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zekku0089

  黍離之歎、入聲十七韻其三。 派遣只鶉褐。肥饒殘旱魃。文章若亂何。宰相無敁敠。 韻曷(入声)、仄起、五絶。 派遣は只だ鶉褐のみ。肥饒は旱魃に殘はる。文章亂を若何せん。宰相に敁敠無し。 注釈。鶉褐、継接ぎの粗末な衣。肥饒、よく肥えた大地。旱魃、日照り。敁敠、(占攴:韻下平塩)(叕攴:韻字)、テンタツ、dian1duo2(或1)、掌に載せて重さを測る、又、他人の心を推量る事、忖度。 内容は名物のぼやき。継接ぎは大袈裟でも穴が開いたり解れたりした服を着ている。 韻目の 曷 カツ は 何 カ と通用する。なに、なんぞ、なにをもつて、いかん、なんすれぞの総てが辞書に載っている。完全に平仄交替字として使えるが何故か詩語集では抹殺されている。古風に聞こえる為だろうか。他の意味では、屢詩経に時の疑問詞いつとして見える。

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  鼾雷に拍手喝采聒聒児 字面がこの上なく豪快に囂豗である。実際は乙夜から広漢和を繙いて深更に至った時の様子を素描した。混沌の曲 が止み、がちゃがちゃが囃し立てる。当然鈴虫に陶然とする夜もあるが、今回は轡虫の低音が耳に留まった。先ず同居人の睡眠時無呼吸症候群を心配すべきだが。 近年の八月は残暑ではない。真夏日が途絶える季節がいつになるのか見通しが立たない。陰暦七月の異名、流火に熱の印象が雑ざるのは列島が度を失っている証拠だろう。夜着を退けるより余儀無い。初秋の俳句が夜霧籠って眼前にも脳裏にも、また胸中にも全く過らないので、幾弱り果てているこの頃。もう一度歳時記を読み込もうか。