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飛鏡にも拝観料か差し上がる纖阿に路銭上げたき今宵

八咫鏡だけでなく、飛鏡にも拝観料を納めなければならないらしい。商賈が卑怯にもそう宣った証拠がある。賤民にはつらい。年中行事は都てぼったくりの口実だ。年百年中○○商戦を展開している。いったい何と戦っているのだろうか。蛮触の争いそのものだ。それよりも望舒や纖阿と呼ぶ月御に旅費を与えたい。羲和もだが毎日天を運って休まない偉大な自然にならショバ代を払うのは吝かではない。初日と名月のみで頭会箕斂からは程遠かろう。東海の政治屋倶楽部の苛斂誅求に比ぶべくもない。環境税やら持続可能な開発目標やらが名目通りならば真っ当だと云えるが懐に入るのが精々の所。多くは利潤を追求するが、その上流へ遡源するのは一握りだ。地獄の沙汰を枉げられる阿堵物にも関わらず態々大枚を叩いて地球外への流罪を賜うとは。正気の沙汰ではない。