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  会見を避け嘆かひけむ海硯の網録消えて壊憲進む 憲法記念日詠。憲法を壊す一派との記述は十年以上前の安倍政権を批判した憲法学者の文に見える。その後、極右の論客が五年程前に護憲派は寧ろ壊憲派と呼ぶべきだと流用している。言説の是非はともかく、改憲派を同音で捩ったのだから、護憲派に対しても同音や類音で捩る位の芸は欲しかった。非常用漢字だが候補には忤憲派がある。ユーモア欠乏症だ。 誰が為の説や自由で開かれたインド太平洋ブロック経済 或いは enclosure 囲込み。 通商圏を区切るのは結構とするが、政治の言説は実態に即するように。恐らく自由で開かれたとは支配的な主導者を据えない事だろう。富の極端な偏在を防ぎたい。市場における不平等の是正を目指すと表現するのがまだ理念と実態に近いのではなかろうか。勿論日本も収奪してはならない。 尚、ブロック経済の語は共通の通貨圏での交易を言うが、金融資本主義では通貨でさえ商品である。現代では寧ろ植民地と化した市場から他勢力を排除する性格を強調すべきだ。 経済の自由主義は座礁した。嘗て唱道した者がこれを認め検証しなければ専横の標語に使われ続けるだけに違いない。再審法改正を拒む検事と同じである。

yokudari0134

  青息吐息 煽らん意図は無きものの 片親パンにあののものの 青狩りの共感主義者に 肩落とす理性の獣 若干の字余りで脚韻は文法韻。 クリエイト浜松で詩人は論理の無い戯言を用いて冷笑してばかりとの投稿があり結構考込んだ。アリストテレス論理学への言及もあり、詩には論理とは別の筋が通っているとの主張もあった。文体の生成人工知能らしさへの揶揄や感情的な反応もあった。記号-金融主義への抵抗だとの弁護も諸氏の詩論を提出する向きもあった。最終的に蜂起の本文へ回収される。詩人の皮肉について、裁きではなく癒しなのだとビフォは述べている。鯫生は封印された差別語の幾つかは当事者の溜息も含んでいる事実に思当たった。片親パンを例に出したが、他にガイジも障碍者の自嘲だった。生き辛さの嘆きは往々にして情動的共感を叫んでばかりの輩に蹂躙される。この類を青息狩りの共感主義者と名付けた。鯫生を初め認知的共感即ち相互理解を求める声は根強い。例えば miku氏の私は認知的共感を求めている【発達障害ASD】 である。序でに共感主義者は結束主義と親和性がある。民主制を押しのける習性も掛けて青狩りと申上げた次第です。 詩についてべらべら喋るのは野暮だが零したくなった。 _/_/_/_/_/ 他人を理解する試みは自分が味わえない人生を追体験できる貴重な機会だと思う。 [0503追記] 原文を見付けたので貼る。The madman is not the man who has lost his reason. The madman is the man who has lost everything except his reason. 感情で動くのは人間だけである。少なくとも思考の自動化、省力化を感情と錯覚しているのは人間だけである。 _/_/_/_/_/ 数日手が回らなかったが順次埋めます。

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 二周年自選集(時系列順) 2025年 5月 歯車は花形螺子にさへ成れぬ夜勤漸く終りて思ふ tanka0041 修司忌や書も街並も画面越し haiku0271 贖罪の小説をこそ青葉雨 haiku0273 サーバ部屋麦克風より麦の風 haiku0277 灘文字を贈る黄髪母の日よ haiku0278 冷戦の狭間に於ける亜流じゃん劣等感に苛まれをり tanka0042 いやマジさ 麦酒 ビヤ は微痾だに癒すまじ senryu0056 乱れ鳥てんてこ舞の古古古米 senryu0057 6月 着包みをカスタムしける関税局 senryu0058 鮐背のネット・テレビを奪いたい senryu0059 追尾走出来ぬ山路の月見草 haiku0300 商人が十人寄れば転売屋 senryu0060 キャンパーのダンバー数は三足らず haiku0305 掲示場愛犬ずらりてふ惹句 senryu0061 スパゲティスパスパ啜り昼寝かな haiku0307 長寿より異世界転生請ひ茅の輪 haiku0312 7月 夏の虫詩篇の染みとなりにけり haiku0313 立て板に水は侘傺の谷を見ず senryu0063 七夕や緯書の刻限二日前 haiku0318 至多の飢えも上下も金もない所ニライカナイがどこかにないかな tanka0051 冷房の効かぬ歌論に招かれぬ haiku0319 釣銭の無くんば額面価値は無し senryu0064 我が国はパソコンの無き駄サイクル senryu0065 アロハシャツ今日もふんわりゼノフォビア haiku0325 魔王軍新人紹介「晩輩はバンパイアです」惨敗汗背 tanka0053 十五拍動詞解せり谷崎忌 haiku0334 8月 来し方の己心と語る木下闇 haiku0336 ネトゲより寝とけ穢土是は金と下衆 senryu0068 白壁の逃ぐる光や秋の色 haiku0346 札抜きの 悪 ワル あり 溝 どぶ の揚ポテト senryu0069 学友の捲る頁に後れまじ haiku0349 残暑光宿る白栲浜松の鴨江の館にはたはたとあり tanka0056 吾輩は恒に 穴開靴下 Anarchist King senryu0070 系統外寄生生物鶏頭花 haiku0351 濡れ手もて嘉禾大笑の米相場 senryu0071 返歌 門構しか判らない舊字體關聯するのはなん...

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[0503遅刻投稿] 三年目最初の投稿が月末恒例となってしまいつつある句会の弁明です。 遠霞遠人愛の 遠 をち 零れ 遠人愛は鄰人愛に代表される基督教精神の堕落をニーチェが批判した概念。自分への見返りがなくとも時空を隔てる人の為に動くのがより崇高だとの意味。落零れに関しては浮きこぼれなる語を聞いた覚えがあるが、何となく気取っていて好かない。其れよりかは遠くへ零れてしまうと謙った方が自然で肩肘張らない表現のような気がする。対義語ではなく同じ音である事も重要。 寒食に庭一杯の花の香を 鯫生は十日程度ならば煮炊きせずに暮らす準備がある。精神病の調子で店に行けない時の為である。最近は余りないが念入りに。 刺されても吸はれても咲け月桂樹 どこかにカイガラムシに寄生された月桂樹の絶句があったと思うのでそれをご覧になって下さい。

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  遠慮、去聲三十韻其十三。 飧饔多膾炙。零食嘗甘蔗。解渇直防飢。皆抄於烈夏。 韻禡(去声)、平起、五絶。 飧饔に膾炙多し。零食に甘蔗を嘗む。渇きを解きて直ちに飢ゑを防げ。皆な烈夏に抄められん。 注釈。飧饔、夕食と朝食、食事。膾炙、なますとあぶり肉。零食、間食、又、食事を零す。甘蔗、さとうきび。解渇、渇きをいやす、喉を潤す。抄、奪う、強権を発動して家探しするような感じ。 全て人類が招いた事。金融資本主義は恐らく地球を捨てて宇宙に旅立つだろう。ウイルスの挙動である。太陽系を抜けても1+=============……と永遠に入力し続けるのだろう。

yokudari0133

  深層学習 コンピュータには力碁と 今は昔の格言よ 忌まわしいのはモーラごと 混入させるお空ごと 接近戦や死活に弱いとの評価だったが、魔王を粉砕して最早勝てないと悟らせてしまった。 蜂起読書会で脱領土化(deterritorialization)が長いのでお空ごと(celestiality)なる語を提案してみた。 セレッシャル [0429訂正]セレスチャルには天上の、至高のとの意味があるが、地に足のついていない最新の物事全てへの批判を籠めた。生成人工知能が典型。天恵との勘違いには呆れるばかりである。あれは知恵の窃盗犯でさえない。剽窃も満足に出来ない氷雪の空に棲む痴能よ。 母体や身近な人々から離れた言語習得を見直す必要がある。具体を指示語を使わずに描写する訓練には俳句などが適切である。作文と観察と思考の能力を高めればポチョムキン理解には自ずと負けないだろう。

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  泯泯たる弥生 登呂遺跡の時の邑で トロイ戦争の最中に トロ伊勢海老に騒ぎたる とろい成人が居たのか 頭韻のみ。居たのか(反語)。 縄文と弥生と現代の叡智が混在する時代を生延びるのが楽しそうだ。皆貫頭衣でそれなりの食事をすれば良い。そのような団体も散在するらしい。 農家でさえ金融資本主義の陥穽に嵌る。作物を出荷しないと食上げだから高い金を払って梱包材や機械や種無し品種の種を買入れる。其の手間と時間で別の作物を育てたり地産地消を進めたりすればよい。政府の標語でもある訳でして。

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  迷歯類 遠江風切る荒ち男 捨て難き鰭付くイクチオ ステガの追慕 幾入 トートロジー吸える黒潮 迷路歯は琺瑯質の放浪から言う。現在は亜綱の一つとしては使わない学術語のようである。 迷歯が齢に迷うと読めるので詩にしてみた。Si 社会は疲れる。 韻を無理に合わせてしまったかと思い調べると、イクチオステガの切れ目はこの改行であっているらしい。驚いた。

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  反知性 李世乭の烏鷺の構想 為政者の慕う糠糟 威勢の良い声と思い 五十背取る機械を壊そう 蜂起で1977年を取上げていた。喜劇役者の没年且つ情報産業元年とあった。ここ十年での似た出来事は前者が志村忌、後者が棋王の敗北。実際の戦争をしても心が動かないのは日常に苦楽の均衡が無いからだ。我々は一体何に人生を費しているのだろうか。 _/_/_/_/_/ 「近鄰の書店の専門書の棚がビジネス本に変わっていた。食料を買い込み過ぎた。」と某所に書いたら羅甸語で書込みがあった。曰く、目一杯称え、筋を通して批評せよと。褒めも咎めもせず、ただ己の愚行を記しただけなのだが。或いは新興宗教とマンガとビジネス本と参考書を商う地方の本屋をあしらった事を注意したのかも知れない。興味の持てない者に一番辛く応じてしまうと誰かも著していた。

yokudari0129

  困った古米 報道さも大黒舞 安売りの触れ靡くまい 弥助で商人匿い 邦帑害う備蓄米 最近米価の底値を頻りに報道している。訝っていると知人から耳を疑う情報が入った。 国内産米穀の政府買入れのお知らせ(農水省) 。値崩れに先立って買う愚行。更に資料には入札及び落札価格が不記載。昨年は64万瓲を放出したが、4月14日に1.1万瓲余り買戻した。7千瓲がTPP何とか用なので実際は雀の涙かも知れないが疑わしい。第二回は4月28日の予定。 石油確保に見通しが立たない中、保管費用即ち電気代の高騰を見込んで売りに走る直前に動いてしまった。経済音痴である。何も市場を理解していない。史上稀な私情至上主義よ。 金儲けは結構だが最早地球は持たない。人為的自然災害は資本家にも平等に降掛かるのだ。 _/_/_/_/_/ [0504追記]気付いたら二回の落札が合計16万瓲に垂としている。令和八年度の落札予定に達した都道府県が21/28になっていた。年度が始まったばかりなのだが。

yokudari0128

  袋小路 塵袋値上がり前の ごみごみとした店舗内 五人扶持家小構えの 護民官ぞ今は無き 値上がり前の買溜めに乗遅れた。大20袋が税抜279円になっていた。併し、鄰の店を見ると229円。どうやら製造元が違うようだ。当然難平に走った。 [0424追記]1.5倍程高い物を摑んだ模様。更に難平した。

zekku0159

  讀第九條有所感。 飛機惨殺朋。粉碎斗渠塍。兵痞炮包拯。公須以法懲。 韻蒸(下平)、平起、五絶。 飛機朋を惨殺し、斗渠と塍とを粉碎す。兵痞は包拯を炮る。公須らく法を以って懲らすべし。 注釈。飛機、飛行機、ドローンも含む。斗渠、細い用水路。塍、畦。兵痞、軍部の弊習に染まった古参兵、又、若者を攫って軍に売るならず者。包拯、北宋の政治家、公平な裁定で知られる。 文治体制はあっさりと崩壊してしまった。結局大本営発表と変わらない機械的な金融関係者の空理空論に痺れを切らした怒れる力に蹂躙される運命だろう。自業自得で特に悲しみは無い。但し、戦争で最終的に得をするのは金持ちである。電気信号で生かす余力は無いのに。 [0423遅刻公開]

yokudari0127

  目を皿にする 止まぬ雨四月の墜栗花 八巻の功徳捨ててつい 病押して頓の追利 ヤマザキ春のパンまつり 梅雨入りが四月とは誇張だが、近年纏まった雨が無い。菜種梅雨も走り梅雨も本梅雨も区別出来ない。ならば此の表現も強ち外れていないかも知れない。 八巻とは鳩摩羅什の訳の巻数に由来する。入院中の暇潰しだった。 (値段)*1.5/100<(点数)の麵麭を漁る迷惑な客。体を崩すので程々にしましょう。 [0423遅刻投稿]

zekku0158

  詠懷、去聲三十韻其十二。 梟雄興疢痗。以世爲蒲簺。火海曷年消。蒸民當詬誶。 韻隊(去声)、平起、五絶。 梟雄疢痗を興し、世を以って蒲簺と爲す。火の海曷れの年にか消えん。蒸民當に詬誶すべし。 注釈。疢痗、熱病と鬱病、此処では剰欲や憂鬱の意味。蒲簺、博打、遊戯。詬誶、責罵る。 久し振りの連作。疢痗と火海の字面が似ていて満足。