yokudari0135
フリーランスよ濫するなかれ 昔の英語思い遣り 無何有の郷にてきやり 百足の如き怪文を 剝かでは居られぬ先槍 匿名共同翻訳 kuntradukilo でビフォの別著、呼吸を訳していたら launch の解釈に手間取った。辞書を引くと実に様々な目的語を取る。船を進水する、ロケットを打上げる、矢や槍を放つ、攻撃を開始する、会社を創業する、運動を展開するなどと列挙してある。今回は革命を始める、無生物主語なので革命の嚆矢となるくらいが妥当だった。 言語は短い砕けた身体感覚を伴う単語の方が把握し辛い。学術語よりも遥かに長い歴史を背負っているからだ。隅々まで調べると語誌に lance の動詞とあった。其の時俄かに先生の話が蘇った。一拍語の名詞と動詞の話で、特に矢と射(る)の成立を述べた仮説だった。大和の民は弓矢を狩りや戦に使ったが、ゲルマン人は槍であったろうと思至った。槍を構えよ、突撃せよ、振るえ、投げろ、そんな号令だったのだろう。大陸趣味の王侯貴族がいつの間にか綴りと発音を変えてしまったが、何でも win 勝取る民族が何かを始める時に launch と言うようになったのだろう。目から鱗が落ちた。 _/_/_/_/_/ 電子遊戯のローンチタイトルは筐体や団体、連作の立上げ作品である。宇宙船に引張られて打上げ作品としたのでは早くも酔歩蹣跚である。 自分の読書の好みが老荘的であるのは最早変難い。 _/_/_/_/_/ kuntradukilo 翻訳隊員募集中。 先生が間も無く日本語論を上梓されるそうです。詳細は こちら(達王の国語教室;拙書のご購入のお願い) 。