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zekku0250

  詠懷、答詩。 單眼巨人聞鳥歌。欲逃淫雨暫留窩。醯鷄蝟集敎狂亂。拔去光苔投伏魔。 韻歌(下平)、仄起、七絶。 單眼の巨人鳥歌を聞く。淫雨より逃れんと欲して暫く窩に留まる。醯鷄蝟集して狂亂せしむ。光苔を拔き去りて伏魔に投ず。 注釈。答詩、 浜風文庫掲載、工藤氏の『長い雨』 に答える。單眼巨人、サイクロプス、此処では特にポリュペモス。淫雨、長雨。窩、洞穴。醯鷄、ぬかか、かつおむし、小さい羽虫。拔去、くさぎる、毮る、初めは薅盡としていた、薅の解説に手で草を除く(抜去)とあるが辱(大はまぐりの殻を手で持つ様)を含むので何となく違和感があり、平仄も現行案が調和するので改めた。光苔、ヒカリゴケ、普通漢詩では水に濡れて光る苔を指す。 結局鯫生の行いは勝手に尊敬した人に作品を誤読された事に由る連鎖的な怒りが引起こした。表現者、批評家、藝術家はもっと超然としていなければならない。其の為には他人に期待しない。自知と自制が必要だ。 _/_/_/_/_/ 酬和は善い。窘めを含んでいても詩を読取ろうとする好奇心が怒りや煩悶を押退ける。

zekku0249

  頽廃的配對。 常雖無寸暇。網上覓名花。欲睡關螢幕。唯光油膩腡。 韻麻(下平)、平起、五絶。 常に寸暇無しと雖も、網上に名花を覓む。睡らんとして螢幕を關ざす。唯だ光る油膩の腡。 注釈。配對、お見合い軟体。名花、美人の譬え。關螢幕、画面を消す、機械の電源を落とす事を現代語で 関 とざ すと言う。油膩、脂ぎった。腡、指紋、螺紋、螺と同音。 第五回聒聒兒漢詩會に提出。 読者はご存じかと察しますが、実際にやっていたのは電子遊戯です。上手い韻字が見当たらなかったので二句目を妥協して、題材を代えた。

zekku0248

  詠懷。 淸狂夙蟄居。隻眼驀如車。聞有愚香語。無爲樹上魚。 韻魚(上平)、平起、五絶。 淸狂にして夙に蟄居す。隻眼にして驀たること車の如し。愚かな香語有るを聞くも、樹上の魚と爲る無かれ。 注釈。淸狂、自分の正しさを曲げない為に狂っているように見える事。隻眼、片目、又、人とは違った視点。車、将棋や象棋の香車の駒の事。 第五回聒聒兒漢詩會に提出。 人に期待する事、役に立つ事は残念な結果に繋がると社交網を運用して解った。自分でやるだけだ。

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 句会の弁明をしようとして投句数が足りていなかったことに気付いた。 震災忌カンパンの尻消しにけり zekku0238 参照。昨日は持ち場の隅にこの作品を展示致したのだが、或る方に本当に義捐して頂いた。励みになります。 ケモ垢に担がれし秋分の夜 信じ難い投稿の事実考覈に手間取ったが、結果的に蜀犬吠日だった。工学博士稗田浩雄氏の伝記は世を拗ねてしまう鯫生に対して目指すべき在り方を示していた。高度専門化する現代を博學洽聞が支えていた事実は塞ぎがちな鯫生にとって薬になった。また、社交網の投稿は投稿者の過去の話を遡るのが読解に効果的だと判明したのも収穫だった。 所謂で抑えきれない感情を鉤括弧付け封じ込めたり 水平的な広がりの無い文化を鉤括弧で閉じて発言した。報道各社は紙幅、番組編成の都合だろうが、評論家は説明を保留する為の記号としているのかも知れない。絓氏の評論でもそのように解釈して整理しながら読進めたい。 鯫生は文化人として尊敬されたくて活動している訳では無い。信頼出来る書き手読み手として自他の重要な言葉を逃さないように気を付けている。正式な漢文に胡坐を掻き見識を狭めるのではなく、世の中の評価を別にして広く深く同時代の文章を求めて行く。疑問を疑問の儘保ち続ける。但し、初心なので恋愛関係の文は深掘り出来ないと存じます。済みません。

tanka0100

  返歌 消えろって願われるまで誰も見ぬ言葉の浦に留まる鯆 今日は詩丼改で充実した時間を過ごせて嬉しゅうございました。本日お会いした方々に御礼申上げます。 体が動かないので社交網で拝見した歌に応えた。 Office Word のイルカに共感する素朴な歌だった。二句目の途中迄は元の歌の儘お受けしている。何となく思浮かんだので放流しておいた。 _/_/_/_/_/ 前後の再拡散投稿に磔の文字があり、移りそうになるのを我慢した。

zekku0247

 [0927遅刻投稿] 秋日獨居、和韻。 烈日虚閨壁退紅。圭田稂莠與禾同。可憐蟬噪仍纏冕。夜半高音不得聾。 韻東(上平)、仄起、七絶。 烈日虚閨壁は退紅す。圭田の稂莠禾と同じうす。憐れむべし蟬噪仍ほ冕に纏はり、夜半の高音聾するを得ず。 注釈。和韻、 紅蘭受露(深翠氏作) 。起句、翠帳紅閨という貴婦人の寝所を示す熟語がある。圭田、高官が王から賜った田圃、祭祀用や生活の糧とする。稂莠、いぬあわとはぐさ、水田の雑草。與禾同、後ろの所や之(圭田)を省いている。高音、大きな音、又、高音域、耳の衰えは高周波から来る。 [同日訂正]冒韻回避の為「空」を「虚」へ変更。 閨怨。 荒れた家を守る貴婦人の秋の慰めである虫の声を共にする人の居ない寂しさを詠う。 _/_/_/_/_/ 昔の富貴の生活に疎いので前半に矛盾があるかもしれない。 解嘲の為の詩債が雪達磨式に増える。無理のない範囲で此れを己の技倆を高める機会としたい。

zekku0246

 [0926遅刻投稿] 中秋。 欲騎自行車。輪胎凹不進。蕭條甲夜葭。海上光充牣。 韻麻(下平)及び震(去声)、仄起、五絶。 自行車に騎らんと欲す。輪胎凹んで進まず。蕭條たり甲夜の葭。海上に光充牣す。 注釈。輪胎、タイヤ、金属部とチューブの部分の総称。凹、両韻、入声の読みもあるが今回は不可。甲夜、日没後暫くの時間帯。充牣、みちる。 出発前に点検したので三度押して帰る事は無かった。虫護謨の摩耗が早い。

yokudari0179

  孤陋も心憂の事 軽雷空牢牢 頃来正直な所 警邏が頻りな道路を 毛嫌い仕り候 今年から警官の巡回の頻度が上がった気がする。強盗や特殊詐欺等の匿名流動型犯罪に対応しているのだろう。刑法犯の認知件数は平成中期に山があってから減少傾向が続いていたのだがここ数年は増加傾向にある。世の中から余裕が無くなってきているのが気懸かりである。 _/_/_/_/_/ オ列音は籠っている。荘厳に聞こえる時もあるが、今回の詩のように心細さを前面にする効果もある。「そうごん」も「こころぼそ」も長音と撥音を除くと総てオ段だ。 こんな不穏な世の中は 不飲酒 ふおんじゅ で乗越えるのが妥当か。酒精は短気を溢れさせる。 鯫生位は苦悩教から有難う教に改宗すべきだ。

tanka0099

  叫びたし大横綱を呼び上ぐるナトリウム塊水を打つごと 巨体を声だけで動かす厳かで爆発的な力が欲しいが、四十年も勤まらない。 後で気付いたが、大相撲で見る名取は進行役の別名ではなく協賛企業名らしい。力士の名を一時的に引受ける責任ある仕事だからそのように称するものだと勘違いしていた。ここは名打ての立呼出と言う事で一つ容赦願います。 _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ 自殺は本能的機械的な物だから逆らう方が美しい。でも、この衝動は何処に溢れてしまうのだろうか。 拙詠も弊網録も精神科の診断記録にさえならずに消えるのだろうか。それでいいと肯定も出来ない。シチュアシオニストの苦悩だろうか。そんなに弱い人々では無かったか。 動きたくないのに動かされている気がする。作業療法は現状に適していない。 体調を崩したら堕ちる。 森井聖大の話が身に抓まされる。鯫生は渠程強くない。 自転車に乗ろう。 書く理由は承認欲求ではなく自己保存である。何処迄も独善である。 このように悩んで叫びたかったのだが、良い詩が出来ると吹飛んでしまう単純さである。

yokudari0178

  博物館経営 霧消する国帑は河川 治まらぬそれ故貸せん 幼き声を響かせん 無償ならずは知の寡占 歴史博物館は治水の知恵も循環型社会の模範も保存しているのだが。自然史博物館は海進と洪水の記録を保存しているのだが。知的財産の継承を忘れて見せ物に走ると碌な事にならない。温故知新は偶然による所が大きい。情報を整理し乍ら再発見を待つ余裕が最早社会には無いのだろう。此の声も所詮ナイーブと切捨てられるだろう。 美術館について書こうとしたが、既に鯫生は語る資格を失っている気がする。若し許されるならば、未知に出会う場であって欲しいと思う。興行的に価値の無い鄰人に触れる場であって欲しい。其の為には豪華な建物と画一的な専門教育の必要性に疑問がある。排除アートの産物でない長椅子や四阿がある公園の方が面白い。精神医療費を圧縮する効用もある。元々が集団療法の場であった筈なのだ。 _/_/_/_/_/ 何か求むる心街へ放つ。 低脳と蔑まれ南井十に遊ばれている気がする。最近は自分の直情径行な面が目立つのでその評も致し方ない。自制が利かない。関係妄想であって欲しいが、否、それも困る。 それこそ清秋の燕子故さらに飛飛である。当然元の句の故は依然としての意味である。杜甫に妄想や柳巷との関わりがあったとは思えないし、聯を形成する信宿漁人還泛泛を鑑みれば、「また」と「もとより」の対比の方が収まりが良いだろう。