平平)と読替えて「明炎日下奔街道、暗冷房中弄古文。」と続けた。お応えした聯を少し弄って七律を拵えた。どうしても他人の栄華が視界に入って惑うが構わずに詩を積上げたい。 _/_/_/_/_/ 因みに弄んでいた古文とは𠥫、𠥧、𠥩、𠥪、𠥬。立体的な箱構である𠥓が格好良い。( 原文はこちら )