zekku0024
蔦蘿、和韻春寒。
秋庭縷縷紅。無比向村中。恰似夭夭姪。仍松戰協風。
韻東(上平)、平起、五絶。
秋庭の縷縷たる紅。村中に比ひ無し。恰も夭夭たる姪に似たり。松に仍りて協風に戰ぐ。
注釈。蔦蘿、縷紅草、歳時記では晩夏の花。夭夭、若くて瑞々しい。姪、今回は甥の事、日本語では認めない用法。仍、纏わり付く。戰協風、穏やかな風に揺れている。
唐突な子褒めと穏やかな秋の花。ぎすぎすした調子になりかけた為急いで修正した。緊張感のある詩が続いていたので偶には箸休めに。凡句も亦た宜し。
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