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zekku0228

  詠懷。 出戸遇炎魔。外遊遭戟戈。海洋將放溢。陸地悉鹹鹺。 韻歌(下平)、仄起、五絶。 戸を出づれば炎魔に遇ふ。外遊すれば戟戈に遭ふ。海洋將に放溢せんとす。陸地悉く鹹鹺たり。 注釈。炎魔、暑さを齎す超常的存在、白魔等からの造語。戟戈、戦。鹹鹺、塩辛い。 第四回聒聒兒漢詩會に提出。 何処も罅割れてかさかさである。塩でも取れそうな暑さだ。実際塩田を営む人々が喜んでいるとの話もあった。 _/_/_/_/_/ 二日間市民ギャラリーで律詩の研究をしている。杜甫の対句を精読、書写している。情報としては捜韻などで事足りるが結局は書いたり読んだりしないと覚えない。何時か纏めて小冊子として出版するかもしれない。『大杜律聯筌蹄』と題する。

zekku0130

  詠懷、去聲三十韻其三。 鈍根狂未瘥。散帙居貧隘。大卒每名声。脆軀頻噤齘。 韻卦(去声)、平起、五絶。 鈍根狂ひ未だ瘥えず。帙を散じて貧隘に居り。大卒名声を每る。脆軀頻りに噤齘す。 注釈。鈍根、鈍く愚かな質。瘥、病の様子が変わり軽くなる。散帙、文巻を散らす、読書。每、貪る。噤齘、歯を食いしばって怒る。 頻繁に大卒批判すると最早学位を目指す気が失せて来た。尤も不真面目で貧乏で非社会的で惰弱なので入学さえ出来ないかも知れないが。鯫生の著作が研究対象になれば実質博士号と同等の効力を持つと夢想している。 _/_/_/_/_/ 一先ず高知県の国民文化祭への提出首を拵えた。¥2,500程の漢詩集購入が楽しみだ。鯫生は手帳を持っていないが、漢詩の部は精神障碍者の費用免除が無かった。俳句と川柳はあるのに。

zekku0078

  慰安、平聲三十韻其二十五。 如無我宿痾。應伍與幺麼。顔厚趨炎熱。嘲嗤庶璀瑳。 韻歌(下平)、平起、五絶。 如し我が宿痾無くんば、應に幺麼と伍し、顔厚にして炎熱に趨り、庶くの璀瑳たるを嘲嗤すべし。 注釈。宿痾、ながわずらい。幺麼、小人。趨炎熱、趨炎附熱、権勢に阿る。嘲嗤、あざわらう。璀瑳、詩文の麗しいさま。 自分を労っているだけなのに言葉が刺刺しくなってしまう。痾の字が頭を離れなかった為にこの詩を書終えた。今度こそ別を当たろう。