haiku0373
狼よハダカザルを祭り給へ
豺(一説に狼)獣を祭るは霜降の初候。格好良いので破調にしてでも使いたかった。例句は血生臭い物が多く人類の辱知の祖先を凶暴で知性が見えない装置の様に詠ってばかりだったので多少傷ついた。祭りと表現するからには神職や為政者に準ずる敬意を払って然るべきかと考える。西洋被れが大和言葉で大いなる神と呼んだ由来を解さずに蔑んでいるのが総ての元凶だろう。イザングランとエルサンもふりたい。
抑、此の食肉目の凶暴性は天稟ではなく後天的に感染する寄生生物が引鉄となる。トキソプラズマが移る事が単独で生延び集団を牽引するのに有利に働くとの研究結果がある。世の中が好みそうな措辞だと進取性や勇敢さを獲得し進化すると云った所か。(無論生物学的に此の用法は正しくない。) 例えば米国の国立公園での観察を読むと、保護されている時は案外従順で、狼子野心は嘘八百と断ぜざるを得ない。指導者(婉曲的用語)の疑心暗鬼だろう。
地球の何処かに毛の無い鼠をハダカデバネズミと名付けて、知恵ある者を僭称する種族があるらしい。鯫生は其の外見と此の慣習を鑑みてハダカザルと呼びたい。間引きの必要がある程の個体数なので森の気高きけだもの(狼、虎や熊)に狩られた方が他の生物の為になるかもしれない。DQNと暴君を優先的にお願いします。
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今日も群れに対する忌避感ましまし。
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