haiku0272
矢車は毎秒四十億回転
宇宙を銀河系が進む速さが600万粁毎秒、矢車の直径を50糎としました。計算すると毎秒38.2億回転になる。尤も、相対速度の基準が不明且つ矢車は正円ではないので摩擦、重力云々を無視しても正確でない。空想科学に過ぎない。
更に巨大な規模で見ると何万倍もの敏捷性が測定できるかもしれない。外側から見ると天の川銀河は火の車かもしれない。40億年後にお隣とぶつかり合う様は神々の貝独楽競技なのだろう。
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入院直前に書いた句に整合性を付加えた。着想は矢車が空の道を転がり家を地球を運んでいくというものだった。十七音に収まらず意味不明になってしまっていたので供養した。病棟ではやぐるまという単語が節を付けて無限に繰返し響いていた。これでも思入れのある作品なのだろう。句会で素気無く扱われたのを根に持っていたのかもしれない。無意識に。
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