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お知らせ(最新投稿は次です)

出展予定

  のぶすま書院二周年展 8月下旬、袋井市役所2階袋井市民ギャラリー 詳細は こちら(別館) 。 詩丼改 9月27日(日)、はままちプラス(遠州鉄道新浜松駅隣接) 詳細は こちら(主催者の頁) 。 **この画像の複製、印刷はご自由にどうぞ。

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  盂蘭盆會。 日暮隱松焚。靈壇藺薦芬。不承臨戰奮。可憫世間棼。 韻文(上平)、仄起、五絶。 日暮れて隱かに松焚く。靈壇の藺薦芬し。戰に臨みて奮ふを承けず。世間の棼るるを憫むべし。 注釈。松焚、家では迎え火に松を焚く、煤が良く出る。靈壇、仏壇。藺薦、イグサの敷物。不承、本当は肯ぜずとしたかったが平仄の問題で替えた。棼、紛とも、乱れる。 承転の飛躍が大きいが音声的に寄添っている。現代音で下三音を示すと、第二句がlin4jian4fen1 で第三句が lin2zhan4fen4 となる。 精霊棚の敷物の香りに触発された。簡約で重々しい日本の詩心を漢訳出来て満足だ。 _/_/_/_/_/ やく、やけると言う他動詞と自動詞の対応があるのだから、たく、たけるとあっても不思議ではない。ここで勝手に下二段の自動詞焚けるを決めてしまおうか。

zekku0210

 [0813遅刻投稿] 電磁爐掃除。 除煳以重曹。拂拭壁脂肪。每竟庖厨潔。霑如着獸裝。 韻陽(下平)、平起、五絶。 煳を除くに重曹を以つてす。壁の脂肪を拂拭す。竟に庖厨潔しと每も、霑ふこと獸裝を着るが如し。 注釈。電磁爐、IH調理器。煳、焦げ。 重 ● 曹、炭酸水素鈉の俗称。庖厨、くりや、厨房は冒韻の為不可。霑、発汗して濡れる、汗の平仄交替字。獸裝、ケモノの縫包み。 焦げの字は難しい方を使う必要は無かったが、焼け跡の糊のような物と肯綮に中る形声だったので感心して並べた。 最近焦付きで熱伝導が悪く鍋の湯を沸かすのに二十分以上掛かっていたので清掃を決行した。母と分担して新品のようになった。二度と磨きたくないので煮炊きを終えたら布巾で綺麗にしておく事にする。

zekku0208

 [0810遅刻投稿] 至砂丘途中。 立秋將夕下河漘。飲水三杯發汗新。激浪炎風何日止。詩腸褶曲熱無垠。 韻真(上平)、平起、七絶。 立秋將に夕ならんとして河漘を下る。水三杯を飲みて發汗新たなり。激浪炎風何れの日にか止まん。詩腸褶曲し熱すること垠り無し。 注釈。河漘、川の畔。褶曲、地層が圧力を受けてぐにゃりと曲がる事。 立秋には素直に涼新たと詠みたいのだが、近年の気候は許さない。土用波は不変だが熱風は先祖からの詩心を圧折る。滅びる季節に対して挽歌を捧げなければ文学の存在意義が無い。

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  愚父の携帯:悪推す エモパーなる突然喋り 絵文字もて画面を埋めて エモンス石照るる機械を 得物押っ取り叩き割りたし 頭韻のみ長歌風。エモンス石はテルルを含む鉱物なので枕詞にした。尚、文語に下二段動詞の照るの用法は無い。勝手に逆成した。 以前停止した筈なのに復活していた。消すように依頼するも拒まれる。頭痛の種が増えた。 _/_/_/_/_/ エモパーは絵文字を画面一杯に表示しないが、あの媚びる自動音声なら早晩実装するのではなかろうか。Olds (報知)を垂流すのも放置しかねる所以である。 機械に贅疣を付けて出荷するのは止めましょう。

zekku0211

 [0813遅刻投稿] 傚寒山詩。 難逃涔旱蝗。不要玉盈堂。齷齪蒸黎貯。欣欣育夥秧。 韻陽(下平)、平起、五絶。 涔旱と蝗とを逃れ難し。玉の堂に盈つるを要いず。齷齪として蒸黎貯へ、欣欣として夥き秧を育む。 注釈。題名、「泥牛耕石田、未知得稲(即ち道)日」の一節に倣って掛詞を駆使した。涔旱蝗、大雨と日照りと虫害。玉盈堂、金玉満堂。齷齪、こせこせする様、心の狭い様、又、不潔な様。欣欣、喜ぶ様、得意な様。夥秧、多くの苗、禍殃と同音。 手広く商っても制御出来るならば問題は無いのだが、往々にして自分の職能を見誤るものである。鯫生は神経質なので勝ち組の筆頭である総合商社には勤められないし経営も無理だ。

zekku0206

  詩不成。 腦裏老喃喃。遲遲不脱凡。展箋澆沆瀣。溶闇欲書諴。 韻咸(下平)、仄起、五絶。 腦裏老に喃喃たり。遲遲として凡を脱せず。箋を展げて沆瀣を澆ぎ、闇を溶かして諴を書かんと欲す。 注釈。喃喃、喧しい様。沆瀣、夜露、夜の気。諴、誠。 第三回聒聒兒漢詩會に提出。実は締切迄に一首も書いていなかったので管理者権限で期限を延長して滑込ませた句。誠と言っておいてこの為体である。但し、何時か使いたかった沆瀣の熟語を織込めたので満足している。

zekku0205

  夏至正午。 颱風一去日燒鬟。退在檐陰苟且閑。暗処突然猫子落。母居棚上睨爛爛。 韻刪(上平)、平起、七絶。 颱風一たび去りて日は鬟を燒く。退き檐陰に在りて苟且閑なり。暗処に突然猫の子落つ。母棚上に居りて睨むこと爛爛たり。 注釈。鬟、髪と書くべきだが韻の問題、母を詠んだ爲としておく。苟且、暫く。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。上平15刪は何回も挑戦したくなる。山の吟が目立つので新風を吹込みたい。 珍しく完全実話。六月の雨の間納屋に間借りしていた猫の親子が台風一過の日に退去したようだ。

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  垢離夢中。 盛夏沐龍湫。身涼拂杞憂。愛風交與友。曷着黑貂裘。 韻尤(下平)、仄起、五絶。 盛夏龍湫に沐す。身涼しくして杞憂を拂ふ。風を愛し友と交はる。曷ぞ黑貂の裘を着んや。 注釈。題名、五里霧中に掛けて斎戒沐浴三昧を言う、禊や垢離は和臭。龍湫、龍の棲むような淵と滝。黑貂裘、高級な礼服、尚、水垢離や滝行には簡素な白衣を用いる。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。水、火、又はこれらを含む漢字で押韻だったので使った。 連日の猛暑に涼を差入れる。油山寺で滝行したい。

zekku0202

 [0731遅刻投稿] 詠懷。 洞見無癥結。將來望未決。欲休攘臂扔。燮燮繙鴻烈。 韻屑(入声)、仄起、五絶。 洞見すれども癥結無し。將來の望み未だ決せず。臂を攘げ扔くを休めんと欲す。燮燮と鴻烈を繙く。 注釈。癥結、腹中のしこりやできもの。攘臂扔、腕捲りして引く、老子に上禮...則攘臂而扔之とある。燮燮、次第に。鴻烈、列子の別名。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。 他人への批判は先ず自分を直撃する。其れを実行出来ているかどうかを判断して世の中に問うべきかを決める。最近は難ずる事が多く olds(報道) に支配されている。丁度岩波文庫の列子が増刷されたので腰を据えて読んでみようと思う。道家思想を修める上で老荘列淮は必須だろう。 _/_/_/_/_/ 熱波で動けなかったが市役所での展示と詩丼改が近いので作業を追込む。詩債も返済しなければならない。土用が明けてから動くのでは間に合わないだろうから。

zekku0201

 [0731遅刻投稿] 社交網上虚像。 宛然羅生門。震禍暑焦臀。不少民疑懼。無餘難洗冤。 韻元(上平)、平起、五絶。 宛然たり羅生門。震禍と暑と臀を焦がす。民の疑懼少なからず。餘り無くんば冤を洗ひ難し。 注釈。宛然、丁度そのようである様。羅生門、芥川龍之介の小説。焦臀、尻に火が付くの翻案。洗冤、濡れ衣を雪ぐ。 社交網上では情報農場の生産物で溢れかえっている。泥棒を心配する必要は無い。抑一度被災すれば財産は無くなったようなものなのだ。電視に映る車庫から助け出された男性の超然とした様が思出される。高潔な精神を持つ人と随うべき心を正確に見出す日本人の性質を未だに信じている。