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4月, 2026の投稿を表示しています

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[0503遅刻投稿] 三年目最初の投稿が月末恒例となってしまいつつある句会の弁明です。 遠霞遠人愛の 遠 をち 零れ 遠人愛は鄰人愛に代表される基督教精神の堕落をニーチェが批判した概念。自分への見返りがなくとも時空を隔てる人の為に動くのがより崇高だとの意味。落零れに関しては浮きこぼれなる語を聞いた覚えがあるが、何となく気取っていて好かない。其れよりかは遠くへ零れてしまうと謙った方が自然で肩肘張らない表現のような気がする。対義語ではなく同じ音である事も重要。 寒食に庭一杯の花の香を 鯫生は十日程度ならば煮炊きせずに暮らす準備がある。精神病の調子で店に行けない時の為である。最近は余りないが念入りに。 刺されても吸はれても咲け月桂樹 どこかにカイガラムシに寄生された月桂樹の絶句があったと思うのでそれをご覧になって下さい。

zekku0160

  遠慮、去聲三十韻其十三。 飧饔多膾炙。零食嘗甘蔗。解渇直防飢。皆抄於烈夏。 韻禡(去声)、平起、五絶。 飧饔に膾炙多し。零食に甘蔗を嘗む。渇きを解きて直ちに飢ゑを防げ。皆な烈夏に抄められん。 注釈。飧饔、夕食と朝食、食事。膾炙、なますとあぶり肉。零食、間食、又、食事を零す。甘蔗、さとうきび。解渇、渇きをいやす、喉を潤す。抄、奪う、強権を発動して家探しするような感じ。 全て人類が招いた事。金融資本主義は恐らく地球を捨てて宇宙に旅立つだろう。ウイルスの挙動である。太陽系を抜けても1+=============……と永遠に入力し続けるのだろう。

yokudari0133

  深層学習 コンピュータには力碁と 今は昔の格言よ 忌まわしいのはモーラごと 混入させるお空ごと 接近戦や死活に弱いとの評価だったが、魔王を粉砕して最早勝てないと悟らせてしまった。 蜂起読書会で脱領土化(deterritorialization)が長いのでお空ごと(celestiality)なる語を提案してみた。 セレッシャル [0429訂正]セレスチャルには天上の、至高のとの意味があるが、地に足のついていない最新の物事全てへの批判を籠めた。生成人工知能が典型。天恵との勘違いには呆れるばかりである。あれは知恵の窃盗犯でさえない。剽窃も満足に出来ない氷雪の空に棲む痴能よ。 母体や身近な人々から離れた言語習得を見直す必要がある。具体を指示語を使わずに描写する訓練には俳句などが適切である。作文と観察と思考の能力を高めればポチョムキン理解には自ずと負けないだろう。

yokudari0132

  泯泯たる弥生 登呂遺跡の時の邑で トロイ戦争の最中に トロ伊勢海老に騒ぎたる とろい成人が居たのか 頭韻のみ。居たのか(反語)。 縄文と弥生と現代の叡智が混在する時代を生延びるのが楽しそうだ。皆貫頭衣でそれなりの食事をすれば良い。そのような団体も散在するらしい。 農家でさえ金融資本主義の陥穽に嵌る。作物を出荷しないと食上げだから高い金を払って梱包材や機械や種無し品種の種を買入れる。其の手間と時間で別の作物を育てたり地産地消を進めたりすればよい。政府の標語でもある訳でして。

yokudari0131

  迷歯類 遠江風切る荒ち男 捨て難き鰭付くイクチオ ステガの追慕 幾入 トートロジー吸える黒潮 迷路歯は琺瑯質の放浪から言う。現在は亜綱の一つとしては使わない学術語のようである。 迷歯が齢に迷うと読めるので詩にしてみた。Si 社会は疲れる。 韻を無理に合わせてしまったかと思い調べると、イクチオステガの切れ目はこの改行であっているらしい。驚いた。

yokudari0130

  反知性 李世乭の烏鷺の構想 為政者の慕う糠糟 威勢の良い声と思い 五十背取る機械を壊そう 蜂起で1977年を取上げていた。喜劇役者の没年且つ情報産業元年とあった。ここ十年での似た出来事は前者が志村忌、後者が棋王の敗北。実際の戦争をしても心が動かないのは日常に苦楽の均衡が無いからだ。我々は一体何に人生を費しているのだろうか。 _/_/_/_/_/ 「近鄰の書店の専門書の棚がビジネス本に変わっていた。食料を買い込み過ぎた。」と某所に書いたら羅甸語で書込みがあった。曰く、目一杯称え、筋を通して批評せよと。褒めも咎めもせず、ただ己の愚行を記しただけなのだが。或いは新興宗教とマンガとビジネス本と参考書を商う地方の本屋をあしらった事を注意したのかも知れない。興味の持てない者に一番辛く応じてしまうと誰かも著していた。

yokudari0129

  困った古米 報道さも大黒舞 安売りの触れ靡くまい 弥助で商人匿い 邦帑害う備蓄米 最近米価の底値を頻りに報道している。訝っていると知人から耳を疑う情報が入った。 国内産米穀の政府買入れのお知らせ(農水省) 。値崩れに先立って買う愚行。更に資料には入札及び落札価格が不記載。昨年は64万瓲を放出したが、4月14日に1.1万瓲余り買戻した。7千瓲がTPP何とか用なので実際は雀の涙かも知れないが疑わしい。第二回は4月28日の予定。 石油確保に見通しが立たない中、保管費用即ち電気代の高騰を見込んで売りに走る直前に動いてしまった。経済音痴である。何も市場を理解していない。史上稀な私情至上主義よ。 金儲けは結構だが最早地球は持たない。人為的自然災害は資本家にも平等に降掛かるのだ。 _/_/_/_/_/ [0504追記]気付いたら二回の落札が合計16万瓲に垂としている。令和八年度の落札予定に達した都道府県が21/28になっていた。年度が始まったばかりなのだが。

yokudari0128

  袋小路 塵袋値上がり前の ごみごみとした店舗内 五人扶持家小構えの 護民官ぞ今は無き 値上がり前の買溜めに乗遅れた。大20袋が税抜279円になっていた。併し、鄰の店を見ると229円。どうやら製造元が違うようだ。当然難平に走った。 [0424追記]1.5倍程高い物を摑んだ模様。更に難平した。

zekku0159

  讀第九條有所感。 飛機惨殺朋。粉碎斗渠塍。兵痞炮包拯。公須以法懲。 韻蒸(下平)、平起、五絶。 飛機朋を惨殺し、斗渠と塍とを粉碎す。兵痞は包拯を炮る。公須らく法を以って懲らすべし。 注釈。飛機、飛行機、ドローンも含む。斗渠、細い用水路。塍、畦。兵痞、軍部の弊習に染まった古参兵、又、若者を攫って軍に売るならず者。包拯、北宋の政治家、公平な裁定で知られる。 文治体制はあっさりと崩壊してしまった。結局大本営発表と変わらない機械的な金融関係者の空理空論に痺れを切らした怒れる力に蹂躙される運命だろう。自業自得で特に悲しみは無い。但し、戦争で最終的に得をするのは金持ちである。電気信号で生かす余力は無いのに。 [0423遅刻公開]

yokudari0127

  目を皿にする 止まぬ雨四月の墜栗花 八巻の功徳捨ててつい 病押して頓の追利 ヤマザキ春のパンまつり 梅雨入りが四月とは誇張だが、近年纏まった雨が無い。菜種梅雨も走り梅雨も本梅雨も区別出来ない。ならば此の表現も強ち外れていないかも知れない。 八巻とは鳩摩羅什の訳の巻数に由来する。入院中の暇潰しだった。 (値段)*1.5/100<(点数)の麵麭を漁る迷惑な客。体を崩すので程々にしましょう。 [0423遅刻投稿]

zekku0158

  詠懷、去聲三十韻其十二。 梟雄興疢痗。以世爲蒲簺。火海曷年消。蒸民當詬誶。 韻隊(去声)、平起、五絶。 梟雄疢痗を興し、世を以って蒲簺と爲す。火の海曷れの年にか消えん。蒸民當に詬誶すべし。 注釈。疢痗、熱病と鬱病、此処では剰欲や憂鬱の意味。蒲簺、博打、遊戯。詬誶、責罵る。 久し振りの連作。疢痗と火海の字面が似ていて満足。

zekku0157

  田貫湖晩春拂曉。 協和鳥蟾蜍。嵐包身藞苴。不知時絶頂。鑽石出悠徐。 韻魚(上平)、仄起、五絶。 鳥と蟾蜍とを協和し、嵐は身の藞苴たるを包む。時を知らざる絶頂に、鑽石出づること悠徐たり。 注釈。嵐、漢文では山気、靄やかすみ。藞苴、邋遢、不清潔。転句、時知らぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪の降るらむ『新古今、伊勢』。鑽石、金剛石、ダイアモンド。悠徐、ゆったりと。 実際は相当夏めいていた。超高音波の溢れる環境で快かった。肝腎の日の出は眩しくて殆ど見えなかった。後で写真を確認した。

yokudari0126

  誰が為に鐘は鳴る たがたがと集まる寺院 食器の音に心じいん shockin' 費え無き自因 誰が為にある 華胄 eugene 貴族社会では無いのだからファッションリーダやインフルエンサから流行らせるのは止めましょう。無駄ばかり。鯫生はNYOPと寄付で勝負致す。 某雑誌に投稿しようとして削った去年の浜松のお寺であった謎の有料集会について。高額請求は嫌儲者を排除し参加者に埋没費用効果を与え批評を封じる。其処迄して乞食ですか。

zekku0156

  晩餐會。 卓上竝銀釭。滿堂黃髪龐。歡談無實狀。不脫學生腔。 韻江(上平)、仄起、五絶。 卓上に竝ぶ銀釭。滿堂の黃髪龐たり。歡談に實狀無し。學生の腔を脫せんと欲す。 注釈。銀釭、銀色の燭台。龐、太くてしっかりしている。學生腔、語彙の乏しい事、又、生気の無い言葉や文章。 貧乏人の勝手な想像。還暦前後にもなって中身の無い話で金を費やす気にはなれない。 [0418遅刻]

yokudari0125

  遣悶の検問 頤指気使も物資も金も 苛立たしい程に足りない 意識したらやや落ち着く イランウクライナよりまし 頭韻のみ。 悩む暇があるなら体全体を必死に働かせればよい。高校を留年した頃の自分に聞かせている。アンジェラ・アキのような歌は鯫生には無理だった。T5の焦りはT6と大して変わらない気がする。それとも、T9の退行だろうか。いずれにしてもろくでもない。 但し、幾らせっつかれても、戦争反対だけは忘れない。と同時に自称人類なぞさっさと滅べば良いのにと言いそうになるのを必死で堪える。「早く戦争にな~れ」を嗤えない。 _/_/_/_/_/ 兵燹は善き者から焼く。

yokudari0124

  避難所より フクシア開く夕焼の 窓を横切りたる野犬 福祉あらざる故郷の 惑いに視界がぼやけん 土の家の水屋に飾ってあった福島の野犬の絵について。入日に黄色く立上がる画面が荒廃した地に生きる嘗ての人類の供の逞しさ、自然に帰った神々しさを演出していた。題名は忘れたので後日調べます。

yokudari0123

  動物のことば海の庭へ和す 嗚呼 Alas 第五福竜丸 響かぬエコノミックアニマル 日日改まる黒丸 烏碧落に休まる 体調や天候が優れず往生(樂土舎へ行く事)が出来なかったが柳沢氏の展覧会未在Ⅱへ漸く参った。先ずは薪の壁に掛けてあった海の庭と題する作品について。鳥人が亜細亜の海と星空の間を飛翔し、船を見下ろす絵だった。片羽の黒い鳥人のモチーフを猛禽類と取る人も居たが、鯫生には烏に見えた。そこで烏の中でも小型でお洒落であどけなさを感じるコクマルガラスに韻を舞って貰った。頭韻は海中の都市でポーが硝子glassと嗚呼alasとを組んで用いたのを意識した。母音が入る日本語の方が英語よりはっきりと響く。

zekku0155

  譴責。 若此虎狼何。常斟可樂酡。無謀齎戰禍。懇切冀荊軻。 韻歌(下平)、仄起、五絶。 此の虎狼を若何せん。常に可樂を斟み酡なり。無謀にして戰禍を齎す。懇切に荊軻を冀ふ。 注釈。可樂、炭酸清涼飲料水。酡、赤ら顔、特に酒を飲んだ時を言う。荊軻、始皇帝の暗殺未遂で処刑された刺客。 汚濁の世とは手を切って独立するしかない。戦争には絶対に荷担しない。定期。 芸術家に有害な刺戟を与えないで欲しい。作品が灰色か原色になる。勿論鯫生に対しても。 [0415追記]渠は実家が金持ちだと証明しているに過ぎない。

zekku0154

  嘻哈輪。 埒破競贏輸。多言聳厥軀。君知神髄否。辣賦拉姦夫。 韻虞(上平)、仄起、五絶。 埒破贏輸を競ふ。言多くして厥の軀を聳かす。君神髄を知るや否や。辣賦は姦夫を拉ぐ。 注釈。埒破、饒舌(説唱)の徒の音訳、和臭。贏輸、勝ち負け。辣賦と拉夫、饒舌の音訳。姦夫、悪者。 実は漢音でラツと読む曷韻の字は辣だけ。拉はラフで合韻、埒はレツで屑韻。他に剌、喇等と同音符はラツと読む曷韻の字。溂は和字だが剌と同じで良いだろう。尚、大陸で通用する音訳は拉普。普通を拉ぐとは痛快だ。但し、平仄が合わない為使えなかった。 若くして社会から離れた場に立つ経験は得難い。安直に悪に陥らず見識を広め様々な表現を摸索する。期待が重いだろうか。必ず出来ると信じている。

zekku0153

  我思不閟、詠原野谷川愛野近邊。 原川暖氣臻。子女喚慈親。橋下公園角。寒傖嘻哈輪。 韻真(上平)、平起、五絶。 原川に暖氣臻る。子女慈親を喚ぶ。橋下公園の角。寒傖たる嘻哈の輪。 注釈。原川、原野谷川。 角 ● 、 隅 ○ 。寒傖、ぶしょったい、傖は田舎臭い人。嘻哈輪、ヒップホップの輪、サイファーの事。 公園には様々な人が集まるから価値がある。傷の舐め合いに喜び、見窄らしく芸術性の無い感情の奔流に溺れるばかり。偶には別の言葉を発したらどうだろうか。韻位は踏んで欲しい。 即興はその道に打込んだ人が成し得る。シャバ僧は時間を惜しむな。

yokudari0122

  蜂起 資本家シンジケート成し 信じて待つ慈悲は無し 新字、嘘八百を済し 凋めよ言葉の鰐梨 偶には芸術的な事を書かないと詩人でなくなってしまう。 蜂起読書会に触発されて書いた。意味の偏りを直す為に詩があると論じるのは簡単だ。実例を見せる必要があると考えた為韻を踏んでみた。以前の自由詩 No Salary Rhyme での押し方に比べて多少は上達していると嬉しい。 アボカドは周囲の水を枯渇させて丸々と太る。其れが丁度意味の寡占に似ていると思ったのだ。 蘞怠 レンタイ 族とは別の表現をしたいという内発的動機に従った。幾ら辞書に忠実であっても、ヲチめいた事をしていても体制の遵奉者ではないのだ。

zekku0152

  讀書會。 鳳穴滿茶煙。修身佇忘筌。亂民爲瑣屑。無個特差延。 韻先(下平)、仄起、五絶。 鳳穴に滿つる茶煙。身を修め佇み筌を忘る。亂民を瑣屑と爲す。個無く特だ差延あるのみ。 注釈。鳳穴、詩の才溢れる者が集う場所。忘筌、発言の内容を取るのに必死になっていた。亂民、mob。差延、différance、時空両方の隔たり。 絶句に動詞が多く流れが悪い。 過去の拙詩を整理し乍らクリエイト浜松の蜂起読書会を眺めていた。言葉を厳密に使う人々が集まって刺戟的な対話をしていた。慎重な議論を追っていると、個性とは結局有象無象の勲章でしかない気がした。思考が飛躍している。疲れたのかも知れない。 _/_/_/_/_/ 実は後二週間程お題の本が届かないので予習として参加している粗忽者です。後、訳に不審な点があり原文も錯綜している。英語の原書を当たらないといけないかも。 [同日追記]直ぐに有識者がpdfを掘当てた模様。感謝。皆乗り遅れるな! [同日訂正]番号が間違っていた為再投稿。

yokudari0121

  世与我而相違。 東大奨めるテクノロジー ほっとけこちとら薄鈍爺 当代商いに厭きた 仏と道連れの露地居 灌仏会。 昨日は愚父を叱った。別の人から借金をする時に鯫生に返済する速度の四倍で返すとの約束を取付けようとしていたからだ。尚、鯫生は隔月一万円という息の長い無利息だ。平等の精神に欠ける者に掛ける慈悲は無い。毎月二万円になる迄粘強く交渉する。何せ一年以上意見し続けて来た事だから。酒とおやつと外食と飲み会を止めたり、携帯や車を手放したりすれば月二万円は軽く浮く筈である。少なくとも高齢者が運転するのに酒と過剰な糖分とスマホとワイドショーを断たないのは注意力や体力に悪影響があるのだ。合理的な提案でもある。其れこそ電視の情報転売業者よりも生活に根差した知恵である。もう渠の思考能力を過大評価しない。暗記して実行しなさい。 他人に無理な事は要求しない。総て鯫生の実践である。精神障碍者に出来て健常者に出来ない事は無いだろう。 歩行者を轢いて一番悔いる羽目になるのは自分自身である。最晩年位悩まずに逝って欲しい。

yokudari0120

  ゲレーロジュニアの本塁打 プラカタ王子はフォーマル にジャケット着て畏まる 裏方も含め合計 二十の国より集まる トロントの球団が本塁打を祝う時に着せる背広の背には所狭しと関係者の出身国が並んでいる。選手席の片隅に掛けてある服は今日も快音(plakata)を吸わんとしている。 _/_/_/_/_/ やはり畏まると集まるは文法韻のような気がする。

yokudari0119

  殺風景な譬喩 アメーバのごと抗いせん たおやかな鈴蘭水仙 雨風の明日には至り 倒れて蛸足配線 雪片と上品な名がついているので徹底的に冒瀆してみた。雨風に当たって倒れるが静かな晴れが続くと茎を擡げる。泥臭い強かさを表現したかった。併し、二つの譬えが似通っているので検討の余地がある。

zekku0151

  月桂樹之花。 青天月桂光。靜在野扉傍。被蚧纏嘗液。纖纖澹瓣黃。 韻陽(下平)、平起、五絶。 青天に月桂光る。靜かに野扉の傍に在り。蚧に纏はり液を嘗めらるるも、纖纖として澹瓣黃なり。 注釈。野扉、田舎の玄関。蚧、介殻虫、月桂樹に付く寄生虫。 庭は花盛りであるが、ひねくれ者の鯫生は単純に称賛するだけでは飽足りない。見渡すと月桂樹が目立たずに咲いている。寄生虫が侵して灰色の斑点が浮かんでいる葉もあったが、生育に大きな影響はないようだ。 _/_/_/_/_/ 漢文廃止論が唱えられて久しい。鯫生は必要だと思う。即効性のある利点は現代中国語の文献を発音は別にせよ読進める事が出来る事だ。他にも漢字を知って日本語表現が豊かになる。近世、近代の和製漢文による歴史書や思想書を其の儘読解ける。英語の文法にも慣れる。言語学的見識が広がる。少し考えただけでこれ程の価値が思付く。余裕があれば学んだ方が得である。 現代文でも使うと申したが、例えば拙詩の三行目の受身構文は普通に用いる。他に「為病所苦」との辞書の例文がある。 漢語辞典の汞(水銀)の項目も何の問題も無く判る。

risshi0007

  頌。 詩泰斗。突纔黔。驅山畷。側笠檐。時引古。不依占。暄和凛。汝地鹽。 韻塩(下平)、仄起、三律。 詩の泰斗。突纔かに黔む。山の畷を驅け、笠檐を側く。時に古を引くも、占ひに依らず。暄和にして凛たり。汝は地の鹽なり。 注釈。泰斗、芸術の大家。突纔黔、家を空ける事が多く殆ど煙突に煤が付かない。山畷、山間の耕作地の道。笠檐、笠のひさし。引古、典故を引用する。不依占、うらないで決めるような適当な事をしない。暄和凛、穏やかでいて引締まっている。地鹽、マタイ5:13、社会の腐敗を防ぐ者の譬え。 三言律詩を作った。聒聒兒漢詩會では平仄を守れば詩の長短は問わないとの方針。理論だけでは物足りないのでお示しした。詳しくは 四言及び三言の律句について(聒聒兒漢詩會) 。 一文字目と三文字目が常に対になっていて音の変化が少ない。孤平を認めても変化を付けた方が良いかも知れない。二文字目は固定した方が良いだろう。反法、粘法の判定は二文字目と三文字目に力点を置くのが妥当か。 _/_/_/_/_/ 詩歌の場の主導者伴走者になる為に作者の意図に寄添いつつ読みを深める提言を間を置かずに発せられるよう訓練する必要がある。詩会や句会或いは普段の鑑賞の際に少しずつ言語化する習慣が近道か。 _/_/_/_/_/ 聒聒兒漢詩會 の準備が整ったのでお気軽にお越し下さい。参加希望の方は詩会のメールアドレスに雅号・筆名を添えてご応募になって下さい。

yokudari0118

  [0405投稿] 汲水 春長雨集めて速き 法面の管よりの水 高踏派 パルナシアン 眺める欅 海苔のごと鈍き輝き 今年の冬は太平洋側で渇水が起きた。取水制限を設けた水域も多かった。気候が激甚化する地球で何とか生残る術を見付けなければならない。

yokudari0117

  唐土趣味 片国は虚妄を変えで 満作と呼ばれる槭 頑なに今日も叫ぶも 万策尽きて打替え手 槭 ● を使えないならば 椛 ○ と和字を使った方がましと愚考する。漢和辞典を引けばすぐに判明する。詩語集の怠慢。 楓を槭と読ませる時中国人がどう思うか。少なくとも加州巻を寿司と認めない者は直した方が良い。鯫生は気にしないが。 ウッテガエシ好きです。

zekku0150

  白雨對櫻。 瘴至沛然降。紅花掩北窓。瓣零如樹血。幾歳保髼鬃。 韻江(上平)、仄起、五絶。 瘴至りて沛然と降る。紅花北窓を掩ふ。瓣零つること樹血の如し。幾歳か髼鬃を保たん。 注釈。起句、暖雨や春雨、膏雨と呼ぶものか分からなかった。髼鬃、植物がぼうぼうとしている様、韻は東と江。 昔は花を何度見られるのだろうかと感傷に浸った。今は人より先に樹木が夭折しそうである。世も末よ。 [同日]平仄が逆だったので転句を訂正。

yokudari0116

  煩悩、購買欲 群商人の大都会 無漏路を知らずたんと買い 無禄の身を託つならば 室戸より補陀落渡海 結局大衆向けは余り面白くない。無料で楽しんでお零れを有難く頂戴する。無禄の身の処し方だ。全く嘆かわしくない。貰ってばかりで気が引けて来たので詩を放流する事にしている。

zekku0149

  詠懷、得輭紅塵中之四字。 輭幣益欺氓。紅花破綠瑩。塵涓何可蔑。中外共如苹。 韻庚(下平)、仄起、五絶。 輭幣益す氓を欺く。紅花綠を破りて瑩たり。塵涓何ぞ蔑すべき。中外共に苹の如し。 注釈。輭幣、 soft currency 、財政的に弱い通貨。欺、欺く、又、虐げる。承句、紅花還得緑 [0403訂正] 協 葉 扶を逆に言った。塵涓、僅かな仕事。中外、朝廷と民間。如苹、萍の様に風が吹けば偏る。 隙あらば詠懐。何度目だろうか。 _/_/_/_/_/ [0403追記]頼むから葉を叶とするの止めて。

yokudari0115

  土砂降りのドジャースタジアム 雨降れど砕かれていく マウンドの赤き粘土 アメリカの重きスパイク 真受けして庭を掃く槌 押し方が面白くない。頭韻と脚韻の組合せをずらした方が楽しい。

zekku0148

  喞喞、詩會開催之辭。 叢中聒聒兒。寤寐動孜孜。不久風霜至。於吾敎汝詩。 韻支(上平)、平起、五絶。 叢中の聒聒兒。寤寐に動くこと孜孜たり。久しからずして風霜至らん。吾に汝の詩を敎へよ。 注釈。聒聒兒、くつわむし。寤寐、寝ても覚めても。孜孜、熱心に勤める様。 お気軽な漢詩の会が無いので自分で運営する事にした。 聒聒兒漢詩會 と申します。そこらの叢で詠っているので暫しいらっしゃって下さい。 午後の投稿なので万愚節とは無関係です。念の為。