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zekku0155

  譴責。 若此虎狼何。常斟可樂酡。無謀齎戰禍。懇切冀荊軻。 韻歌(下平)、仄起、五絶。 此の虎狼を若何せん。常に可樂を斟み酡なり。無謀にして戰禍を齎す。懇切に荊軻を冀ふ。 注釈。可樂、炭酸清涼飲料水。酡、赤ら顔、特に酒を飲んだ時を言う。荊軻、始皇帝の暗殺未遂で処刑された刺客。 汚濁の世とは手を切って独立するしかない。戦争には絶対に荷担しない。定期。 芸術家に有害な刺戟を与えないで欲しい。作品が灰色か原色になる。勿論鯫生に対しても。

zekku0154

  嘻哈輪。 埒破競贏輸。多言聳厥軀。君知神髄否。辣賦拉姦夫。 韻虞(上平)、仄起、五絶。 埒破贏輸を競ふ。言多くして厥の軀を聳かす。君神髄を知るや否や。辣賦は姦夫を拉ぐ。 注釈。埒破、饒舌(説唱)の徒の音訳、和臭。贏輸、勝ち負け。辣賦と拉夫、饒舌の音訳。姦夫、悪者。 実は漢音でラツと読む曷韻の字は辣だけ。拉はラフで合韻、埒はレツで屑韻。他に剌、喇等と同音符はラツと読む曷韻の字。溂は和字だが剌と同じで良いだろう。尚、大陸で通用する音訳は拉普。普通を拉ぐとは痛快だ。但し、平仄が合わない為使えなかった。 若くして社会から離れた場に立つ経験は得難い。安直に悪に陥らず見識を広め様々な表現を摸索する。期待が重いだろうか。必ず出来ると信じている。

zekku0153

  我思不閟、詠原野谷川愛野近邊。 原川暖氣臻。子女喚慈親。橋下公園角。寒傖嘻哈輪。 韻真(上平)、平起、五絶。 原川に暖氣臻る。子女慈親を喚ぶ。橋下公園の角。寒傖たる嘻哈の輪。 注釈。原川、原野谷川。 角 ● 、 隅 ○ 。寒傖、ぶしょったい、傖は田舎臭い人。嘻哈輪、ヒップホップの輪、サイファーの事。 公園には様々な人が集まるから価値がある。傷の舐め合いに喜び、見窄らしく芸術性の無い感情の奔流に溺れるばかり。偶には別の言葉を発したらどうだろうか。韻位は踏んで欲しい。 即興はその道に打込んだ人が成し得る。シャバ僧は時間を惜しむな。

yokudari0122

  蜂起 資本家シンジケート成し 信じて待つ慈悲は無し 新字、嘘八百を済し 凋めよ言葉の鰐梨 偶には芸術的な事を書かないと詩人でなくなってしまう。 蜂起読書会に触発されて書いた。意味の偏りを直す為に詩があると論じるのは簡単だ。実例を見せる必要があると考えた為韻を踏んでみた。以前の自由詩 No Salary Rhyme での押し方に比べて多少は上達していると嬉しい。 アボカドは周囲の水を枯渇させて丸々と太る。其れが丁度意味の寡占に似ていると思ったのだ。 蘞怠 レンタイ 族とは別の表現をしたいという内発的動機に従った。幾ら辞書に忠実であっても、ヲチめいた事をしていても体制の遵奉者ではないのだ。

zekku0152

  讀書會。 鳳穴滿茶煙。修身佇忘筌。亂民爲瑣屑。無個特差延。 韻先(下平)、仄起、五絶。 鳳穴に滿つる茶煙。身を修め佇み筌を忘る。亂民を瑣屑と爲す。個無く特だ差延あるのみ。 注釈。鳳穴、詩の才溢れる者が集う場所。忘筌、発言の内容を取るのに必死になっていた。亂民、mob。差延、différance、時空両方の隔たり。 絶句に動詞が多く流れが悪い。 過去の拙詩を整理し乍らクリエイト浜松の蜂起読書会を眺めていた。言葉を厳密に使う人々が集まって刺戟的な対話をしていた。慎重な議論を追っていると、個性とは結局有象無象の勲章でしかない気がした。思考が飛躍している。疲れたのかも知れない。 _/_/_/_/_/ 実は後二週間程お題の本が届かないので予習として参加している粗忽者です。後、訳に不審な点があり原文も錯綜している。英語の原書を当たらないといけないかも。 [同日追記]直ぐに有識者がpdfを掘当てた模様。感謝。皆乗り遅れるな! [同日訂正]番号が間違っていた為再投稿。

yokudari0121

  世与我而相違。 東大奨めるテクノロジー ほっとけこちとら薄鈍爺 当代商いに厭きた 仏と道連れの露地居 灌仏会。 昨日は愚父を叱った。別の人から借金をする時に鯫生に返済する速度の四倍で返すとの約束を取付けようとしていたからだ。尚、鯫生は隔月一万円という息の長い無利息だ。平等の精神に欠ける者に掛ける慈悲は無い。毎月二万円になる迄粘強く交渉する。何せ一年以上意見し続けて来た事だから。酒とおやつと外食と飲み会を止めたり、携帯や車を手放したりすれば月二万円は軽く浮く筈である。少なくとも高齢者が運転するのに酒と過剰な糖分とスマホとワイドショーを断たないのは注意力や体力に悪影響があるのだ。合理的な提案でもある。其れこそ電視の情報転売業者よりも生活に根差した知恵である。もう渠の思考能力を過大評価しない。暗記して実行しなさい。 他人に無理な事は要求しない。総て鯫生の実践である。精神障碍者に出来て健常者に出来ない事は無いだろう。 歩行者を轢いて一番悔いる羽目になるのは自分自身である。最晩年位悩まずに逝って欲しい。

yokudari0120

  ゲレーロジュニアの本塁打 プラカタ王子はフォーマル にジャケット着て畏まる 裏方も含め合計 二十の国より集まる トロントの球団が本塁打を祝う時に着せる背広の背には所狭しと関係者の出身国が並んでいる。選手席の片隅に掛けてある服は今日も快音(plakata)を吸わんとしている。 _/_/_/_/_/ やはり畏まると集まるは文法韻のような気がする。

yokudari0119

  殺風景な譬喩 アメーバのごと抗いせん たおやかな鈴蘭水仙 雨風の明日には至り 倒れて蛸足配線 雪片と上品な名がついているので徹底的に冒瀆してみた。雨風に当たって倒れるが静かな晴れが続くと茎を擡げる。泥臭い強かさを表現したかった。併し、二つの譬えが似通っているので検討の余地がある。

zekku0151

  月桂樹之花。 青天月桂光。靜在野扉傍。被蚧纏嘗液。纖纖澹瓣黃。 韻陽(下平)、平起、五絶。 青天に月桂光る。靜かに野扉の傍に在り。蚧に纏はり液を嘗めらるるも、纖纖として澹瓣黃なり。 注釈。野扉、田舎の玄関。蚧、介殻虫、月桂樹に付く寄生虫。 庭は花盛りであるが、ひねくれ者の鯫生は単純に称賛するだけでは飽足りない。見渡すと月桂樹が目立たずに咲いている。寄生虫が侵して灰色の斑点が浮かんでいる葉もあったが、生育に大きな影響はないようだ。 _/_/_/_/_/ 漢文廃止論が唱えられて久しい。鯫生は必要だと思う。即効性のある利点は現代中国語の文献を発音は別にせよ読進める事が出来る事だ。他にも漢字を知って日本語表現が豊かになる。近世、近代の和製漢文による歴史書や思想書を其の儘読解ける。英語の文法にも慣れる。言語学的見識が広がる。少し考えただけでこれ程の価値が思付く。余裕があれば学んだ方が得である。 現代文でも使うと申したが、例えば拙詩の三行目の受身構文は普通に用いる。他に「為病所苦」との辞書の例文がある。 漢語辞典の汞(水銀)の項目も何の問題も無く判る。

risshi0007

  頌。 詩泰斗。突纔黔。驅山畷。側笠檐。時引古。不依占。暄和凛。汝地鹽。 韻塩(下平)、仄起、三律。 詩の泰斗。突纔かに黔む。山の畷を驅け、笠檐を側く。時に古を引くも、占ひに依らず。暄和にして凛たり。汝は地の鹽なり。 注釈。泰斗、芸術の大家。突纔黔、家を空ける事が多く殆ど煙突に煤が付かない。山畷、山間の耕作地の道。笠檐、笠のひさし。引古、典故を引用する。不依占、うらないで決めるような適当な事をしない。暄和凛、穏やかでいて引締まっている。地鹽、マタイ5:13、社会の腐敗を防ぐ者の譬え。 三言律詩を作った。聒聒兒漢詩會では平仄を守れば詩の長短は問わないとの方針。理論だけでは物足りないのでお示しした。詳しくは 四言及び三言の律句について(聒聒兒漢詩會) 。 一文字目と三文字目が常に対になっていて音の変化が少ない。孤平を認めても変化を付けた方が良いかも知れない。二文字目は固定した方が良いだろう。反法、粘法の判定は二文字目と三文字目に力点を置くのが妥当か。 _/_/_/_/_/ 詩歌の場の主導者伴走者になる為に作者の意図に寄添いつつ読みを深める提言を間を置かずに発せられるよう訓練する必要がある。詩会や句会或いは普段の鑑賞の際に少しずつ言語化する習慣が近道か。 _/_/_/_/_/ 聒聒兒漢詩會 の準備が整ったのでお気軽にお越し下さい。参加希望の方は詩会のメールアドレスに雅号・筆名を添えてご応募になって下さい。

yokudari0118

  [0405投稿] 汲水 春長雨集めて速き 法面の管よりの水 高踏派 パルナシアン 眺める欅 海苔のごと鈍き輝き 今年の冬は太平洋側で渇水が起きた。取水制限を設けた水域も多かった。気候が激甚化する地球で何とか生残る術を見付けなければならない。

yokudari0117

  唐土趣味 片国は虚妄を変えで 満作と呼ばれる槭 頑なに今日も叫ぶも 万策尽きて打替え手 槭 ● を使えないならば 椛 ○ と和字を使った方がましと愚考する。漢和辞典を引けばすぐに判明する。詩語集の怠慢。 楓を槭と読ませる時中国人がどう思うか。少なくとも加州巻を寿司と認めない者は直した方が良い。鯫生は気にしないが。 ウッテガエシ好きです。

zekku0150

  白雨對櫻。 瘴至沛然降。紅花掩北窓。瓣零如樹血。幾歳保髼鬃。 韻江(上平)、仄起、五絶。 瘴至りて沛然と降る。紅花北窓を掩ふ。瓣零つること樹血の如し。幾歳か髼鬃を保たん。 注釈。起句、暖雨や春雨、膏雨と呼ぶものか分からなかった。髼鬃、植物がぼうぼうとしている様、韻は東と江。 昔は花を何度見られるのだろうかと感傷に浸った。今は人より先に樹木が夭折しそうである。世も末よ。 [同日]平仄が逆だったので転句を訂正。

yokudari0116

  煩悩、購買欲 群商人の大都会 無漏路を知らずたんと買い 無禄の身を託つならば 室戸より補陀落渡海 結局大衆向けは余り面白くない。無料で楽しんでお零れを有難く頂戴する。無禄の身の処し方だ。全く嘆かわしくない。貰ってばかりで気が引けて来たので詩を放流する事にしている。