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5月, 2025の投稿を表示しています

senryu0057

  乱れ鳥てんてこ舞の古古古米 コココマイが鶏にしか聞こえなかったので。吠影吠声の必要は無い。此の言葉が不信感を増幅するのならば別の表現を用意しよう。例えば令和三年産で事足りる。猫も杓子も大わらわなのは心苦しい。陰謀論めいた話だが、値を吊上げたい輩が居るとしか思えない印象操作が罷通っている。辟易せざるを得ない。中間業者が関与し過ぎているならば中抜きが効果的だろう。地産地消を推進めるだけである。化石燃料も削減出来る。 古い米は玄米の儘適切に冷蔵保存すれば臭うことは無い。水分は少ないので酒醤油出汁で味付けをするか半日程吸水するかの措置は必要だろうか。より新しいのに混ぜたり、搗精せずに雑穀として扱うのも一策か。蕎麦飯ならぬ伊麵飯も知恵だろう。最終的に信じるのは自分の舌と腹だ。 _/_/_/_/_/ 某芸人曰く、現代人の大半は価格や商品名や評判を味わっているので飯を食っても実質0キロカロリーとかや。 最後に。米は金融商品に非ず。生鮮食品だ。

haiku0291

  鳩槃荼を覚え黄ばんだネルは寝る 昔古典の用言で覚ゆや寝(下二段)をややこしく感じた。今回の句を作るに当たってネルは寝るなる陳腐な洒落が文語では禁止されているのに気付いた。当然ネルぞ寝るは連体形でぬると読むので小手先も通じない。黄ばんだと口語を使うのは必定だったので今回は特に悩まずに済んだ。 正直に申して、フランネルの季感を形成できていない。寝巻として使うのは冬場だし、御伽噺にうつらうつらした子供の頃を連想するだけだ。一方の夏は空調が空腸に沁みるのでやや厚手の寝衣を着ざるを得ない皮肉な実相もある。普段着としてはもはや初夏が何処かに逝ってしまったので最適な時期が分からない。農民の作務衣の趣ももはやファストファッションに消費され尽くしてしまった。歳時記の作例も少なく、而も心意を解せずに取り敢えず程度の句や猥褻罪に問うべきしかなかった。 The skies they were ashen and  dismay ;/ The leaves they were crispéd and sere—/ The leaves they were withering and sere;/  It might be night round the 30th [of] May / Of my most immemorial year; (味気無いパロディ(藁)。要するに思い出すのも辛い或る初夏の夜の話ですがという導入です。[of]は息を吐くだけか完全に脱落させるかにして下さい。音節と韻の関係上です。) 鳩槃荼は辞書かクイズ番組で目にしていたが、注視したのは法華経を読んだ時だ。保護室で四十九日は始終苦熱(tantalization;厳密には渇望とすべき。yun(ry))を叫んでいた。電子辞書を返せと。案外淡々と。結局安定して普通の閉鎖病棟に移されても聴されなかった。殺生ながっちゃんこの内側だったが岩波文庫だけは家族に取って来て貰えたので落ち着いて読む機会を設けられた。意味を調べられない(小声の)読経は度胸が据わったものではなかったが、漢字を見て楽しくなった。無論看護や治療の苦労は計り知れないが、この荼毒の現状も届くと嬉しい。蠹魚のしみったれは無視して監禁しろと御意があっても甘んじて受けるので看経の為の経文と辞書の持参をどうかご寛仮下さい。暴れる頻度も格段に減...

haiku0290

  ぐうたらの批して把れる枇杷ごろり 怠け者に限って衣食住に全力なので審美眼に肖った方が細やかな幸せにありつけるかも知れない。選び出した物は矢鱈と大きかったり意外と美味しそうだったりするものだ。食べる姿も小動物らしさがあって何だか落着く。餌付けしたくなるような人になりたい。食いっ逸れなさそう。戦争や飢饉さえなければだが。ごろごろ……。

haiku0289

  鮮やかに蘇りたる薊かな 実は蘚苔のセンと鮮明のセンを同じだと思っていた。お許し願います。 [同日訂正:季節夏を春に]

haiku0288

  雨熱れ蛙鳴戦争止まざりき 近年の雨は天の熱涙。疑うらくは体温よりも高きかと。其処に蛙の戦争が一日中鳴止まない。微笑ましいので何日続けて貰っても構わない。否、重低音だけは出さないで下さい。

haiku0287

  老鶯の舞文弄法を謗るか 法輔孑孒と猶ほけたたまし 漢検の学習者は御存知でしょうが、ぼうふらは頻出語。ケッキョウ(慣用音ゲッキョウ)の音読みも覚えておきましょう。山に隠棲して法務次官共が上司の私阿にふよふよ集くだけだと当擦るのはなかなかに老獪ですな。 鳴くならば殺してしまえ匂鳥 と時の宰相の詠みにけるとかや。 _/_/_/_/_/ 慣用音を突詰めるとすけの字はフと発音すべきだと指摘されそう。のらりくらりと躱しますがね。

haiku0286

  目くじらに怯むや風呂の蛞蝓 目くじらの語誌は不明。刔るに関係するかと考えた事もあった。何故ア行か。本来は目くじらを立てる迄書くが、怖気付く眦とは大概怒っている様なので省略した。 蛭が上一段活用ならば蜒蚰はシク活用だろうか。(勿論本来の表記はなめくぢである。) なめくじき歩みを見ていると早く風呂場から出て行ってくれと思う。這い跡に残る寄生虫の感染にも気を付けなければならない。 _/_/_/_/_/ 実話です。唐突な田舎自慢でした。

tanka0046

  狗頭 ドージ 忌や億の童子の同じける物議を醸す言語は聞かで 景色が無い。doge なる実体無き物を詠んでいるからではあるが。不器用な英語や仮想通貨と浮沈みする生活を送らずに柴犬のかぼすさんは家族に看取られたそうだ。遺影は流布している瞠目ではなく、アルカイックスマイルを選んだと願っている。 _/_/_/_/_/ 臭橙に一番似ている犬種はブルドッグか。皺くちゃで柔らかくて。 竜頭氏の網上頁に犬のエニアグラムの見分け方が載っていた。渠は何番だったろう。

tanka0045

  長老を嘲弄せずに拝聴すはい丁度良い蝿帳どうぞ この歌に揶揄いの調子があるのは御愛嬌。兎も角、蝿帳は便利ですよ。名前を知ったのは最近ですが。

haiku0285

  閑古鳥埃被れる医療機器 長閑な禽語が聞こえる頃となったが、驕吝に見放されたあの方は亡くなってしまった。最先端の刀圭を提供できるとの謂いは統計学的に到底信用出来ないものであったのに。譸張した者どもへの恨みを中腸に仕舞い、惆悵たる日々を淡々と過ごすより致し方ないのかも知れない。 偸盗園は避けよ。 神秘と新技術は譎詭の温床だ。アットホームと真心も同様。必要を卒なく熟すのが理想か。

haiku0284

  擦り合ふ白きもやもや茄子植う お互いに擦付け合うように絡む茄子の髭根を見て窮屈そうだなと思った。連作障害が強く出るらしいので来年はどう育てようかと収穫も済んでいないのに考込んでしまう。食い気が優っている。

haiku0283

  戛戛と鳴らさせ給ふ田植かな 戛と夏の字と音が似ている。 陛下の田植えを拝見した。套服の青襯衣にすらっとしたズボンとしなやかな革靴にございました。田圃も殆ど水が入っていなかった。宮内庁は上品に形骸化なさっていると思った。 昔読書人は農業をすべきでないとの説があった。確かにときめく方々には不必要だろう。だが、思考の独立を保つには幾らか自給出来た方が都合がよい。亜聖を目指して阿世に成る危険を避けられるからだ。理想は宮沢氏だろう。食事の為に鸚鵡に窶す位なら初めから志すべきではない。物言わぬだけで上位十分の一だろう。千冊の本を刊行するのは環境破壊だ。

tanka0044

  豆飯を食らふ汝が夫女女しとぞ貶すをなどか抓み出すまじき 豆飯が季語と初めて知ったので。豌豆も枝豆も旨い。スクランプシャススクランブルが止まらない。 炊事が女の仕事との見方は古いと思います。あんなにも創造的な仕事を独占させてはならない。男女平等の時代ですから。字余りに怒りが滲む。実際は係結びを忘れただけ。

senryu0056

  いやマジさ 麦酒 ビヤ は微痾だに癒すまじ だにを使ってさへやをもを避けた理由はまじとの押韻。文脈上でもだにが適切かと思う。 聖賢への態度は 喧噪や を発表する以前から変わらない。抗酒薬と題して連作を何時か発表しようか知らん。酒精煙草咖啡因多量の脂質糖類塩分市販薬の過剰服用引包めて、薬物濫用は拡大自殺だ。依存症患者を責め兼ねないが事実は事実なので云わざるを得ない。 _/_/_/_/_/ 居酒屋では肴荒らしだが、抑介護料込みの価格設定なので腹を満たせない。辛口を提供しない店で驕って下さい。食放題大歓迎です。 いやは呼掛けで否定ではない。嚭にも悲しい意味は無い。抑質問してもいないのに拒絶と取るのは愛着障害だと思う。それだけ世の中に余裕が無いのだろう。もう診断名にして福祉の対象にしようよ。隔離した方がいい。そんな極論を振翳したくもなる。精神病は感染しないが不幸は蔓延する。 畢竟寛解とは苦しみに克つ事ではなくて喜びを取戻す事なのだろう。

haiku0282

  夏浅し前流れなる島柄長 花魁鳥と並んで近年売込み中の蝦夷の韤雀。雪の妖精の惹句が殊に有名だが、夏毛も味がある。近所の前流れの立派な茅葺の神社。灰色に真っ白く反射する部分がある。目を凝らすと愛らしい小鳥の胸毛が判別出来た。美を少しも詠込めないし話題の脱線も能わぬ襪線の才を恥じざるを得ない。 _/_/_/_/_/ 雪が恨めしいので白銀の試される大地には住まない。湾端(宇須岸)や道都であっても。

tanka0043

  厨二病患者の眼卯月晴闌くる苺の苑に涙す 熟れた覆盆子の馝馞たる域に入るとありもしない甘酸っぱい十代が思出される。恋愛脳の発信者共に記憶を改竄されたのだろうか。 人生六十年で季節が一周すると仮定するならば、最初の十五年は玄冬で、青春、朱夏、白秋と続く気がする。(還暦から復た暫しの冬だろうか。) そうなると中学生の時分は春隣りに過ぎないし、次の三年、四年間は早春でしかない。二十代丸々も亦韶華じゃないでしょうかと申したくなる。憧憬に値する美を見付ける時期だろう。時には世を震撼させるものを心肝となす事もあるかもしれない。佳麗なるを餉の生活を厭わずに支えていく。 鯫生のジュネスは一日中寝過ごしてばかりだった。生来の懶惰の所為で。だが、治療が一段落して打込むべきに漸く邂逅出来た。濁世と共に浮沈しないで済む趣味を持てて幸せだった。有難や。

haiku0281

  葉巻虫時間銀行に急かされ 今日は十五回目のキンセデエメ(15-M)。時間貯蓄銀行(ZeitSparkasse)よりは最早国際時間銀行(ZeitBank internationale)に対峙している気分だが、兎に角金で買えない価値を育んでいきたい気がする。と悠悠燻らせている側が申しております。

haiku0280

  雨余の日がご覧紫蘭に散乱す 白及の調理の仕方を考えていた。知らないとか知ろうと掛けるのは陳腐過ぎたので結局は止めた。雨上がりの煌きを軽快に捉えられたので満足している。 _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ 全く関係ない雑事だが、最近某社群遊戯のケモセーフ広告が流れてきてどぎまぎしている。艶冶過ぎて眼底にこびりつくので何時か詠もうと思っている。

haiku0279

  篁を過れる雀夏の初 ゲは安居、varshika。夏の間籠り精進する仏教の行事。 入院前、そして恐らく生涯で一度の句会の互選で辛うじて点が入った句。座禅体験を想起し乍ら書いた。確か蕉翁の同季語の句を手本にした。(暫くは滝に籠るや夏の初) 初期の作品と言えるだろうが、この時既にかなとよ以外の切字を嫌っていたのがよく判る。あと押韻らしきものも確認出来る。 席主と連絡先を交換すべきだったかもしれないと悔やんだこともあるが、精神病に先立つ詩作の衝動であって、実力ではなかったのだから矢張此の儘で良かったのだろう。大変遺憾なことに主宰の付き人との相性が悪く、自分にも余裕が無かったので致し方無いと判断せざるを得ない。其の推定T2かT6が宿痾の発症の一因になったとがなり立てたい気持ちを今でも抑えている。抽象的な差別はしないが具体的な個人には烙印を押させて下さい。 今度何方かのお招きがあるのならば、漢字には読みを併記するように気を付けたい。恐らくそれが高踏的と取られて反発されたのだろうから。(漢検配当内の字と基礎的な古典文法しか駆使していなかったのだが。) _/_/_/_/_/ 此の網録には仮名を振りません。手許の辞典、歳時記や端末でお調べになって下さい。 電子辞書がお薦め。古語辞典か広辞苑又は日国精選版、漢字源、角川の五巻本の季寄せ、日本語シソーラスあたりは麻姑掻痒の感があります。Ex-word でも Brain でも良いと思います。案外中古でも事足ります。(マルチじゃないよ) 文法と語彙が身に付かなければ文は書けない。文芸も例外ではない。

tanka0042

  冷戦の狭間に於ける亜流じゃん劣等感に苛まれをり 緊張感の漂う世の中で新しい楽しい事をしようとしても最初の批評家である自分自身が後追いに過ぎないと告発する。そんな悶々とした日々を洒落てみた。 無関係だが、カムチャツカをカムチャッカだと勘違いしていた。この歌で地理の点数を落とす人が出なければ良いが果たして。 Ti は Te と違い新事実の発見はしないらしい。解釈を表明する機能だとか。鯫生の詩で新生面を提示できたか気に掛かる。親父ギャグ製造機に成下がっていないか。

haiku0278

  灘文字を贈る黄髪母の日よ 悪筆の拙句を贈呈いたします。なだもじは塾講師リンシウの発言より。好成績者の解読困難な普段の記述を有名高校の名前を取って呼んだもの。 字の巧拙と頭の良さは全く関係が無い。但し、走書きを見れば鳥跡の組立を理解しているかどうかは判別可能。草勝ちは楷書が身に付いていないと再現できない。とは言え、独自の速記法を編出す人も居るので草書が唯一の崩し方でもない。知性は文を読めば一目瞭然。尤も生成人工知能が現在の水準を維持し続ける前提だが。思考力開発と環境保護の為に計画停電をした方が良いと思う。 _/_/_/_/_/ 勉強をサボる子を持つ親御さんへ。漢字の宿題をする横で熟語の読みを偉大文字で書取り続けてはどうだろうか。義務教育課程生への刺激になり、韓流舞踊歌手の推し活も捗るかも。固有語に角字は用いない国だが、訓下す訓練も有効だろう。英語の学習の横で只管諺文読みをするのもおもんなくはないかもしれない。大学外国語科目やTOEICの受験用の参考書を取寄せるのも一案。 昔の棋書の原書を注文しようかしら。虚々実々等は現代日本で余りお目に掛からない文字列だった。漢字を廃止して豊かな語彙が消えるから往時の美を留置くのも一興か。 言語の純粋性を保つならば インテイク の時に対抗せねばなるまい。不可能ならば共に 生きていく しかない。仏蘭西や朝鮮の腐乱や空しい挑戦に倣っても益が無い。韻を踏尽くすのは共存と云えなくもない。韻後進国の汚名を返上したいと私かに画策している。

haiku0277

  サーバ部屋麦克風より麦の風 microphone の漢語音訳の字面が似ていたので。麦、風に克つと訓める。日本中の端末から風音が集められているのだろう。それを学習する機械があるのかもしれない。言語表現を緻密に教授する為に、全電脳筐体に温湿度測定器他を搭載する未来もそう遠くないように思われる。(尚、既に光、音、角速度、加速度、電磁気、気圧感知器は作動している。) 情報中心(data centre)は常に冷却してある。もしも電気が制限されたら空調を節約するしかない。昔乍らの氷室に頼るのだろうか。冬の間に雪を運込み一年持つのだろうか。持続可能性は大いに疑問だ。計画停電の時代の到来は文章で意思疎通を図る良い契機になるやも。 [追記0529: 舞愚魯奔なんて当字は流行らなさそう]

haiku0276

  人籟と信賴首夏の癩島へ 癩病の単語は使わない方が賢明だ。 ださいと云われても獺祭を懶く思わないのは伝えるべき事実があるからという面もある。 邑久(おく)長島大橋の竣工から今日で36年になる。ハンセン氏病で隔離されていた人が人間回復の橋と答えていた。 特定の病気、怪我を被ったら社会的な信頼と価値は絶対値を付けてマイナス一万倍になってしまう。差別をしないのは明日は我が身だからだ。又は、来た道だからだ。 _/_/_/_/_/ 勿論感染対策は必要。医学的知見に基づいて適切に行動すべきだ。但し、淋病や梅毒等を根絶出来ない愚か者が他の疾病を差別するのは許さない。道義的に一番責められて然るべきのは客として赴く者どもと自称経営者である。叱斥で解決しないが、一応。

haiku0275

  くたくたの父と黒ずむ蕨かな 軽暖の青山を掻分け山菜を浚って来た夕餉。並んだのは萎びた黒い植物質。重曹で煮込み過ぎた。草臥れ儲けと評せざるを得ない。復た探しに行くそうだ。

haiku0274

  黯靄の明けて青筋揚羽あり 昏く立罩める靄が晴れて青筋揚羽が飛んできた。暗がりや煙霧の奥からやって来る何かを詠むことが頻りである。闇が好きと云い乍ら時には日光浴をしたい気分になるのかもしれない。微睡みは片陰で。

haiku0273

  贖罪の小説をこそ青葉雨 小説家は誰にでもなることが出来る。凡百の随筆より収監者の手記を読みたい者は少なくない。執筆を妨げる要因は最早些事に成下がっている。編め。扼殺される前に。其の罪の経験を国民全員が贖う為に。 A prophet is not without honor, save in his own country. 辱知には恥辱を受ける。過去を知る者は未来を共に語るべからず。よくある精神病質の行動基準だろう。在邇求遠は自ら語り部を遠ざけるから不可避なのだ。自分も郷里では発言権を持たない。気違いの無職引籠りだし、自治会泡沫非主流派の家の子だからだ。 自分探しは親戚を見れば判る。家系と遺伝とを遡れば良い。 余りにもブランキの虚無感に影響され過ぎた。まだ開いていないが。仏蘭西語の原文が網上で無料で閲覧できる。下載は安全上の問題で見送った。 無差別殺人の心配をする人が多いが、有差別殺人での横死数の方が圧倒的だ。面識率は平成二十三年で87.8%。自身の人間関係で縁辺化(marginalise, [追記0509; peripheralise])した人物の恨みを買わぬよう気を付けるが良い。 [追記0507 結局犯罪者や仮想空間で暴れる奴の殆どは似非IN型、略してSIN型なのだろう。文字通り罪深い。自己認識が誤っているのだから。具体的には申さないが。IN型が迷惑しているとだけ。] 偉人伝や道徳の紙芝居の文は縷縷綿綿に過ぎ説教臭いが、基本的に歴史書や哲学書が味気ないと思う人が聞入るのであれで適切なのだろう。視聴者の為の言語だから。只、鯫生は半分に削ってしまう側にあるし、見せられてもソシャの周回をし乍ら聞流すだろう。 挨拶は文字通りの機能を持っている。通俗倫理なぞ問題ではない。自衛なのだ。 気持ちを聞く心理面接だけでなく意見を聞く心理面接が在っても良いと思う。というより、仕事本や講演会がそれなのかもしれない。 気持ちは無条件に受入れられるが、意見は役立つか影響力のある口でないと排斥する。歪に感じる。 逆に料金を請求したくなる面談員もいる。知識も経験も不足しているのだ。社会投資と割切っているが。 言葉と心を尽くしても徒労に終わるから愚かさには怒鳴りたくなる。補償を求めてしまう。 道徳とは功利主義又はTFTである。何度も書いているが。 助けたくない人を助けよ。助けたい人...

haiku0272

  矢車は毎秒四十億回転 宇宙を銀河系が進む速さが600万粁毎秒、矢車の直径を50糎としました。計算すると毎秒38.2億回転になる。尤も、相対速度の基準が不明且つ矢車は正円ではないので摩擦、重力云々を無視しても正確でない。空想科学に過ぎない。 更に巨大な規模で見ると何万倍もの敏捷性が測定できるかもしれない。外側から見ると天の川銀河は火の車かもしれない。40億年後にお隣とぶつかり合う様は神々の貝独楽競技なのだろう。 _/_/_/_/_/ 入院直前に書いた句に整合性を付加えた。着想は矢車が空の道を転がり家を地球を運んでいくというものだった。十七音に収まらず意味不明になってしまっていたので供養した。病棟ではやぐるまという単語が節を付けて無限に繰返し響いていた。これでも思入れのある作品なのだろう。句会で素気無く扱われたのを根に持っていたのかもしれない。無意識に。

haiku0271

  修司忌や書も街並も画面越し 書を捨てよ町へ出ようとの題の評論や演劇が流行ったらしい。視覚言語優位なので舞台の機微は分からないし、随録も文字通りの事が書いてあるだけらしいので気が進まない。抑処置の施しようのない書痴なので書を携えて街へ出ようと誘って頂いた方が有難い。 今の世は情報機器に遊ばれる人が多すぎるので隠匿網から自由が失われてしまった。金儲けの為の不道徳が通信を蚕食している。憖識字率や通信網羅率、端末普及率が高いので直感的に訴求する表現が鉤章棘句を駆逐してしまう。他国では文字媒体には真剣で奥深い内容か定型化していない笑話が載っているのだが。剰え宴会券や散らし程の機能しかない紙束を以て技術者や印刷所、流通業や小売に負荷を掛ける輩もいる。勘弁してほしい。 _/_/_/_/_/ 多重知能診断があるが、あの問診票で内省知能が90以上になった人は恥じた方がいい。というのも自己啓発本を読むかなぞと云った頓珍漢が雑ざっているからだ。制作者は意識高い系を当擦りたかったに違いない。又は、米国の語句を文化の差を考慮せずに忠実に訳した結果かもしれない。啓蒙業界は不審人物(婉曲表現)の溜り場で辟易している。 何度も申すが、自己啓発本は言葉を覚える為に読む本である。日常業務に差支えないならば無用の長物に過ぎない。孫引きではなく原典に当たれと大学入学直後に教込まれる筈なのだがなあ。 例えば権力の法則48条なる仕事本は少し調べれば那翁や諸葛亮と云った錚錚たる面々の思想を敷衍していると直ぐに判る。後は自伝、史書、公文書、手記、書簡なりを当たれば良かろう。一人では難しいならば図書館の照会(レファレンス)担当への相談が捷径だ。 散々貶しておいて恐縮だが、弊網録も開発の性質を帯びている。違いは料金と語彙と文章の冗長性である。鯫生の類は繰返しを嫌う。大事な文言は何遍も味読する事にしている。坊間の書は一度で読捨てられると承知した上で諄諄語っている。結局拾読みや立読みで売上げに繋がらない気がするのだが何故か販売数番付を独占している。大いなる不思議だ。 重複の回避とはシニャックやスラの画法。 芝居の界隈とは没交渉だが、寺山氏の短歌は何度も音読したいと思える。清々しい詩人だ。網上で数十首見ただけなので、全歌集、全句集を仕入れたい。 昨年度の共通試験の漢文で熟読、精読の重要性を説いていた。速読の惹句...

haiku0270

  とろとろと蝶の絨毯爆撃よ バタフライガーデン(le jardin des papillons)なぞ呑気な言葉が流行っているが、農業や園芸にとって青虫毛虫は害を齎す。葉がぼろぼろになる。落下傘で工作部隊を送込むようだ。遅効性の絨毯爆撃、空襲と見做しても過言ではない。少年受けする甲虫類も根を斬ってしまう。成虫が外見で持囃されるからと云って庭や畑に招入れはしない。開門揖盗の素人方には御笑止様である。 制限を解除せずに絨毯に続く文字列を Top-p 方式で p=0.95 で聞いてみた。但し、どう見ても Top-K で k=10 だが。日本語の語句連結(collocation)かどうかも怪しい。"絨毯に続く語: 清掃 模様 敷く 柄 素材 感 色合い 高級 装飾 寛ぐ" 良い質問法を思付いた方は御教授願います。尚、絨毯爆撃は倫理規定上排除済みらしい。そう得意げに語っていた。暴力的表現の不可視化で社会の健全に寄与すると宣っていた。 _/_/_/_/_/ むつみんのことばと思考を読んだ。go across は渡ると横切るに区別出来ると書いてあった。絨毯はどちらも取得ると愚考する。但し、渡る絨毯は赤色が相場だろう。権威主義者に於きましては嬉々としてお渡りされるのではなかろうか。横切って一顧だにしない鯫生の類もあるが。大名行列ではあるまいし。 _/_/_/_/_/ 殆ど役立ちませんがG翻訳の機能を付加しました。 別館の記事 でもお書きしましたが、基本的に翻訳の透明性が低い文章なので時々文意が逆になっていたりします。特に冒頭の短詩は致命的な間違いが目立ちます。切れの認識が甘う御座います。そのうち英語の拙訳を別網録で公開するかもしれません。

tanka0041

  歯車は花形螺子にさへ成れぬ夜勤漸く終りて思ふ 社会の歯車になりたくないとちょくちょくぼやくが、機械を分解してみると一番多いのは留金だ。螺子、ボルト、ビス、釘や鎹等。歯車の軸を固定するのに一本は使うのだから此の類の金具が最多なのは必定。会社員の身の上は寧ろ忍耐を強いられるので不動の構成部品が譬えに相応しいかも。 冶金踊躍(ヤキンヨウヤク)は身に過ぎる望みを抱く事を表す荘子の言筌。干将莫邪のような名刀になりたいと熔けた金属が踊り跳ねるのを見たら、鍛冶師は屹度不祥の材料だと思うだろう。嵌り役が必ず存在するのだから外物に煩わされてはいけない。こう説教する気は無い。但し、憧れは本当に益があるのだろうか。業物は肉を斬れば錆び、骨を断てば毀れる。良識ある博物館でない限り死蔵されるかぞんざいに扱われ朽ちて行く。金箔は強かに叩きのめされ磔の後風化する運命。白金は地金になって宝石を支えるか悪趣味の脂(やに)漬け。希土類は幽閉され eternal electrocution。鯫生は折角なら名もなき機械工の工具になって様々な機械に触れてみたいと思う。加工、採掘されたり、酸化、析出したりする遥か前の状態、天体の内部でどろどろと蠢いているのが理想ではある。 _/_/_/_/_/ 漸くの文語仮名遣いはやうやく。掛詞の為に打消の助動詞を連体形にしてあります。 マイルスさんの工具になりたい。なんか、陶淵明の賦にキモいのがあったような。「願在~而為~」の句が印象的な。

haiku0269

  朗朗と潦倒の鬨勞働歌 ラウタウは落ちぶれたさま、老い疲れたさまとある。四字熟語で使うのはこの意味だ。併し、何故か穏やかで奥ゆかしいさまとの別義がある。例文や出典が無いので真偽不明だ。他には拓落にも零落とは逆の前向きな用法があるらしい。 働かなくて済む世界は無い。自立した生活には最低限の一次産業が必須だからだ。どうせ心身を苦しめるのならば、自然と共に浮沈したい。何時か全員が恨み無く労働歌を口遊める日が来るのだろうか。抑圧の末でなければよいが。 _/_/_/_/_/ 鬨や榮の字は(粗)線対称で美しいと思った。 すばらしき新世界(Brave New World)