zekku0015
聞叫新技術美肌光賣螢光軆酸化亜鉛。
肌膚如蒟蒻。渴望於黃雀。自照止濃粧。心身維𧐔𧕋。
韻薬(入声)、平起、五絶。
肌膚の蒟蒻の如きは、黃雀に渴望せらる。自照し濃粧を止めば、心身維れ𧐔𧕋。
注釈。題名:叫、名付ける、呼ぶ、 call 、二つ目的語を取る。蛍光体、広義では電磁波を吸収した後暫く自ら光る性質を持つ物質。本文:黃雀、鳥の名前、雀、又、入内雀、又、若い雀。自照、みづからてらす、自分を顧みる。𧐔𧕋(虫+習,虫+龠)、虫の名前、螢、𧐔の韻は緝(入声)。
蛒𧍫(虫+各,虫+韋)が厳密には轡虫ではなくて、(里)管巻擬なる別種だと大漢和を引いて同定した。序でに前後の頁に目を通すとイウヤクなる熟語で止まった。夏に尻を光らせる虫だと理解したら、S正堂謹製新商品の珍妙な惹句にジャックされた。そこでヤクの韻で賦した。漢詩では風変わりな比況と暗喩で踏倒したが、現代詩に直すと常套句ばかりである。もう少し面白く述べたかった。
_/_/_/_/_/
蛍は雄しか発光しないとの指摘は野暮である。
肌の手入れは朝晩安い石鹼で洗顔し、安い保湿液を軽くつけて、布を以て日光を遮断すればよい。美辞麗句に踊らされた末路を想像し給え。良賈は深く蔵して虚しきが若し。肌理を鬻ぐならご自愛下さいませ。結局離婚を免れるのは往々にして飾らない者なのだ。勿論愛妾を狙うのならば美容や服飾業界の広告塔で構わないが。
コメント
コメントを投稿