投稿

ラベル(草(部首))が付いた投稿を表示しています

zekku0205

  夏至正午。 颱風一去日燒鬟。退在檐陰苟且閑。暗処突然猫子落。母居棚上睨爛爛。 韻刪(上平)、平起、七絶。 颱風一たび去りて日は鬟を燒く。退き檐陰に在りて苟且閑なり。暗処に突然猫の子落つ。母棚上に居りて睨むこと爛爛たり。 注釈。鬟、髪と書くべきだが韻の問題、母を詠んだ爲としておく。苟且、暫く。 第2.5回聒聒兒漢詩會に提出。上平15刪は何回も挑戦したくなる。山の吟が目立つので新風を吹込みたい。 珍しく完全実話。六月の雨の間納屋に間借りしていた猫の親子が台風一過の日に退去したようだ。

zekku0197

  夏日詠懷。 豪吏冥頑多滯淹。歪文蔑殺襯濡霑。乾靈輻射如蒼耳。溽熱糾纏若豨薟。 韻塩(下平)、仄起、七絶。 豪吏冥頑にして滯淹多し。文を歪め襯の濡霑するを蔑殺す。乾靈の輻射するは蒼耳の如し。溽熱の糾纏するは豨薟の若し。 注釈。滯淹、賢者で世に出ない者。襯濡霑、汗取りのぐっしょりと濡れている者。乾靈、天の神、又、陽精のこと。蒼耳、植物名、葈耳。豨薟、植物名、めなもみ。 先日に続き、クリエイト浜松で 「遠州炎帝隱雲簾」 と秀逸な句を呟かれたので同じ韻目で返答した。めなもみは知らなかったが一覧表で発見したので用いた。葈耳(おなもみ)と豨薟(めなもみ)とは機能が収斂している。両方菊科で、前者は棘、後者は腺毛(別名粘毛)があり衣服や毛皮にくっつく。似た生態の差異を男女に譬える命名の感覚は普遍的だと三嘆した。尚、豨の字は両韻とあり、今回は仄字として並べたが、現代では平声が一般的である。 _/_/_/_/_/ 韻について 野暮な記述 を足したが、何かの参考になると幸いだ。 二年前の  haiku0041 の頃から変化していないのが良く判る絶句である。

risshi0008

 [0725遅刻投稿] 溽暑終日不能動。 連日驕陽散積雲。淫嘗氷菓失金員。明高廈底奔街道。暗冷房中弄古文。抱擁老爺蚩女笑。阿從少艾美男豶。讁仙詩聖非權貴。與友清談臨夕曛。 韻文(上平)、仄起、七律。 連日の驕陽積雲を散ず。淫らに氷菓を嘗め金員を失ふ。明るき高廈の底街道を奔る。暗き冷房の中古文を弄ぶ。老爺を抱擁する蚩女笑ふ。少艾に阿從する美男豶す。讁仙と詩聖と權貴に非ず。友と清談して夕曛に臨む。 注釈。驕陽、ギラギラ輝く太陽。淫、度を越して、要するに食過ぎ。金員、お金。高廈、高層ビル。蚩、醜い。阿從、阿諛追従。少艾、少女。豶、去勢する、宮刑の宮に同じ。讁仙詩聖、李杜。夕曛、夕日。 クリエイト浜松で或る方が 「天際飛騰狂烈浪、地平埋没積乱雲。」 と詠われたので、酬和致した。丁度此の対句は積乱雲(仄仄平)の部分以外は平仄も合っていたので奇峰雲(仄平平)と読替えて「明炎日下奔街道、暗冷房中弄古文。」と続けた。お応えした聯を少し弄って七律を拵えた。どうしても他人の栄華が視界に入って惑うが構わずに詩を積上げたい。 _/_/_/_/_/ 因みに弄んでいた古文とは𠥫、𠥧、𠥩、𠥪、𠥬。立体的な箱構である𠥓が格好良い。( 原文はこちら )

zekku0191

  自戒。 鳳穴愈莓莓。海容相慰誨。雖心惑厭霉。莫使尾生悔。 韻隊(去声)、灰(上平)、仄起、五絶。 鳳穴愈よ莓莓たり。海容して相ひ慰誨す。心惑ひ霉を厭ふと雖も、尾生をして悔いしむる莫れ。 注釈。鳳穴、詩文の才のある人が集まる所。莓莓、草木が茂って肥沃な様。慰誨、慰め教える、辛抱強く諭す。霉、梅雨、又、黴。尾生、橋の下での待合せの約束を守り増水しても避難せず橋脚に摑まり遂には溺れてしまった人、此処では律儀な人の譬え。 尾内氏の短歌「部首はもう忄となっている春の夜更けの淡い嘘つき」を読んだ。立心偏に変わると残念な気持ちになる漢字は何かと考え、其の答えの一つで韻を踏んだ詩。他には魂、清、純なども思付いた。再び確認すると、解釈の方向が誤っていて、決の話をしている可能性も考えた。或いは乱か。文中の淡もあり得る。春の夜更けの淡い星や月か。音で付か。多義的で難しい。新聞に投稿したらしいので常用漢字の話をしている気がするのだが。札占いの如く読み手の心を映す詩歌だろう。 _/_/_/_/_/ 或いは鯫生の野狐禅をおちょくっているのだろうか。

zekku0183

 [0624遅刻投稿] 鴻鵠高飛。 飲酒又茹葷。空談不克聞。人生洵有限。鶴惡在鷄群。 韻文(上平)、仄起、五絶。 酒を飲み又た葷を茹ふ。空談聞くに克へず。人生洵に限り有り。鶴惡んぞ鷄群に在らんや。 注釈。茹葷、韭、大蒜、辣韭等の臭いの強い野菜を食べる、葷酒不許入山門。鶴惡在鷄群、鶴在鷄群は人を褒める言葉で此れを転用したのだが、やはり褒める言葉の方が心地よい。 第1.5回聒聒兒漢詩會に提出した。車、馬、又は此れを含む漢字で押韻との要件だった。漢詩会で部品を指定して韻を踏む事は聞いた覚えが無いのでお遊びでやってみた。但し毎月六首の漢詩を作るのは多いとのご指摘を賜った。参加は任意だったが、一回当たり律句や聯、三言詩を含めて三作品としていたのを、最大三作品とした。 鯫生の現在の制作速度月十五首は日に三首以上作られる某氏と比べれば六分の一以下で亀の歩みだと思っていたのだが、現代の漢詩人は一月何首詠まれるのだろうか。

zekku0172

 [0529遅刻投稿] 辻村氏之公開制作展示初日於正眞中中心前公園。 訪朋携菓參。氣冷夏天曇。展布描原色。飄颻蝴蝶菴。 韻覃(下平)、平起、五絶。 朋を訪ふに菓を携へて參る。氣冷え夏天曇る。布を展げ原色を描けば、飄颻たり蝴蝶菴。 注釈。蝴蝶菴、勝手に蝶の菴とした、尚、荘周の夢に因んで蝶庵と名付けた居所が嘗て唐土にあった。 つじむらゆうじ氏の「ひかりをつなぐ」プロジェクト I or I を拝見した。左から青赤黄の順に少し重なるように三つの丸を描く。生憎初日は風が強く曇りだったが、翌日の日曜日は晴れた。全く違う表情の菴に見入った。創作意欲が湧いてきて絶句三首連作を考えているが、それは来週此の構造物を眺めながらのんびり進めたい。 _/_/_/_/_/ 6月1日(月)~5日(金)制作展示。参加観覧無料。 6日(土)のふくろい宿 de 花マルシェでは浅葱庵さんによるお茶を振舞う場として提供するとの事。費用は千円。

zekku0168

イメージ
 [0519遅刻投稿] 滿腔熱情、際月見之紙市場。 迂生不好繁。敬慕大家言。探字排箋上。漢風芬郁存。 韻元(上平)、平起、五絶。 迂生繁を好まず、大家の言を敬慕す。字を探して箋上に排ぶれば、漢風芬郁として存す。 注釈。漢風、漢代の気風、漢の時代の詩文の風格。結句の頭から右下に読むと漢字大好きになる。 漢字を並べるだけで格調高く見える。だから遊び心が必要。 6月20(土)及び21(日)に袋井市月見の里学遊館にて開催する月見の紙マルシェに出展します。網録の一年目の詩集と難しい漢字籤を扱い、先生の日本語論の代理販売を致します。鯫生の場所ではお買いにならなくても構わないのでまったり過ごしましょう。尚、拙作については値段交渉、物々交換等様々な交易法にご対応します。お大尽様は Name Your Own Price なのでご遠慮にならないよう願います。 [0528追記] 月見の里学遊館の月見の紙マルシェ紹介   静岡新聞@Sの月見の紙マルシェ紹介   月見の里学遊館公式Instagram  

zekku0160

  遠慮、去聲三十韻其十三。 飧饔多膾炙。零食嘗甘蔗。解渇直防飢。皆抄於烈夏。 韻禡(去声)、平起、五絶。 飧饔に膾炙多し。零食に甘蔗を嘗む。渇きを解きて直ちに飢ゑを防げ。皆な烈夏に抄められん。 注釈。飧饔、夕食と朝食、食事。膾炙、なますとあぶり肉。零食、間食、又、食事を零す。甘蔗、さとうきび。解渇、渇きをいやす、喉を潤す。抄、奪う、強権を発動して家探しするような感じ。 全て人類が招いた事。金融資本主義は恐らく地球を捨てて宇宙に旅立つだろう。ウイルスの挙動である。太陽系を抜けても1+=============……と永遠に入力し続けるのだろう。

zekku0158

  詠懷、去聲三十韻其十二。 梟雄興疢痗。以世爲蒲簺。火海曷年消。蒸民當詬誶。 韻隊(去声)、平起、五絶。 梟雄疢痗を興し、世を以って蒲簺と爲す。火の海曷れの年にか消えん。蒸民當に詬誶すべし。 注釈。疢痗、熱病と鬱病、此処では剰欲や憂鬱の意味。蒲簺、博打、遊戯。詬誶、責罵る。 久し振りの連作。疢痗と火海の字面が似ていて満足。

zekku0157

  田貫湖晩春拂曉。 協和鳥蟾蜍。嵐包身藞苴。不知時絶頂。鑽石出悠徐。 韻魚(上平)、仄起、五絶。 鳥と蟾蜍とを協和し、嵐は身の藞苴たるを包む。時を知らざる絶頂に、鑽石出づること悠徐たり。 注釈。嵐、漢文では山気、靄やかすみ。藞苴、邋遢、不清潔。転句、時知らぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪の降るらむ『新古今、伊勢』。鑽石、金剛石、ダイアモンド。悠徐、ゆったりと。 実際は相当夏めいていた。超高音波の溢れる環境で快かった。肝腎の日の出は眩しくて殆ど見えなかった。後で写真を確認した。

zekku0145

  詠懷、去聲三十韻其十一。 抑損談豐沛。睽離編薈蕞。願避衆禽鳹。只夢鳳鸞翽。 韻泰(去声)、仄起、五絶。 談の豐沛たるを抑損す。睽離して薈蕞を編む。衆禽の鳹むを避くるを願ふ。只鳳鸞の翽ぶを夢みるのみ。 注釈。豐沛、話題が溢れ止めどなくしゃべる。睽離、離れる。薈蕞、雑多な事の寄集め。 鳹 ○ 、 啄 ● む、鳥が嘴で突いて喰らう。翽、飛ぶ。 有名になるのは損が大きいからお断り申し上げます。読者を意識して書いている文でもないので市場分析は致しません。可読性には権力による上書きという脆弱性があるのでご採用し兼ねます。以上。 _/_/_/_/_/ わかりやすさの標榜に傲慢さを嗅付けてしまう。お得意の生成人工知能に任せては。 コミュニケーションコストを下げて迄為す事は高が知れる。伝統が潰えるならばそれで一向に構わないのである。告朔の餼羊は直ちに廃止すべきである。後世の者が文献を漁るなり自分で考えるなりすればよい。苦労しようが無関係だ。

zekku0132

  夜食。 善哉絲蒟蒻。熱量可驚零。嚥下千銖塊。腸壅殆放靈。 韻青(下平)、平起、五絶。 善きかな絲蒟蒻。熱量驚くべし零なり。千銖の塊を嚥下す。腸壅がりて殆ど靈を放つ。 注釈。絲蒟蒻、糸状に加工した蒟蒻。承句、なんとカロリーゼロ。銖、周代の一銖は凡そ0.67瓦。 壅 ○ 、 塞 ● がる。放靈、霊を解き放つ。 実際に食べたのは300瓦程だった為に一斤(周代は256瓦、序でに唐代は約600瓦、現代中国は500瓦)としたかったが平仄が合わなかった。地獄を見た。まだ調子が悪い。せめてよく噛むべきだった。 _/_/_/_/_/ 斤の字義を調べると radical 69 とあった。康煕字典の69番目の部首の意味らしい。暗号に使えそうだ。

zekku0123

[03080230遅刻] 伊太利的樂觀。 啜麵飲葡萄。雖粗得永騷。洵多虚妄輩。不爲米劬勞。 韻豪(下平)、仄起、五絶。 麵を啜り葡萄を飲む。粗と雖も永く騷ぐを得。洵に虚妄の輩多し。米の爲に劬勞せず。 注釈。葡萄、此処では葡萄酒。粗、粗末、質素。劬勞、骨を折る。 児孫の為に美田を買わずの構文が今更乍ら不可解だったので資料に当たった。「不爲(名詞)(動詞句)」で「(名詞)のために(動詞)しない」の意味になると用例を参照して漸く了解出来た。上中下点の妥当性に疑念が無くなった。西郷の絶句の解釈は非常に疑わしいものが多いが、一先ず、良い田畑を用意するだけでは維持管理が行届かないので結局は荒廃させる羽目になるとの教示だろう。断じて若い時の苦労は云々ではない筈である。反感を籠めて此の五絶を賦した。結局は世界の何処かで従事する方がいらっしゃるのだが、不当な利益を貪る商品に与らないのが貧乏人の知恵であり倫理であるのかも知れない。 _/_/_/_/_/ 尚、用例には先に投稿した yokudari0092 の五斗米に関連する陶淵明伝の「不爲五斗米折腰」もあった。孟子の用例も参考になった。 尚、爲の字は、ため、る、らる、所となるの時に仄字(去寘)、他は平字(支)である。

zekku0115

  初春亂氣、入聲十七韻其十四。 薄暑鶯嘐嘎。余寒花木茁。天淵苦熱狂。眇小蒙搜刮。 韻黠(入声)、仄起、五絶。 薄暑鶯嘐嘎たり。余寒花木茁たり。天淵苦だ熱狂す。眇小搜刮を蒙る。 注釈。薄暑、本来は初夏の季語、昨日は二十度前後を各地で記録した。嘐嘎、鳥の囀る様。茁、植物の芽吹く様。天 淵 ○ 、天 地 ● 。苦熱狂、熱に苦しみて狂ふでも良い。眇小、矮軀。搜刮、役人の厳しい取立て。 AIとは拡大自殺手段である。断食月第二号の七絶を併せて読んで頂きたい。古代の無能な王侯や酷刑を楽しむ輩と変わらないと申している。 AIに創造性はない。有益な情報は何処かの誰かが発した物事の横流しに過ぎない。当然弊網録も剽窃し剽窃されている。 _/_/_/_/_/ せめてG社経営陣は拙文の解読班に良い給料を払ってやって欲しい。持続可能な社会に向けた取組の第一条である貧困の撲滅を皆無視している。資本主義が出来る事は適切な富の再分配しか無いのだが。

zekku0103

  季冬暁有感、應兩詩友。 寒鴉去黨暴毰毸。發向朝霞曷復來。載籍文人全在地。雲間不可建芸臺。 韻灰(上平)、平起、七絶。 寒鴉黨を去りて暴かに毰毸たり。朝霞に發ちて曷か復た來らん。載籍文人全て地に在り。雲間に芸臺を建つべからず。 注釈。兩詩友、ポーの大鴉と或る短歌、後述。 去 ● 黨 ● 、造語? 離 ○ 群 ○ 。毰毸、(毛咅、毛思)、鳥の羽搏く様。朝霞、朝焼け。曷、何時。芸臺、ウンダイ、圕、芸香(ヘンルーダ)を書物の虫除けに使ったから言う。 Till I scarcely more than muttered “Other friends have flown before—/ On the morrow he will leave me, as my Hopes have flown before.”/ Then the bird said “Nevermore.” --- The Raven by E.A.Poe さまざまな本が空から落ちてくる床のぬけるは天の図書室 --- 0209付 尾甲詠 @誤記 明日を知らぬが生きる方が良いと信じている。 _/_/_/_/_/ 詩にマジレスしてしまった。 機械翻訳が意味不明だった。中文は英語を介して和訳するらしい。以下が其れ。(推敲前はにわかが暴ではなく卒だった為、兵士が出現している。) ジャックドーはパーティーに向かい、兵士たちは混乱していた。 朝の光に送って戻ってきて。 登録された文人たちは全員現地にいます。 クラウド上でプラットフォームを作ることはできません。 上の段落を眺めると去の用法に問題がある可能性が浮上した。去斉三百里なる例文があるので隔たる、距離を置くの意味で使えそうだが、今度は目的語に抽象語を取るかも疑問である。自を挟めば誤読が無くなるのだが字数が足りない。日中で基礎語彙の用法にも差があるので中々和臭が抜けない。去友が良いのか。

risshi0004

  和韻人虎傳。 侈奢文弱遌風濤。狂疾些癒始得逃。跛鼈無錢心更僻。蒼鷹有績位彌高。漫漫作句稱詩窖。鬱鬱休遊忘富豪。可是既成狼虎類。以亡言語對人嘷。 韻豪(下平)、平起、七律。 侈奢文弱風濤に遌ふ。狂疾些か癒えて始めて逃るるを得。跛鼈錢無く心更に僻なり。蒼鷹績有りて位彌よ高し。漫漫と句を作り詩窖と稱す。鬱鬱と遊びを休め富豪を忘る。是れ既に狼虎の類と成るなるべし。亡びし言語を以て人に對して嘷ゆ。 注釈。侈奢文弱、奢侈文弱を平仄の為に変更した。遌、予想外の人や物に遭って驚く。風濤、世の中の厳しさの譬え。狂疾、精神病。些癒、瘥を使いたかった、残念乍ら完治しないだろう。跛鼈、足が不自由なすっぽん、菲才の譬え。僻、かたよっている。蒼鷹、厳しい役人の譬え。漫漫、だらだらと、此の熟語の時は平声。詩窖、詩歌のあなぐら、多作の詩人。休遊、遊びをやめる、休み遊ぶでは対句にならない。可是、もしかしたら~かもしれない。亡言語、死語や古語。嘷、吠える。 詩窖と富豪の部分の対応が不完全なので直す予定。音声的に近いのだが。 以前の李徴に関する短歌に付した散文で事実に反する事を書いていたので追記した。あの律詩は稚拙で、翻案元に其の儘載っていた作品だった。中島氏の漢詩で良いのは五月五日自哂戯作と題する五律だと思う。 ところで、山月記の時間に高校生に向かって絶句を作る授業を開いたとの論文があるが、何処の学校に一人一冊宛の詩語辞典があるのだろうか。そして、誰一人不自由なく漢字を使いこなせる学級が存在する可能性の低さを甘く見てはいけない。附属高校で試した教育学部の研究者の発表だろうが、もう少し現実的な提案をして頂きたい。 _/_/_/_/_/ 虎は即座に射殺だろうが狼ならばワンチャンあるか。犬科だけに。野心はないアルヨ。 中島氏は天狼を何回か詠まれていた。冬天に凛としているからだろう。 跛鼈も千里。見かけたら手を振ってやって下さいませ。案外楽しそうな様に驚くかも知れません。深刻なようでいて思索及び詩作そのものが遊びと化しているので。放翁が理想。 格差社会に於ける漠然とした不安を払拭したい。其の為にはネガティブを避けず問題を共有、具体化して一歩一歩解決するしかない。米津玄師も言っていたが、不幸になると抽象に落込むのだ。どちらが先かは不明だが一理あるだろう。 鯫生は詩歌や言葉から広がる諸々に支えられてい...

zekku0095

  雜詠、入聲十七韻其八。 秋深叢隕蘀。不盡吟哦樂。漫滅奈書厨。即無如創作。 韻薬(入声)、平起、五絶。 秋深くして叢隕蘀するも、吟哦の樂しみを盡さず。漫滅書厨を奈せん。即ち創作に如くは無し。 注釈。隕蘀、植物が枯れて落ちる。吟哦、詩歌を口遊む。漫滅、擦切れて消える、判読不能になる。書厨、度を越した本好き。創作、厳密には和臭、現代語では原創と言い網上でよく見かける。 或る人が子にゲーム機を諦めさせた手腕に感嘆して作った。漢字の方が面白いと唆す。それにビデオゲームでさえ幅広く楽しむには(日本語、英語その他問わず)言葉からは逃れられないのである。確かに超常的な瞬発力や集中力で勝進む快感は若い頃しか味わえないが、字を知る方が結局は何倍も資すると説教しておく。人生老いてからの方が長いのだ。AAA(開発や宣伝に巨費を投じる高価な作品)は古本屋で設定集や資料集を漁り、網上の攻略ページやファンサイトで満足してしまう残念な消費者の意見でした。 _/_/_/_/_/ 前も書いたが力凍地方の自転車道を何万往復するのは狂気の沙汰である。(砂詩丼でも精々数千往復だろう。)多かれ少なかれどの商品にも手動僧を強いる面があるのだ。

zekku0070

  過年。 蕩子皆醺櫛比。文人獨醒蓬飄。徐書唐詩歳暮。不覓賀状元朝。 韻蕭(上平)、仄起、六絶。 蕩子皆な醺ひて櫛比。文人獨り醒めて蓬飄。徐ろに唐詩を書く歳暮。賀状を覓めざる元朝。 注釈。題名、年越し。醺、ほろよい。櫛比、くしのように並ぶ。蓬飄、よもぎのようにただよう。唐詩、漢詩の事、絶句や律詩が成立し流行したのが唐の時代である、中国では漢詩と言えば漢代の詩を指す。 何となく日常を詠んだら六言の対句が二組出来た。良いお年を。 _/_/_/_/_/ 今回は百度百科の六絶の説明を参考にして格律を定めた。変格の格一に相当。以下の通り。 ▲●△○▲●。△○▲●○◎。△○△○▲●。▲●●●○◎。 此の格は孤平を除いた方が綺麗だろう。又、粘法(承転句間の韻を除く平仄の一致)が些か怪しい気がする。 下三連を忌むので「平平平仄仄仄」等は避ける方が無難だろう。

zekku0068

  故建言有之。 情報渦中頻倂呑。國家衰亂荐麾翻。宜爲日語生成器。自給竟爭爭受怨。 韻元(上平)、仄起、七絶。 情報の渦中倂呑に頻し、國家衰亂して荐りに麾翻る。宜しく日語生成器を爲るべし。自ら給し爭ひを竟へば爭でか怨みを受けん。 注釈。題名、老子41章に見える大器免成等を含む格言の列挙の前置き、建言は古人の確かな言葉、尚本文は論説であって提起の類ではない。頻、一般的な用字は瀕だが文字が潰れるので三水を省いた。衰亂、おとろえみだれる、本当は国家昏乱と其の儘使いたかったが韻の為避けた。 荐 ● 、 頻 ○ りに、屢、文法的には麾荐翻の語順が標準。日語生成器、日本語の生成人工知能。竟爭、競う事を止める、キャウサウ(jing2zheng1)と読むが競争(竞争)に非ず。 受も上部が爪の形に揃えたかったが一覧表から拾えなかった。石碑に新旧字体が混淆しているのはワープロの不備に因るのだろう。 猫も杓子も( ゚∀゚)o彡°えーあい!えーあい!遂にハードAIの後援なる珍述が飛出した。機人を組立ててどうする心算か。それよりも文人の使用に堪える日本語生成AIを作って下さい。お願いします。利に聡い人々の食止しに商機があるだろう。文化投資が大切と仰った筈です。

risshi0003

  解嘲。 元来右眼盲。毎使像型平。薈蕞挑千載。駑鉛縋八紘。知多書誨諭。恥寡友聯盟。鎭怒中腸冷。疲羸不應賡。 韻庚(下平)、平起、五律。 元来右眼盲なり。毎に像型をして平らかならしむ。薈蕞千載に挑み、駑鉛八紘に縋る。書の誨諭多きを知り、友の聯盟寡きを恥づ。怒りを鎭むれば中腸冷ゆ。疲羸して應賡せず。 注釈。像型、鋳像の型、勝手に詩歌の予想図の意味に使う。薈蕞、雑多な事の寄集め、自己の著作の謙称。駑鉛、劣った馬となまくら、菲才の事。縋八紘、世の片隅に住まわせて頂く。頸聯、箴言をある程度蓄えても多くの人々と協力出来ない我が身を恥じる。中腸冷、悲しみを感じると腸が熱くなると故人は歌ったが、鯫生の場合は強い感情が発露しようとすると腸を冷えが襲う。 應 ● 賡、 酬 ○ 賡、造語、詩歌に答えて続ける事。 立体感を伴う表現が欠けているのは社会経験の不足に違いない。併し、何となく行動しない理屈を捏ね上げてしまう。此の律詩でも具体的な描写は中腸冷くらいで佳作とは評し難い。遠出すると熱鬧に体力を吸われるのだろうか、三日は寝込む。自転車は漕げるので筋肉の疲れでは無い筈なのだが。 組織人超人説もさっさと棄却しなければならない。どうしても神格化してしまう。軈て失望に至る。方向性は真逆だが差別だろう。人種が違うと結論付け勝ちである。 不健全なT4の如き悲劇に酔う凡人に成下がろうとしている。危ない。生活第一。寒暖差で参っているのだろう。 _/_/_/_/_/ ところで、今回の韻は音読みしても分かり辛い。現代音を参照すると mang2, ping2,  hong2, meng2(又はming2), geng1 である。実は声調を考慮しないと冷(leng3)も同じ韻母なのだが。日本語では音楽的心地よさが通じない。此の類を学部入試で問わないだろう。 広韻での制作に挑戦したが、対句が思浮かばなかった為紘だけ隣の分類(耕)である。 平水韻は広韻を整理した版。字の一覧表は細かい響きの差を考慮した並びになっている物をお薦めする。因みに、電子辞書版漢字源では後者も調べられます。106韻目の直後の<>内の文字がそれです。表記が無い時は共通です。