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zekku0186

  龍脈。 煒長龗。通夜衑。偸賞覿。返柴扃。 韻青(下平)、平起、三絶。 煒く長龗、夜の衑を通る。偸かに賞覿し、柴扃に返る。 注釈。龗、龍、又、神。衑、道。賞覿、鑑賞。柴扃、あばら屋。 第二回聒聒兒漢詩會に提出。 韻の一覧から知らない字で作文した。特に意味は無い。 _/_/_/_/_/ 今日は今月末締切の漢詩大会の二つに応募した。網録に掲載する予定だったが為に詩債が其の儘であり落着かない。それは別として、冊子が届くのが楽しみだ。 断食月第三号の散文が定まらないが、適切な疑問提起をしたいと思っている。詩と金融の主題に相応しい漢詩と其の反歌は六月初めに清書してあるので、締切の明日にはご提出する。 蓉堂居士の俳優美輪明弘六月二十日死行年九十二有感賦詩 を読んだ。

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 6月句会の弁明。 黴雨の市華美なキャビネの映えてをり 月見の紙マルシェを詠んだ。商才の無さに因る門前雀羅に愕然とした。千客万来の内閣染みた向こう側へ若干のやっかみを籠めて黴を生やしてみた。キャビネ (cabinet) はキャビネ判即ち写真の大きさの事で更に紙と続けるのを躊躇したのだが多義語だった為に通じなかった。「黴雨の市華美なキャビネの紙映えて」と思切った方が良かった。実際にはありそうで無かったが、陳列用の飾り棚や小洒落た部屋も想起する。て切れと季語に鬱屈が滲んでいる。 まったり談笑するのが一番楽しいので満足している。但し全体として見た時、客層が固定化してしまうと Capital Corrective (首都の資本による修正)の焼増しでしかないとは懸念している。尤も紙マルシェであって書肆ではないのだが。 鼻濁音出だす口より枇杷の種 鼻濁音の字面は非常に汚いが耳に快い。自然な韻を踏んで裏切る文脈になったので良かった。上品さと素朴さとが入混じる其の人と共にする果物の美味しさを描写出来た。 父の日の型録破り捨てにけり ボツにした句。詳細は zekku0178 へ。 父と子の向かひ合ふ名や慰霊の日 流石に前の句では味気ないので替えた。6月20日の報道特集で丁度流れていた。軍機保護法の苛烈な運用は沖縄をも蔽った。疎開先の山から一時的に降りただけで間諜と疑われ時には拷問され死に至ったと言う。飢えと日本軍の冷酷さに抗議したのか耐えかねたのか時と所を別にして自害してしまった祖父と叔父の名が慰霊碑に向かい合って記されている。女性がしみじみと回顧していた。 父と子の対面からは想像し得ない展開と鎮座する季語に戦争の重々しさを感じる。 _/_/_/_/_/ 鯫生の句を分析すると、下五に季語を置く句が圧倒的に多いだろう。連作中は季語の位置を散らしているが一句だけだと後ろに落着いてしまう。下五の三分の一が上五で、後は百に二、三だけが中七だと思う。 自分では習熟していないが、中七に季語を挟むと軽みがあって面白い。下五は荘厳になりがちだ。上五は安定感があるものの凡庸になり易いだろう。もう一度頭を確認したくなるような詠は稀である。

yokudari0159

 [0628遅刻投稿] 人衆則食 名に三千字は多くて 小さき漢字は憎体 地裁の決定温てえが 何さと嚙みたき勒犬 題名は淮南子説山訓から。人衆則食狼、狼衆則食人。 大阪地裁の判決を承けて人名用漢字に勒の字が追加された。九年前の渾の字に続いての登録である。此れで戸籍の名前に使用可能の漢字は全部で丁度三千文字になったという。誰が轡、絆等を漢字に使うのかご説明願いとうございます。 「貝勒」を発音し意味が解る人が半数を超えれば一般的と仰って差支えないがどうか。 一層の事、日本工業規格(JIS)第二水準迄許可して公の字体を設定すれば文芸の振興に役立つと思う。もう漢字を入力するのに繁体字の書体を埋込みたくないのだ。

zekku0185

  詠懷。 腦小倦贏輸。恬然眺兎烏。何如阿堵缼。莫復策罷駑。 韻虞(上平)、仄起、五絶。 腦小にして贏輸に倦む。恬然として兎烏を眺む。阿堵の缼けたるを何如せん。復た罷駑を策つ莫かれ。 注釈。贏輸、賭博の意味で用いる事が多いが、競争社会を言う。兎烏、月日及びその経過。阿堵、お金、又、目玉、阿睹とも。 第1.5回聒聒兒漢詩會提出。車と馬の両方を使った。 鯫生に欠けているのは視神経の接続であって目玉其の物ではないが似たようなものか。脳味噌も縮んでしまったので誰かに解剖されることが無いのは幸いか。

zekku0184

[0624遅刻投稿] 路上演劇祭。 聽了即興詩。放音還靜思。休呑輝咳唾。我覓子駓駓。  韻支(上平)、仄起、五絶。 即興詩を聽き了はり、音を放ちて還た靜かに思ふ。輝く咳唾を呑むを休めよ。我を覓むること駓駓たり。 注釈。浜松路上演劇祭の詩。放音、録音を再生する事だが、此処では詩句を思起こす意味。駓駓、馬の駆ける様。 第1.5回聒聒兒漢詩會の為に五月末に書いた詩だが、本屋と六弦琴弾きの譬えを復た回顧している。「吾言甚易知、甚易行、天下莫能知、莫能行。[老子70章]」と思っているのだが、伝わらない。挙句の果てに論破していると取られる。論破なぞ相手を頑なにさせ、緘黙させるだけで有害な行いでしかないのに、其れを好む人と見做されてしまう。高卒瘋癲の鯫生に分かる事なのだから高等教育を終えた若者が過半数の社会ならば誰でも分かる筈なのだが。やはり、経歴は経済状況及び組織順応力の指標でしかないのか。うんざりする。 _/_/_/_/_/ 最初は解り易く話すべきと思い工夫していたのだが無理だった。 鯫生が解らない文章は例えば現代史だろうか。「革命的な、あまりに革命的な」は書いてある文字の意味が不明な所は無いのだが、行間を満たすだろう当時の空気が欠落しているために読込んだ気がしないのである。人生経験が足りないのだろう。あんなのはまっぴらだが。 ケモショタの出ない現代が舞台の小説を読む気はしない。勝手に一部の人類を人間擬き (humanoid) 扱いする獣擬き (kemonoid) を殲滅したい。 本当はもっと違う事を考えていたのだが愚痴が止まらない。努力不足、自己責任と責められているような気分になるのが原因かもしれない。知能税を納める方々を敬わなければならない立場なのだが。 [0624追記]恐らく復た糖分の摂取量の問題と思われる。気分の変調は砂糖のOD。飛びたい方々は態々市販薬を買込む必要は無い。絶対に推奨しないが。

zekku0183

 [0624遅刻投稿] 鴻鵠高飛。 飲酒又茹葷。空談不克聞。人生洵有限。鶴惡在鷄群。 韻文(上平)、仄起、五絶。 酒を飲み又た葷を茹ふ。空談聞くに克へず。人生洵に限り有り。鶴惡んぞ鷄群に在らんや。 注釈。茹葷、韭、大蒜、辣韭等の臭いの強い野菜を食べる、葷酒不許入山門。鶴惡在鷄群、鶴在鷄群は人を褒める言葉で此れを転用したのだが、やはり褒める言葉の方が心地よい。 第1.5回聒聒兒漢詩會に提出した。車、馬、又は此れを含む漢字で押韻との要件だった。漢詩会で部品を指定して韻を踏む事は聞いた覚えが無いのでお遊びでやってみた。但し毎月六首の漢詩を作るのは多いとのご指摘を賜った。参加は任意だったが、一回当たり律句や聯、三言詩を含めて三作品としていたのを、最大三作品とした。 鯫生の現在の制作速度月十五首は日に三首以上作られる某氏と比べれば六分の一以下で亀の歩みだと思っていたのだが、現代の漢詩人は一月何首詠まれるのだろうか。

yokudari0158

  鞭撻 連ねよ思考の 結節点 ノード 高めよ言葉の濃度 貫け変わらぬアラモード 耕 たがえ せ筆持て 病人 やもうど 李世乭の苦紛れの自殺手ではなく、藤井聡太の3一銀打のような深謀遠慮の手が指せるか。 _/_/_/_/_/ 紙マルシェにお越し頂きありがとうございました。

yokudari0157

 [0621遅刻投稿] 或る漫画家の批判に添えて 散逸した知恵を集め AIの演算を超え 3一銀を見つけ出す 英邁な人と会いたい 頭韻のみ。 漫画雑誌で作家が露骨な人工知能批判を展開していた。少年漫画の序盤故致し方ないとしても、AIの計算を破るのに自滅手や運任せが必要になるのは競技として詰まらない。漫画家及び玩具制作班は自分の売る物を徹底的に遊び尽くして作品を仕上げて欲しい。潜在能力はある筈だ。確かに秀逸とは言え、ケモキャラの目新しさだけでは鯫生を含めたドパガキには飽きられてしまうだろう。楽しみを活写して盛上げるのが一番の捷径である。 _/_/_/_/_/ 尚、ご存じだろうが、鯫生は人工知能に否定的である。

yokudari0156

 [0620遅刻投稿] 某ケモに絆される 回避 パリー 華麗に決まった バリビィ縦横無尽 バリへと張ろう 負けても 罵詈雑言は駄目だぞ 頭韻のみ。 終に人生初の少年漫画誌を買ってしまった。もふもふもふもふ……。 _/_/_/_/_/ 未だに販売しているのを見た事が無い。重複している方は冊子と物々交換の交渉に応じます。アンコモン以下は二枚で一冊(五百円程度)を基準とする。珍しい物は大切に取っておいて下さい。 多分樹脂成型のバリ(出張り)へと張る(弾く)意味も込めてのバリバリなのだろう。流石に逆張りか。 今更だが、此の命名も仮名に開いている。

zekku0182

[0619遅刻投稿]  展覽會之客。 端然觀出陳。此不話縁夤。一破其沈默。聲容若落椿。 韻真(上平)、平起、五絶。 端然として出陳を觀る。此に縁夤を話さず。一たび其の沈默を破れば、聲容は落つる椿の若し。 注釈。出陳、出展、出品、展覧会、芸術品すべて平仄が合わないので苦肉の策。縁夤、地位を求めて纏わる事。 『「お静かに!」の文化史』なる本の紹介があり、美術館や図書館の在り方を改めて考えた。読書する前の私見を述べる。世間話やよく聞く受売りで五月蠅くしなければ小声で話合う事は構わない。展示品や収蔵品に関しての卓見なら遠慮せずに開陳して欲しい。布置芸術 (installation) は観客も参加者として一体となる事が求められている。其の空間を楽しみたい。慎ましい主体的な人々によって所有できない美が生まれる感動を共有したい。 _/_/_/_/_/ 面白い批評を教えて貰うのも有意義だ。知識と感性から紡ぐ言葉が綺羅星の如く並び耀くのは恍惚を深める。