zekku0123

[03080230遅刻]

伊太利的樂觀。
啜麵飲葡萄。雖粗得永騷。洵多虚妄輩。不爲米劬勞。


韻豪(下平)、仄起、五絶。

麵を啜り葡萄を飲む。粗と雖も永く騷ぐを得。洵に虚妄の輩多し。米の爲に劬勞せず。

注釈。葡萄、此処では葡萄酒。粗、粗末、質素。劬勞、骨を折る。


児孫の為に美田を買わずの構文が今更乍ら不可解だったので資料に当たった。「不爲(名詞)(動詞句)」で「(名詞)のために(動詞)しない」の意味になると用例を参照して漸く了解出来た。上中下点の妥当性に疑念が無くなった。西郷の絶句の解釈は非常に疑わしいものが多いが、一先ず、良い田畑を用意するだけでは維持管理が行届かないので結局は荒廃させる羽目になるとの教示だろう。断じて若い時の苦労は云々ではない筈である。反感を籠めて此の五絶を賦した。結局は世界の何処かで従事する方がいらっしゃるのだが、不当な利益を貪る商品に与らないのが貧乏人の知恵であり倫理であるのかも知れない。

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尚、用例には先に投稿した yokudari0092 の五斗米に関連する陶淵明伝の「不爲五斗米折腰」もあった。孟子の用例も参考になった。

尚、爲の字は、ため、る、らる、所となるの時に仄字(去寘)、他は平字(支)である。

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