haiku0274

 

黯靄の明けて青筋揚羽あり


昏く立罩める靄が晴れて青筋揚羽が飛んできた。暗がりや煙霧の奥からやって来る何かを詠むことが頻りである。闇が好きと云い乍ら時には日光浴をしたい気分になるのかもしれない。微睡みは片陰で。

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