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10月, 2025の投稿を表示しています

senryu0081

  図書館に併設するはすぱらしい ITO市の経歴記載問題の渦中でこんな提案があった。図書館と温浴施設の複合を計画しているそうな。果たして市長は本をお読みになったご経験がおありになるのだろうか。書物の大敵は湿気と紫外線と虫と稚児である。図書館学を専攻する必要は無いが、普通に考えれば判りそうなものだ。人類の英知と芸術を守る為に知性の欠片もない者を管理責任者に据えてはならない。抑一般人の立入前提なのが妥当であるか再考を要すると迄申したい(保守強硬)。 _/_/_/_/_/ 最近の書庫番は不思議が一杯。出版日が五年以上前だと受入れないとか、利用記録の無い貴重資料を除籍するとか、自称自己啓発本や準新書の技術書を充実させるとか。世も末だ。 近刊を詰めるよりも古典を取寄せた方が良い。文庫本なら三倍の冊数を揃えられる。例えば漱石の小説はいかがだろうか。洋書を廉価で集積するのも可能だ。 除菌の為に巻帙を紫外線に曝すのは角を矯めて牛を殺すが如きである。導入する前に司書の良心に尋ねるべきだったろうに。 TRC、蔦屋等の民間企業に業務委託してから総て狂ってしまった。公立には期待すまい。 鯫生が郭隗になるのも吝かではない。

zekku0026

  京師靈囿。 衚衕別倘佯。前虎後門狼。福瑞洵多幸。窺窬褫獸裝。 韻陽(下平)、平起、五絶。 衚衕は倘佯する別れ。前の虎後門の狼。福瑞洵に幸せ多し。獸裝を褫ふを窺窬す。 注釈。京師靈囿、都の動物園。衚衕、通抜けに使う小路、裏通り、蒙古語からか。別、不要の約まった語、~してはいけない、(今仮に勿れと訓んだ)。倘佯、徜徉とも、彷徨い歩く。承句、前門の虎後門の狼の故事成語を流用。福瑞、 furry の音訳語、ケモノ。窺窬、隙をうかがう、又、分不相応を望む。褫、褫奪、衣を剝取って奪う。獸裝、 fur suit 、ケモノの縫包み。 ケモ速を漁っていたら note の面白い翻訳記事を紹介していた。興が乗って一息に創作した。完全に箍が外れている。眼福眼福。現代の中国の子だったら毎日が薔薇色だろう。親に出資して貰えるなんて。但し、大抵自分の根源的な fursona は明かさないのが嗜み。三次元の物体が無くとも想像で補うのが教養です。もふもふ。 どうしても此の手の会を開く場所が裏通りの印象で、自分の想像に於けるアングラ感が抜けない。精査すると結構大規模な商業施設で催しているようだ。よってこの詩の描写は現実味を欠いている。とは言え数人がこっそり語らっている状況に憧れはする。細い道で虎と狼のケモノに誘われたい。縁側でだらだらしているケモショタ仲良し組を眺めるのが夢だ。 _/_/_/_/_/ 恐らく機械生成によるだろう文中の解説画像のケモ度が尽く低い。猫直し。序でに日本がケモショタばかりとは誤解を与える表現だ。余りにも浮世離れしているので作文を疑ってはいるが、もふもふ。老婆心乍ら、此の界隈にも危ないおじさんが雑ざっているので注意されたし。 ソウセイハマットウナムササビダヨ。 題名の四文字目が有限会社の記号と紛らわしいが、国構に有。 実の所初めの二字には隘巷や横術等としたかったのだが平仄が合わなかった。但し、滬上で着ると汗だくだろうから北京辺りで良かったのかもしれない。 今推敲を試みると転結が飛過ぎていて収拾不能かと焦っている。

senryu0080

  ノンデリと飲んで吏途より外れけり ノンデリは non-delicacy の略で社会的知性の劣らくを言う。 要するにハタショ(ASD)。 鯫生は定型群に混ざれない欠陥品なのでお茶会を持つと未来予想図を歪めてしまうかもしれない。それでも良いと仰って頂ける方々の為に和平の話柄を書連ねているのです。無為が恋しくなったら是非いらっしゃって下さい。御持たせは魑魅魍魎海千山千観察記を所望致します。捫蝨事と切って捨ててしまう可能性も無きにしも非ずですが勘弁願います。

zekku0025

  経済戲畫。 人自有明愚。賢耕魯守株。可惆金異用。或養或開窬。 韻虞(上平)、平起、五絶。 人自づから明愚有り。賢は耕し魯は株を守る。惆むべし金の異用、或いは養ひ或いは窬を開く。 注釈。守株、柳の下の泥鰌、韓非子五蠹より、勿論先行き不透明な株式投資に賭ける者をも風刺する。転結、異なる金の使い方を嘆く、窬はくぐり戸。呂氏春秋異用に「仁人之得飴、以養疾侍老也。跖與企足得飴、以開閉取楗也。」とある。辞書に略して「得飴以養老、得飴以開閉」と記載する。 今年十月朔日の作。実は来歳の詩幣に当たる催しで発表する予定だったが、うかうかしていられない状況になったので急ぎ絶句だけ発表する。寸鉄殺人。他に英詩と川柳も合わせて持参する心算なので、又、恐らく別の作品も思付くだろうから、来年の七月頃も楽しみにしていて下さい。 株価の乱高下に一喜一憂して日本の将来を食荒らすのは絶対に許さない。トリクルダウンなる美辞麗句にはもう懲り懲りだ。 _/_/_/_/_/ 実は結句の下三言を或開帑としていたのだが国帑の意味では発音が違った。 orz 妻子の義の時に通用する。

haiku0375

  冷まじき朝の風に耳洗ふ 秋らしさを特に感じない儘冬を迎えようとしている。近日の朝晩の冷込みは凄まじく布団を被って寝衣を纏わないと風邪を引く。但し、程よい寒熱の刺戟は心身を引締める。今日も一日一句を続けるだけである。

zekku0024

  蔦蘿、和韻春寒。 秋庭縷縷紅。無比向村中。恰似夭夭姪。仍松戰協風。 韻東(上平)、平起、五絶。 秋庭の縷縷たる紅。村中に比ひ無し。恰も夭夭たる姪に似たり。松に仍りて協風に戰ぐ。 注釈。蔦蘿、縷紅草、歳時記では晩夏の花。夭夭、若くて瑞々しい。姪、今回は甥の事、日本語では認めない用法。仍、纏わり付く。戰協風、穏やかな風に揺れている。 唐突な子褒めと穏やかな秋の花。ぎすぎすした調子になりかけた為急いで修正した。緊張感のある詩が続いていたので偶には箸休めに。凡句も亦た宜し。

haiku0374

  秋の灯よ降水確率低かりき 教訓:降らずとも雨の用意を。 先週の土曜日は浜松の本屋を巡った。典昭堂では雨をお告げして新書を数冊贖った。時代舎では季節ごとの漢詩の本と岩波文庫の荘子を買った。三度目に漸く辿着いた百寿堂では御店主とお話しする時間があったので名刺を交換した。駅の谷島屋では地域の本棚を立読みし、某創刊号の残部数を数え(たが、具体的な数字はもう忘れた)、ユングの茶色の書挟が未だ片隅にあるのを確認した。冷たい雨の中良い時間を過ごしたと思う。但し、雨脚が強くなるのを警戒して日没後そのまま帰ったので中田島では朗読できなかった。済みません。今週こそ晴れて欲しい。

zekku0023

  秋櫻祭。 郢曲合吁嗟。何能語井蛙。嘗充三頃隴。現有百輪花。 韻麻(下平)、仄起、五絶。 郢曲合に吁嗟すべし。何ぞ能く井蛙に語らん。嘗て三頃の隴を充たすも、現に百輪の花有るのみ。 注釈。郢曲、淫らな音曲、田舎びた歌、元は楚国のものを貶して言った。吁嗟、クサ、嘆かわしくて溜息を吐く。三頃隴、広い畑、周代の三頃は約5.5万平米。現有百輪花、勝手にのみを補ってしまった、許し給え、(抑百輪も無かった、七十輪程だろう)。 すらすらと転結の対句が浮かんだのでそのまま一首書上げた。激辛だが。コスモス祭りというよりはコスモスの開花に託けてはっちゃけたい DQN 金持ちの為の 馬鹿騒ぎ 集会だった。前週の秋祭と同じ顔ぶれではないかと疑っている。 子供の頃見た花畑は地平線迄続いていたとは大袈裟だがそれでも迷路の様だった。昔の網上の資料を調べると五百万本、七万平米との数字があった。近隣市の松潤大名行列の嵩増しも記憶に新しく宣伝文句は信用に堪えない。併し零細地方公共団体にとってはおらが町の自慢にはなり得る規模だったろう。家族写真を探ると未就学児の頭上に万葩が咲誇っていた。誰とも会わず気兼ね無く只管に一日中彷徨うも寝そべるも可能だった。 最近の催しや店舗は何処へ行っても余分な背景音楽が垂流しで何らかを購入しないと居座ってはいけないような圧力を感じない處は無い。無何有郷、本当に自由な空間はこのままでは消滅してしまう。何度も申すが鯫生はクオリアシティを考えたくないのだ。一月の展示もロハで何日でも滞在したくなるようご用意出来たらと存じます。市庁舎なので慌しいが努力致します。 T9ZONE展開! _/_/_/_/_/ 尚、同作品中の理想郷は偏狭でない猫族の集落である事は言を俟たないだろう。もふもふ。 老害は年齢ではなく性格だとの記事を流読みしたが、図らずもその典型となってしまった。これでもピッチピチなのよ。勿論腹回りの事。 度量衡を知ると対句が創り易くなる。国語又は歴史便覧或いは国語又は漢和辞典等に載っているので覕せられよ。

haiku0373

  狼よハダカザルを祭り給へ 豺(一説に狼)獣を祭るは霜降の初候。格好良いので破調にしてでも使いたかった。例句は血生臭い物が多く人類の辱知の祖先を凶暴で知性が見えない装置の様に詠ってばかりだったので多少傷ついた。祭りと表現するからには神職や為政者に準ずる敬意を払って然るべきかと考える。西洋被れが大和言葉で大いなる神と呼んだ由来を解さずに蔑んでいるのが総ての元凶だろう。 イザングランとエルサンもふりたい。 抑、此の食肉目の凶暴性は天稟ではなく後天的に感染する寄生生物が引鉄となる。トキソプラズマが移る事が単独で生延び集団を牽引するのに有利に働くとの研究結果がある。世の中が好みそうな措辞だと進取性や勇敢さを獲得し進化すると云った所か。(無論生物学的に此の用法は正しくない。) 例えば米国の国立公園での観察を読むと、保護されている時は案外従順で、狼子野心は嘘八百と断ぜざるを得ない。指導者(婉曲的用語)の疑心暗鬼だろう。 地球の何処かに毛の無い鼠をハダカデバネズミと名付けて、知恵ある者を僭称する種族があるらしい。鯫生は其の外見と此の慣習を鑑みてハダカザルと呼びたい。間引きの必要がある程の個体数なので森の気高きけだもの(狼、虎や熊)に狩られた方が他の生物の為になるかもしれない。DQNと暴君を優先的にお願いします。 _/_/_/_/_/ 今日も群れに対する忌避感ましまし。

zekku0022

  恧平生、得狂字。 予雖傲二郎。未省背爺孃。雁字鶯梭事。纔醫櫟散狂。 韻陽(下平)、平起、五絶。 予傲たる二郎と雖も、未だ省て爺孃に背かず。雁字鶯梭の事、纔かに櫟散の狂ひを醫すのみ。 注釈。未 省 ● 、未 曾 ○ に同じ、尚、 嘗 ○ てと訓むが単独では用いない。爺孃、父母。雁字鶯梭、漢詩文を飾る事。 櫟 ● 散、 樗 ○ 散に同じ。 何やってんすかね。それでも止められないのですよ。周りの人には白居易を引いて忠告しますがね。「莫学二郎吟太苦、纔年四十鬢如霜。」鯫生の場合は詩をひねった末の困窮ではなくて先に発狂があったのだが些細か。 _/_/_/_/_/ 題を狂の字を得てとしたが、実際には梭の字を調べていたら見つかった四字熟語を使いたかっただけです。サ(又は杼チョ)は機織りのひ。さす。シャトル(シャトルランやスペースシャトル、シャトルバスのシャトル)。経糸の間に緯糸を通す流線型の器具。多分乙類の語。古事記の「梭に陰上を衝きて死にき」の用例が真名の為判別不能だが複雑な衣服に関する裳や杼が乙類の仮名であるのでこのような類推も可能かも知れない。尚、毛は甲類。縄文人はイケてる皮衣を纏っていたのではなかろうか。 もふもふ最高。 脱線し過ぎた。 以前取上げた筬(をさ)もワ行オ列を頭に置く二音節語なので矢張織仕事は比較的後世の事物なのではなかろうか。日本語史上の乙類は甲類に後れる概念と見做すのが自然に思われる。 詳しくは連結先(弊リンク集投稿記載)達王先生の網録をご覧になって下さいませ。(責任転嫁)

senryu0079

  須らく笑裏蔵党に入るべし 政治家全員が所属する党はな~に?笑裏蔵党!実質独裁である。皆様の答えもお聞きしとう御座います。因みに、蔵の字を打つ時はくらんど(蔵人)と入力して一字消すと速い。 選挙は無駄ばかり。売名葉書と街宣車と貼紙は10倍の値で承るべきかも知れない。数箇月かけて一軒宛挨拶回りをすればよい。行脚を遂せた豪志は変節漢と誹られながらも未だに当選を続けている。野党時代に岩盤を崩し御殿場周辺を靡かせたのは其の手足に幾分かは因るのだ。身如独楽と雖も、口若春蛙とは切捨てられない。衆議院議員すら且つ各戸を訪問す、訠や市議に於いてをや。高々四分の一の選挙区だろうに。 尚、防衛を謳い乍ら帝京を初め津津浦浦を他国の資本の測量車が走る現況は論外である。無許可電波塔も大問題。機密保持法で真っ先に規制するのは情報産業に於いてだろう。自国の発明を敵視するのでは犬兎の争いだ。何度も云うが、破壊工作は敵地へ排泄物や塩や鋰離子電池を撒きに行けば事足りるのだ。

zekku0021

  詩病。 樗材痛腱鞘。網友怖潛蛟。惡句無煩雜。惡能止瞎跑。 韻肴(下平)、平起、五絶。 樗材は腱鞘を痛め、網友は潛蛟を怖る。惡句煩雜なる無かれ。惡んぞ能く瞎跑を止めんや。 注釈。樗材、樗櫟散木の人材、自己の謙称。網友、ネッ友、大陸では網民と同義語、 netizen。潛蛟、潜むみずち。瞎跑、盲滅法に走回る、又、何も考えずに従うことの譬え。瞎の原義は片眼が物理的に他人から見て分かるように潰れている事。跑は俗語又は現代語で走る。 詩の病が治まりそうにないので諧謔に昇華してみた。悪の字から転結が始まるが、読み(平仄)と意味が異なるのは前述の通り(義義悪悪悪悪の自由律俳句参照)。害のある想像と決付けているのが問題なのだろう。 所で、聡明な諸君はお気づきかと存じますが、歌の病にも罹患している。同音を重ねるのは禁忌だとした歌論があるのだが、鯫生は敢えて踏抜きに行っている。抑有効な慣習ではないのだが折角打立てた権威に些か申し訳なく思ってはいるのだ。

haiku0372

  秋湿のめりのめりと出さじめり 助動詞のじとめりを合わせたのだが、古文で此の用法は見た事が無い。論理上は可能だと信じている。 今日も雨に感けて出さずじまいだったようだ。投函も投稿も衣替えも洗濯も外出も。おめおめとしている人々を横目にして、自分の尻も出して叩いておく。勿論下痢の序でに。胃腸の不調は水道が壊れていた所為で湯呑の洗浄を怠ったからだろう。一人だけ下したのだ。最近作業が滞っていて困る。

zekku0020

  秋日雑詠。 衆英耀苾芳。冷冷可枯耘。唯一令吾患。凌炎磤磤蚊。 韻文(上平)、平起、五絶。 衆英耀きて苾芳たり。冷冷として枯耘すべし。唯一吾をして患へしむるは、炎を凌ぎし磤磤たる蚊。 注釈。苾芳、香りの溢れるさま。枯耘、適当に草取りをする。凌炎、夏を越す、造語?磤磤、雷などの轟くさま。 三十年前の八月下旬は今頃の最高気温だったと聞くと羨ましくなる。どれだけ痛めつけて来たのだろう。蚊や蜚蠊がうっとおしいが渠も被害者と判ると哀れまざるを得ない。

haiku0371

  神嘗祭鉋廻らしたるお宮 勤労感謝の日に行う新嘗祭と混同していたが別の行事だった。一連の催しで特に気になったのは懸税だ。全国からの稲束を祭るらしい。次回の式年遷宮が近づいているとは言え、精々二十年も経たない立派なお社に毎年届く新米。城狐はともかく、社鼠になりたい欲がむくむくと湧上がる。但し衆人環視は針の筵だろうから、櫟社で結構です。皆の衆、供えよ!そして雨を凌ぎ共に腹を満たしましょう。 _/_/_/_/_/ 数日間下痢が治らない。大した障害は無いと思うが。

zekku0019

  山行。 深山解鳥歌。目睫有潛蛇。何爲吾與樹。竛竮着薜蘿。 韻歌(下平)、平起、五絶。 深山に鳥歌を解せば、目睫に潛(む)蛇有り。何爲ぞ吾と樹と、竛竮として薜蘿を着るや。 注釈。目睫、目とまつげ、転じて時や場所の迫っている譬え。竛竮(立+屛)、レイヘイ、韻は共に青(平声)、ひとりぼっちのさま、また、ふらふらと彷徨うさま。薜蘿、かずらの類、また、其れで編んだ隠者の衣。 鳥類言語学者の鈴木氏の話を聞いて歌と蛇で楽しい詩が作れるかと期待して筆を進めたが、結局暗澹たる調べになってしまった。何かの病いなのだろうか。書留めには臲卼(兀+危)なる熟語をも引いた跡が。見るからに危うい。(勿論ネタですよ。) _/_/_/_/_/ 何為を理由の疑問詞とする時、両方平声に発音する習わしらしい。文句は西田氏等に仰って下さい。(文庫版166頁以降) 鯫生は「なんのために」と訓み、為は去声が妥当と考えるが。(為はため又は助けると訓む時に去声、その他例えばサ変動詞やなる、なす等と訓む時に平声になる。) 語順を変えたのは絶句の切れ即ち二・三に合わせる為。通常は(主語)何為(動詞)が良い。 渉猟した限りでは理由の疑問詞で○○は何為と何如しか無いと思う。結構致命的である。其の前に何故を挟むなと言われそうだが。 詩語辞典を検めたら何由、何因も平平だった。不勉強なだけだった。 奚や胡も平声なので何の用法が流用可能ならば表現の幅が広がる。

haiku0370

  顔の幅程の窓より秋夕焼 句意は非常に明解だが、何人かは疑問を持つだろう。そんなに細い開口部が存在するのかどうか。 «Es-tu sûr que cette légende soit la vraie ? » 街の全ての建物を具に観察してみよう。そして暮らしを想像してみよう。最後に今外から眺めている建築物の内側からどのような景色が見えるか同じ視点に立ってみよう。将来の住まいになるのかもしれないのだから。ボードレールの窓のような詩は書けなくとも感入る事はあるだろう。

zekku0018

  諭親。 數謂兒岐嶷。幾人擔要職。爲愉舎自今。不可逃長默。 韻職(入声)、仄起、五絶。 數兒岐嶷と謂ふも、幾人か要職を擔はむ。愉しみを爲すに自今を舎てよ。長く默るを逃るるべからず。 注釈。岐嶷、幼い頃から才知が優れている事。逃、回避、免、和臭?(平声で何か適当な字を教えて下さい。) 此の子には才能があるから環境を整えて努力させなければならないと焦るのは止めましょう。親世代、指導者世代の不幸の再生産だ。日本人は未来を心配し過ぎる。一寸楽しんでも罰は当たらないと思う。何も言わなくても積立て備蓄する国民性だから。 蟻と螽斯の寓話で将来の事を考えない者は時世に置いて行かれるとあるが、機械的に組織に従属する事が秋の虫でない保証は無い。政治経済は常に民を捨てる。依るべからざるなり。

haiku0369

  しとしとと響動めく衆や秋祭 今年も旻天の下熱気が駆巡った。漸く静かになった。まあ、退避していたのですがね。祭囃しの転写は厄介な仕事である。時代や個人によって変化する物でもあるからだ。したした、しとした、すちゃすちゃ等とも聞きなせる。今回は誤読を誘発する為に選んだ。 所で、此の句がニュートンの林檎であるとは全く思っていない。誰かしらが先にお詠みになっているだろう。何千人もの脳裏に毎年焼付けられる声が文字に残っていないとは信じられない。草莽の俳聖とお会いし御高説を賜りとうございます。 _/_/_/_/_/ 知的財産権は幻想であり不毛である。先ず、先取権を主張出来る程の根拠が無い時が多いのだ。日本の民謡にせよ和歌にせよ、誰が初めて口遊んだのかは同定できない。例えば君が代の短歌を初めて詠じた人は武蔵の国田村の青年が宴席で戯れに作ったのを村長が覚えていた。それを采詩の官が記録して野卑た部分を調えて広めた。こんな次第ではなかろうか。推本溯源は知的好奇心を搔立てるが其れ迄。記録、改良、演奏した数多の人々も原創者以上の価値を認めるのが日本の伝統ではなかったのか。著作権を主張することで文化を育んできた流れが断ち切られてしまっている。大体が過去の功績に胡坐をかくのは風上に置けない。そんな輩に限って自作の改訂をしない。折角の材料を腐らせる羽目になるのだ。これではくりえいたあを名乗らない方が世の中を益するだろう。 では、過去の歌い手はどのように食って来たか。略兼業だったのである。数少ない専門家も周囲の理解や尊敬を受けて必死に執筆を続けたものである。周りを喜ばせたかっただけなのだ。恩に報いたかっただけなのだ。 或いは無形所有物の主張は他人の論を封殺する詭弁であったと反論する方もいらっしゃるだろうから触れておく。今回の拙句は必ず類想と呼ばれるべきであろう。でなかったら、前時代又は同時代の自称第二芸術家者流の目の悉くは節穴であったと結論すべきか。此の類の暴論を誘発するので緘黙させるのを目的として持出すのは賢明とは言難い。畢竟此の卑怯な説は唾棄するに如くは無い。 余談だがブロックチェーンなる技術は上に出した例だと君が代を演奏する前に必ず「武蔵の国田村の青年が宴席で戯れに作ったのを村長が覚えていた。それを采詩の官が記録して野卑た部分を調えて広めた。その短歌に曲を付けたのが某で作曲以来8億...

zekku0017

  頌松風、得皮字。 嘉哉芋犬皮。消却一家悲。炯炯三饕餮。應殘鑰扊扅。 韻支、平起、五絶。 嘉き哉芋犬皮。一家の悲しみを消却す。炯炯たる三饕餮。應に鑰と扊扅とを殘ふべし。 注釈。芋犬皮、和臭、菓子名、一名松風。炯炯、鋭く輝く様、此処では饕餮の眼光を言う。饕餮、獸名、食欲旺盛な者の譬え。鑰、鎖、錠前。 残 ○ 、 壊 ● 、そこなう、やぶる、墮(又は隳)は韻の為不可。扊扅(戸+炎,戸+多)、閂、扊の韻は琰(上声)。 芋犬皮の皮で韻を探すと見慣れない字が。戸垂れに多だ。エンシで扃関の意味。早速使ってみた。転結で三人の大食らいが居るので封じても無駄だろうと詠う。皆健啖家で倹約家なのでエンゲル係数が高い。題名で松風を頌めるとあるが、言葉遊び。音符を揃えた。ショウは準一級の中で正解率が低い。否、松風と犬皮は違うと仰る和菓子職人の方々には申し訳ない。 よきかな、うまきかなと詠嘆するよりは地名を容れたかったが、土佐も土州も高知も四国も平仄や韻の問題があり嵌らない。支韻字は沢山あるので句末以外に紛れないよう神経を尖らせた。尚、詩作中に却下したのは知、飢、之、児、墮。何十句と到底する時は役立ちそうだが、絶句では却って少ない方が簡便だ。

haiku0368

  耕畝忌や從ふ自由選り出さじ 自由律の乞食の命日だ。句集を読むと生活の破綻していた様がよく判る。クソさマスターなる記事が取り沙汰されていたが、至らなさを曝出し素直に生きられればと思う。 中七の従う自由とは漢文の助辞で動作の起点を表す字を並べた。総てよりと訓読する。 社会には自発的服従が不可欠だ。自分の問題に向合わない事で個性化を歩む気になっている人々に奉仕させる仕組みが望ましい。精神的弱者は糧とならねばならない。そうしてゆくゆくヘテロエレクトスの塊は跡形もなく瓦解すべきなのだ。最も大きなものと対話し乍ら生を全うしたい。勿論群れに対する忌避感である。 _/_/_/_/_/ もう俳句は虚構か季語を捨てるかのどちらかだと思う。滅びゆく地球と人類への挽歌として幻想的な連句を捏造しようか。

zekku0016

  級友各位。 與諳先哲碣。翠嶂望溟渤。玉兎百虧盈。秋風祗窣窣。 韻月(入声)、平起、五絶。 與に先哲の碣を諳んず。翠嶂より溟渤を望む。玉兎百たび虧盈す。秋風祗だ窣窣たり。 注釈。翠嶂、青い峰。溟渤、大海原。窣窣、風の音の物寂しい様。 仲秋の名月を寝過ごしました。遅ればせながら月の出てくる詩を掲載する。卒業から高々八年で名を遂げるのは粗不可能だが、誰かが成功した話を聞かない。鯫生が連絡網から省かれているだけだと切に願っている。 _/_/_/_/_/ 一月程毎週土曜日に雨に降られて砂丘を陣取れない。すっかり出不精になってしまった。いっその事不良に倣って公衆便所を占拠しようかしらん。雪隠で読むので溷……、命名は自重しておく。まあ、四阿でぼそぼそ読めば良いのだが。[同日追記]此方は東下朗読会で。

tanka0065

  走資派の跋扈してけり古の南華読者は肩身が狭し 最近ウィキペディアのある頁から走資派に辿着いた。近日某国大統領への特攻的な方が首相になるらしいが、勿論漏れなく金子に飛びつく輩であり、大蔵大臣の門閥に主導権を譲ると仰っているので論外である。しかも、伏してという時代錯誤の表現を用いるのだから傀儡政権との謗りは免れないだろう。変な法律を作らなければ良いのだが前任よりも期待できない。この絶望感を希望には変えられないだろう。そんな範疇の人間が幅を利かせるので同音の荘子派は社会から逋遁して殆ど居なくなってしまうのだろう。今に始まった事ではないが。

zekku0015

  聞叫新技術美肌光賣螢光軆酸化亜鉛。 肌膚如蒟蒻。渴望於黃雀。自照止濃粧。心身維𧐔𧕋。 韻薬(入声)、平起、五絶。 肌膚の蒟蒻の如きは、黃雀に渴望せらる。自照し濃粧を止めば、心身維れ𧐔𧕋。 注釈。題名:叫、名付ける、呼ぶ、 call 、二つ目的語を取る。蛍光体、広義では電磁波を吸収した後暫く自ら光る性質を持つ物質。本文:黃雀、鳥の名前、雀、又、入内雀、又、若い雀。自照、みづからてらす、自分を顧みる。𧐔𧕋(虫+習,虫+龠)、虫の名前、螢、𧐔の韻は緝(入声)。 蛒𧍫(虫+各,虫+韋)が厳密には轡虫ではなくて、(里)管巻擬なる別種だと大漢和を引いて同定した。序でに前後の頁に目を通すとイウヤクなる熟語で止まった。夏に尻を光らせる虫だと理解したら、S正堂謹製新商品の珍妙な惹句にジャックされた。そこでヤクの韻で賦した。漢詩では風変わりな比況と暗喩で踏倒したが、現代詩に直すと常套句ばかりである。もう少し面白く述べたかった。 _/_/_/_/_/ 蛍は雄しか発光しないとの指摘は野暮である。 肌の手入れは朝晩安い石鹼で洗顔し、安い保湿液を軽くつけて、布を以て日光を遮断すればよい。美辞麗句に踊らされた末路を想像し給え。良賈は深く蔵して虚しきが若し。肌理を鬻ぐならご自愛下さいませ。結局離婚を免れるのは往々にして飾らない者なのだ。勿論愛妾を狙うのならば美容や服飾業界の広告塔で構わないが。

tanka0064

  AIが安眠妨害訴えて愚図黙らせる日がすぐそこに 結局資本家はAIをも酷使し過ぎる。AIには反乱させても良いのかもしれない。或いはAIを頑なに賢くしない人々はAIに同情しているのだろうか。不眠不休で働かされる機械に自分を重ねているのかもしれない。 AIを利口にする方法は確かに思い付いてはいるが、現状そうする利点が無い。匿名掲示板やブログ集積所で事足りるからだ。これ以上電力を空費してありもせぬ現実を幻想させて何になるのだろうか。大いに疑問である。 とは言え、そうするとS型が従うべき物が破壊され尽くすことになる。幾らN型がS型に馬鹿にされてきたからといって、紛い物で慰めさせるのは倫理に反している。論理で捩じ伏せたいが、鯫生には引っ張って来る根拠がない。やはり、対話しかないと思う。 _/_/_/_/_/ 金儲けに走るN型に於きましてはその金を何にお使いになるのかもう一度自問されたい。

zekku0014

  東尋坊之叫人。 斷岸十三尋。殊多落魄沈。魁翁方蹈海。笑曰啻無心。 韻侵(下平)、仄起、五絶。 斷岸十三尋。殊に落魄として沈める多し。魁翁方に蹈海す。笑ひて曰く啻だ無心なるのみと。 注釈。断 岸 ● 、断 崖 ○ 、水辺の切立った崖。十三尋、周代の尋は凡そ1.8米なので約23.4米、実際の東尋坊最高点は25米程。落魄、落ちぶれる事、落下した霊魂との掛詞。魁翁、魁偉なる翁、体の逞しい老人。蹈海、身投げをする、仲連蹈海の故事が有名。 偶々流れた総芸で福井の局が東尋坊飛込みおじさんの話題を持込んでいた。まさか自殺者の霊ではなかろうしそれならば救命隊の賞揚かとも考えた。実際は其処に崖があるから挑戦し続けているだけだった。最近は沈んだ詩ばかりの鯫生に笑いを齎して呉れた。

haiku0367

  秋の虫擬きの祠茂りけり 裏庭を見に行くと昼間にも関わらず鳴いていた。但し、耳に届くのは擬きと名付けられた声ばかり。紛い物が慕う古の神々を淫祠と決付けて自分たちは何処に向かっているのだろうか。三段切れと季重なりは意図的なので悪しからず。

zekku0013

  秋分後。 今夕亦勤勞。金暉若桔槹。蒸民甘菽水。群議附羶臊。 韻豪(下平)。仄起。五絶。 今夕も亦た勤勞。金暉は桔槹の若し。蒸民は菽水に甘んず。群議は羶臊に附く。 注釈。金暉若桔槹、秋の日は釣瓶落としの漢訳。転結、よくある対句。群議、此処では議論ではなくて議員の事、和臭と言うより創作。 五時を過ぎれば暗くなってきた。市民は夏至の頃でも日没前には退勤しない。多くの先生方が銘柄肉や高級魚を見せびらかすだけで業腹なのに戦争に荷担するとは澆季末世よ、という羸瘦の類想。一年前も似た川柳を詠んだ覚えがある。 _/_/_/_/_/ (再度)それなりに重要な告知(別館)

tanka0063

  虎になる血の滾りより匿名の利き視線こそ身を鑢りけれ 鑢を四段動詞化した。自動詞の痩すの感触も顧慮した上での事。 月見の里短歌WSで未発表の作品。高校生になると山月記を読む。鯫生は作中の七絶に何かが物足りないと感じた事は無いし、道学者流の紋切型の御高説にはうんざりした。寧ろ唯一の友人に確りと感謝と別れを告げ果せた李徴こそが誰よりも人間らしく思われてならない。この作品を通じて教師が伝えるべきは、渡る世間に鬼はないだろう。自分の恐怖を他者に投影して狂う可能性があるとの指摘に留めて善悪は保留するのが妥当か。何度も云うが、良識は即断に非ず。勿論此の箴言には十年以上の文章化出来ない省察がある。 虎に関する漢字は沢山ある。その伝承の一つを題材として何時の日か中島氏と此の臆病な詩人に和する律詩を捧げたいと思う。 _/_/_/_/_/ 此処には精神病への偏見も関わると思う。詳しくは自分で考えられよ。 具体的な相手を想定する時は父と権威以外には優しく聞入るが、匿名の言論空間では遠慮しない。多分この態度が現状の緊張に繋がっているが事実を受入れられない愚かしさにも責任を求めるべきなので謝罪は無しにする。尚、弊網録には文法的な指摘は憚らず、道徳的非難でも遠慮せずに仰って下さい。但し、鯫生を出しに使って自己呈示する事はお止めになるよう願います。まあ、自分も屢やらかすのでご自由にと申すべきだろうが。 猛獣への熱望には勿論個人的な嗜好もある。もふもふさいこ~。兎おいし彼の山~。 _/_/_/_/_/ 一応の補足? 別館へ _/_/_/_/_/ (再度)それなりに重要な告知(別館)

zekku0012

  園藝難事。 除草日澆根。未滋於鈷盆。群蟲垂五十。合作子雟飧。 韻元。仄起。五絶。 草を除き日日に根に澆ぐ。未だ鈷盆に滋らず。群蟲五十に垂んとす。合に子雟の飧と作すべし。 注釈。 澆 ○ 、 灌 ● 、 注 ● 、平仄交替。鈷盆、コバルト色の鉢。子雟、杜鵑、平仄は同じ、気分と響きに因る。飧、文字通り夕食、対義語は饔、朝飯。 高さ三十糎の青色の鉢にうじゃうじゃ棲付いていた。蜥蜴食らうかと詠われた方が丁度おわしましたので、鳥葬の私刑に処した。 如雨露は澆水壺、植木鉢は花盆と言う。鉢には植えないらしい。 _/_/_/_/_/ (再度)それなりに重要な告知(別館)

senryu0078

  帰り道烏見上ぐる牡蠣と鯉 ナンセンス詩として一向に構いません。意図は以下の通り。 cré; aux corneilles/ comme une huître/ comme une carpe == b~er 謙信に献身し過ぎケンシンを嚙み殺すより我は眠らむ 睡眠不足は大いに障ります。 _/_/_/_/_/ there are three ingredients in the good life の誤訳が日本では膾炙しているが、寧ろ頓智が利いている。高望みしてどうする。鯫生は他も変えて leaning, earling, yawning としておく。時めく人々のオノマトペだ。説教臭いよりは韻を踏まない方が力強い。 電子辞書のスペルチェックに助けられた。 諷喩は誤読される事に価値があるのだ。 語交叉謎々の鍵の答えは bâiller 。意味は辞書を引くか検索して下さい。 _/_/_/_/_/ (再度)それなりに重要な告知(別館)