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6月, 2025の投稿を表示しています

haiku0312

  長寿より異世界転生請ひ茅の輪 此の世で千年生きても仕方ないと無気力に陥っている人は多いのかもしれない。主に一人で過ごすには観察、鑑賞し放題で素晴らしい時代。金が無ければ古典や行住坐臥を味わえば良い。但し、群れたい人には苦痛しかない。世界規模の競争に巻込まれざるを得ない。案外先人の知恵と仕事によって内向型用の社会が組上がったのかも知れない。 なろう系の導入を読む度に現実で挫折した意識を持ったまま別世界に行って適応できるのか非常に不思議に思っている。植民地侵略だの誇大妄想だのの論調は散見するが、重度の抑圧状態にある精神を治療する必要性を検討するという興覚めに敢えて斬込む批評家がいないのがサブカル文学の限界だろうか。新たな神格でも作ったらどうだろうか。 茅の輪を潜って集団転生又は転移とか面白そうなので誰か書いてください。学校は飽きた。 _/_/_/_/_/ 鯫生は潜ったらケモショタになれればと空想している。

haiku0311

  朝まだき飽かぬは淡き醴よ 余り甘いものを摂ると体に悪いので薄めて飲んでいる。 荘子に君子の交はりは淡きこと水の如しとある。多分洒落だろう。対句で醴と禮(礼)とを掛けて儒家を風刺したかったのだろう。両字の古代音は近いらしい。現代では同音。礼儀は必須だが形式的になった瞬間に害になる。難儀だ。

senryu0062

  荊妻の失態遯辞はありません 能天気な妻の言を無条件に信頼して空手形を切って仕舞った。在庫が尽きていたのだ。豚児に謝罪文を一緒に考えてくれと頼んだら「ありません」と返された。人生の一大事に投了なさった。全く当てにならない物書きである。 こう考えると犯罪の三分の二が善意、三分の一が無関心に因るのではないか。身勝手さえ非難し得ない。悪を鞭打とうとする総ての試みが無意味なのは此処に理由がある。飽く迄無知、うとうとするのが自然人なのだ。無能な働き者は排除されて然るべきとの謂いを支持せざるを得ない。 どう申開くべきものか。家にも伴食大臣が居たので共に円枘方鑿の弥縫策を検討しましたとでも表現しようか。 [追記0628]ないものは買うか作るかしかないので、買いました。外国産の味も下馬評と違って良いらしいので楽しみにしている。

haiku0310

  努努泥犂にな入りそ歩め螻蛄 螻蛄の水渡りや螻蛄の五能(七つ芸とも)抔と貶される生き物の会会員第三号。 鼯 と 蟹 の仲間。そんなに器用貧乏が気に食わないのか。それとも老婆心だろうか。乳母日傘である。 螻蛄の捕食者は或る種の蜂だ。地上に出れば命の危険がある。それなのに、根の国のような地底に潜り込まずに地上を歩むよう勧めるのは果たして親切だろうか。陽光の下でしか物が見えない有象無象の自慢を聞く価値があるのか。屹度、ドワーフの王国とか恐竜たちの住処とかノームの宝物庫とかあると思う。想像に過ぎないと非難されるので現実的な例も並べる。植物の根の立体構造とか地層の綾模様とか鉱物の煌きとか清らな地下の水脈(みを)とかが見られると思う。底つ下が忌々しく感じるのはその脆弱な感覚器官のせいではなかろうか。蟋蟀と近縁と雖も生活が全く異なるのだ。 それでも歩みたいと思わせる何かを貴君は能く用意なさると豪語するのか。それとも、哀れな虫の住処を農業の為ならまだしも、宅地や会社の為に壊してしまうのか。そういう態度が冥途に押し込むのではないか。兎に角、強く生きて欲しい。

haiku0309

  大砂丘転がる蟹となりにけり 愛車で二時間もかからない場所に有名な砂丘がある。皆すたすた登っていくのに自分は斜面に対して半身になってえっちらおっちら。一度足を取られて数米下った。不器用だ。本物の甲殻類は日が沈む迄穴を出ないのだろう。一切見なかった。 ところで、旅客は殆どが連立っていた。学生、仕事仲間、恋人、夫婦、二世代等。結婚式の撮影と思しき団体もあった。昼間の賑わいに雑ざる気にはなれなかったので、人出が落着いてから朗詠した。交通整理の笛が幽かに響いていた。今度はヘッドライトを持参しよう。 _/_/_/_/_/ 砂詩丼、c'est si bon. 少しづつ活動的に。 譬喩だから季語ではないとの謂いは尤もです。

haiku0308

  銀輪に吸い寄せらるる蚯蚓かな 蚯蚓吸引機。自転車道には生死問わず蚯蚓が横たわっている。避けるのが大変だ。

haiku0307

  スパゲティスパスパ啜り昼寝かな 嗚呼、素晴らしき哉。すぴすぴ。 もしかして:血糖値スパイク。よく噛んで食べましょう。 米も蕎麦も素麵も饂飩も高いので。案外慣れると飯と同じように口に運べる。 _/_/_/_/_/ こういう人がもはや少数派でないので米の需要調査の際は気を付けましょう。 [追記0626]手元で計算したところ一食当たり米飯75円、食麵麭38円、伊太利麵23円だ。詳細は米10瓩1万円、一食75瓦、食麵麭一斤150円、一食四分の一斤、麵5瓩1500円、一食75瓦也。麵麭は米の半分、麵は米の三分の一。

senryu0061

  掲示場愛犬ずらりてふ惹句 好きなポスターを24枚も並べられる。そんな夢のような話が実際にあった。一箇所当たり2.5万円でできる。名付けて掲示場ジャックとか。 犬猫が政治家のほうがましか? (勿論政治的な主張を書いてもよい。というか本来はそうあるべきだ) 血税が投入されているのにけしからんと云うのは尤もだ。だが、抑掲示場自体が時代遅れになっているのも事実。都内には1.4万箇所もある。デジタルサイネージで十分。 こういう斬新な悪戯は悪質だが見ていて快い。 某党のやっているのは、徹底的に政治と行政と既得権益を愛する者を扱き下ろすことだ。渠等は政治家や官僚の悪辣さに自分たちも染まりながら道化ている。ochrocracy(衆愚政治)の末路を鑑みて新しい政治が寡欲且つ兼愛の者で担われることを願っている。 祭りは今回限りだろう。可愛い動物や癒しの植物を貼ろう。都内の動画配信者やブロガー、インフルエンサーは写真や動画を残し囃してほしい。(反対派は署名することもできる) _/_/_/_/_/ 一年寝かした文。当時は何となく掲載を見送った。まさか同氏がH県で誹謗中傷という明確な犯罪行為をするとは思わなかった。或る県議を既得権益にありついた者と見做して集団を煽動したのには舌を巻いてしまった。電脳に保存した内容だけで人格を判断する世人の心の中の熊も忘れるべきでない。 Bear in mind: 法律は愚弄してもいいが人の命は守りましょう。そして、商売で良いので、選挙に於ける賢将の闘い方を縑緗にして、後の世の為に残しておいて欲しい。民主主義は検証且つ顕彰すべきだ。どんなに腐敗していても。以上見証の独り言。 鯫生の個人ファイル?GAFAM等が全部把握していますよ。今更隠す物も無い。寧ろ覗いて学習の糧にし給え。(勿論個人の嗜好も分かりますよ、ええ。) 所で最近日本人が6w5でなくて8w9に見えてきた。クマさんだって。The Japanese have a bear in their mind. 猛獣注意。いずれにしてもT7的要素が感じられない。 多分縄文人はT9。大陸からの流民がT6。当然偏見ですよ。

haiku0306

  終売の優酪乳の空の黴 以下空梅雨なのにじめじめ。 梅雨が終わることを終梅とは表現しないが霪霖が慇懃に遠慮している。とんだ空梅雨。今日から暫くは降るそうだが天気「記録」応用は当たるも八卦当たらぬも八卦。なのに黴は活動を止めない。そんな中或る乳酸菌株が二度と殖えない事態となった。酸乳産業に参入する篤志家はいらっしゃらないだろうか。滞脹により体調が悪化するだろう。この際大容量の甘味料無しの物に乗換えしようか。全国区の類似品でさえ家計を圧迫する、他は之繞を掛けて高い。空容器を積む遊びは封印する。三十段の金字塔を建設したかったな。 デフレマインドの根強さが経済の停滞を招いていると仰るが、財布も口座もすっからかんなのだ。お金は寂しがり屋ではなかったのか。寧ろ書籍や知識の相互引力の方が信用に値する。書生饑し伊達寒し。(流石に自称する程自惚れてはいない筈。) 代議士に文書通信交通滞在費改め調査研究広報滞在費とは雀に鞠。鯫生に寄越し給わば 素面 すめ にんまり。宣伝に費やさないから。減税と目先の利害関係のない第三者か学術会議に疎外される学者による事業仕分けを。 _/_/_/_/_/ 優しい酪乳(又は優しい格)とは字面が良いし音も通じる。イウラクニウと日本語でも閑舒たり。腸が穏やかなれば人にも寛やか。心は脳だけの物ではない。精神は神経の総体である。そう古言も九図も科学も示している。 繰返すが通の噂以上に有効な情報源は無い。不釣合いな金を吹聴に投じる時点で既に醜態を晒しているのだ。当然ステマなどもっての外である。 高額納税者が偉いとの言説があるが納税額に差のない社会の方が豊かである。長時間労働者が偉いとの事実はあるが均等な勤労の方が持続的である。

haiku0305

  キャンパーのダンバー数は三足らず 梅雨前線が蒸発したので山へ避暑に行った気分になりたい。 ヒロシです。ダンバー数、天文学的です。余りにも epic だとです。( A stronomical U nit, 英雄) 誇張だったら良かったのに。三分の二の同級生を憶えられた試しがない。多く見積もっても20を超えないだろう。兎に角150だの300だのは豊かな時代の外向型しか参照していないだろう。 半濁点と濁点が見分けられない。ダンパー数だと勘違いしていた。ボン太もポン太と呼んでいた。情報の交換は口頭が最適との説があった。宜なるかな。

haiku0304

  枇杷たわわ marauding 客人 on the road 普通に招かれぬ客道にをりと書けばよいのだが、マローディングマロードオンザロウドと口遊みたかった。因みに枇杷も客人も複数形を想定している。wolf の例文を検索していたら marauding なる形容詞が出てきた。丁度知人が作物を盗まれたと聞いたので詠んだ。 金が無いと生活が出来ないは固定観念だろう。通貨を介すれば搾取される。国民を保全しない機関に納める理由は無い。如何に逋税するか。細々と逋租を積立てる兄さんでした。 これが本当の積立ニーサ。 勿論通貨を介さなければ手間と時間が掛かる。慎重に天秤に掛けるべきだ。 _/_/_/_/_/ 英語や中国語では三四三の音節で作句すると響きが日本語に近くなる。中七に四字熟語がぴったり入るのがその傍証だろうか。また、開音節が基本の言語は韻を認識し難いのが頭痛の種だ。無韻の伝統を踏倒したいが、そのためには外患誘致も辞さない。 毎毎舎や日本語脚韻研究所が韻文に詳しい。但し、鯫生は頭韻の方が日本語に向いている気がする。文節の途中で句を跨げないならばだが。 brave the elements. umbrella の例文検索で発見した。格好良い。 open to the elements も序でに紹介する。語交叉謎々の鍵を検索すると語彙が増えるかも。 逋の字を漢字源の部品検索で探すには、例えば「ほ(甫)」「もちいる(用)」「しんにょう(辵)」とする。基本的な語素の音訓は暗記しましょう。精々二百程度なので。

haiku0303

  利に趨る香篘道徳蒭に蛾 カウシウ(カウスウの方が正しいかも)のシウは酒を濾す為の竹網、又、酒を濾す、濾した酒。要するに呑みニティに対するぼやき。面前で酔うよりは厩舎の隅でのんびり蛾を眺めていたい気がする。灯に寄せられつつも縁辺に留まっていたい。(社会に対して薩摩守であることは目を瞑る。) _/_/_/_/_/ 自分は呑まない。他人には信条を強要しない。気付いたら気配が消えているとは思うが。

tanka0050

  大人達の心の言は訫ずべし厶はムニムニ口籠る耳 或る方の指摘を拝見した。辞書とレファ協に当たると云は他人の言を引用する時に使い、言は自分が述べる時に用いるらしい。ぜんぜんわからない鯫生は雰囲気で漢文をやっていると露呈してしまったで厶。その弁明。ナムサン。今更変えるのは面倒なので弊網録では此の儘にさせて下さいと云っております。御忠告有難うございました。泣きたい。漢江に独り汗顔の至り。 _/_/_/_/_/ 此の短歌も私はむにゃむにゃと書くべきではある。のみも平仮名だろう。

haiku0302

  ほつほつと夏の夜明けを担ぎ行く 何となく擬態語を使いたくなる。可読性が失われる。こうして南華は難化したのだろう。 日の出と書いてホツと読む。畳語は日の出る様という。朏朏(フェイフェイ/コツコツ)と一緒にケモキャラ化して並べたい。挟まれて世界を旅したい。

haiku0301

  桑の実を喰はずに踽踽と行く轍 桑の実の生薬名は桑椹(サウジン)。椹はチンと読むとあてぎ、首切り台。また、日本ではさはら(檜科)にも使う。昔漢検で出た。檿糸(エンシ)は柘の葉で育てた蠶の糸。 踽踽(クク)は(1)ひとりで行くさま。独行--- (2)親しむ者のないさま。---涼涼。音符の禹(ウ)は夏王朝の統治者の名。禹行舜趨のウ。 甘いものを食べないのは齲齲たる(不摂生の)身だからだ、と云う駄洒落。 _/_/_/_/_/ 桑を指さして槐を罵るの被害に遭っているという妄想に度々襲われる。過敏になっているのかもしれない。

senryu0060

  商人が十人寄れば転売屋 国民総末業社会。米の転売禁止の転売の定義を定めるべきだろう。その上で住人が相互監視に与らなければ良い。[同日追記]小心者を脅すのは止めた方がいい。窮鼠噛猫。それに、基本的に厚顔無恥が倫理に悖る取引をしていると思う。[追記此処迄] 漢文の受験対策本を見ていて多様な意見を集めるのが国家運営の要諦だとの文があった。三人に尋ねれば十分な知見が得られるが、往々にして人は媚諂うので質問者の意見を強要しているだけに過ぎない状況に追込まれてしまうとの趣旨だった。組織で出世するには有能さを示すのでなければ同党伐異であるので官僚制は限界が来ているように思う。一層の事政治屋は裁判員制度と同じようにしてしまえばよいと思う。宣伝に手間を取られ過ぎである。無作為抽選ならば隣人と自身を大切にしようとの意識が働くだろう。職場の指示で記号的な投票をせずに済む。 _/_/_/_/_/ 序でに。同書に出ていた蘇軾の小鳥の話(『記先夫人不殘鳥雀』)には於の三つの用法が出てきて興味深かった。即ち場所(において)、受動の主体(によって)、比較の対象(よりも)だ。十回音読すれば必ず覚えられるだろう。 全く論理的な文章が書けない。最近の悩み。

haiku0300

  追尾走出来ぬ山路の月見草 陸上の合宿に来て走り込みをする。皆についていけなくて独り坂道を進む。愈々昏くなってきた。そんな時脇に月見草の白い花が見えた。 追尾走は今年関東学生連合の第九区を走破した古川氏が論文で用いた語だ。論文の中で体調が悪くて思ったように走れなかった選手について触れていた。それが印象的だった。

haiku0299

  百青鷺の中洲はもさりもさりかな 河口付近の中洲にはすっかり木々が生茂っていた。鷺の営巣地になりそうな気配があった。嘗ては泥地や葦原が広がっていた。滄海桑田の感に浸った。 歳時記を復習うと鷺の巣は春、青鷺は夏とあった。夏も繁殖期ではあるらしいが先取りするのだろう。

haiku0298

  紫の白を奪ふや冷奴 普段は豆腐に醤油を掛けない。塩分過多だから。 先日はんなり湯葉おぼろなる高価な物を母が買って来た。湯葉の層が重なったような食感だった。味に文句は無いが、宣伝文句が謎だ。朧気で実体が見えない。それに釣られた迂闊さを叱ってしまった。赤心を損なう自分の狭小さが厭になった。朱を奪う紫の如き存在なのかも知れない。

haiku0297

  五月川陸でなしをもな流しそ 数え唄。梅雨入りしたのか定かでないが増水した川を前に思わず願ってしまった。碌でなしの鯫生が渡る時に溢れてくれるなと。

senryu0059

  鮐背のネット・テレビを奪いたい タイハイ又はイハイは河豚の背の様に染みがちな肌の人、老人を云う。鮐稚は老人と少年。 槍玉に上げるのは判断力の低下した人を食い物にする広告、ワイドショー、恋愛話及びそれに類する動画や応用。頽廃以外に表現しようのない新旧の情報媒体を取巻く状況には惝怳せざるを得ない。家にある辞書や過去に買わされた百科事典を繙く潮時だと思う。尤も、目や関節や脳が衰えると読書どころではないらしい。とは言え、最近の本は高齢社会に配慮して結構大文字の版組になってきているので昔程は辛くないのかもしれない。年寄りの介護施設に於いて利用者が持込まれた本の音読に従事して、それで日々の糧を得られるのならば此の散人にも勤め上げる事が可能かもしれない。一応漢検準一級と英検準一級は持っているので。(唐突な就職活動。) 亜細亜の言葉の勉強にも身を入れた方がいいのかな。日進月歩の情報技術が直ぐに奪いそうな仕事に見えて案外そうでもない気がするのだ。 _/_/_/_/_/ 若者に本を読めとの御高説の方に限って一丁字をお知りにならない。併し、残念乍ら斯くの如く指摘す鯫生も月に一冊も読んでいない気がする。 当然日本の図書館の整理番号で零番台の資料を想起しています。総記の事です。大判の分冊一つを月毎に読破する方は生涯で数名お目にかかった程度だ。 繰返すが、事彙を開くよう無理強いする気は無い。電視でも記録映像には価値がある。 [0612追記]本当に数位解毒すべきは鯫生自身かも知れない。不安に駆られた時は一回食事と睡眠を取った方が冷静な言動が出来る気がする。この程度の冷却期間で手遅れになる事なら初めから自分には対処できなかったと諦めるしかない。高度S型専門職に就いている訳ではないのだから。

senryu0058

  着包みをカスタムしける関税局 非正規品に気を付けましょうと啓発しているキャラクターのどれが公式か不明な点について。 _/_/_/_/_/ [この記事の実際の投稿:0610] 最近ネタ切れです。他の季節の句ばかりを思い付くのです。過去の作品を漁りつつ、ぼちぼち埋めていきます。

tanka0049

  経済は金本位制私は常日頃から自己本位性 自己であって利己ではないと釈明しておく。他人の現状よりも其の方に対する自分の影響を気にして検証してしまう。不安に駆られ過ぎ。寝不足だろう。 円では穀物を買えなくなりつつある。すると増産を命じる。散々減反してきたのに。這般を鑑みると結局金と米の跛行本位制度であり、維新以前から何も変わっていないのだろう。工業族が鳴りを鎮め農林族が主導するようになるのだろう。但し具体的な名前を調べる気は無い。最終的に土地と人の所有者に権力が集まる構図は変わらないか。 一人一人が自分を支えてくれる人に投資する。当たり前の経済倫理が問われているのだろう。 再三だが中華の柱下の言を引用する。善人は不善人の師、不善人は善人の資。ろくでなしと決め付けている人も大抵何かしら社会に貢献しているものである。勿論不法"行為"に寛容であれとの謂いではないが。 _/_/_/_/_/ 具体例が無いと空疎なので鯫生が考える社会貢献を列記する。食料、建設、衣服、社会の物理的基盤(インフラ)、義務及び生涯教育、医療、福祉、書店(現代の凡百の出版社は除く)、流通、情報産業だ。 芸術、催し、啓蒙等は自発的且つ小規模である程良い。というのも現代に残る古典は基本的には自費出版か秘伝書だからだ。 学術会議が特定の主義主張を持つ者を解任する等と宣っているらしい。具体例を出さないと議論できないし反社会的或いは非営利的と見做す想定が出来ない知識層は無能だ。 墨子が見たら非楽(ひがく)を先ず説きそうな現状だ。

haiku0296

  華奢なりき獣医の庭の薔薇泥棒 花盗人も同様だが昔は万朶より一枝を持帰るだけだったような気がする。近年は百輪程の中から目に見える程減らすはしたなさが目に余る。倫理観が消えてしまったのだろうか。華道に責任を求めては酷だろうが一応の提言を。一輪挿しや野の草花を追究した方が奢侈淫逸の空気が薄れるのかもしれない。 他人の家の作物を盗むのは犯罪です。鯫生が食料を共有財産化出来ればと目論んでいるのは確かだが、未だ現実は其処迄進んでいない。家族の飢えを満たすだけなら情状酌量の余地が認められない事もないかもしれないが、枉駕来臨して濡れ手で粟なぞそうは問屋が卸さないだろう。私有地の場合は自給分に限った交渉とお礼の言葉をお忘れにならぬよう。銀杏等の場合も転売しない量を頂くのが大前提だと考える。勿論、管理者が市場に持込むのは妨げない。当然の対価だからだ。 _/_/_/_/_/ 法律家を名乗る門外の無頼漢は枚挙に遑が無いが、偽物の裁定には必ず贔屓が混入する。公正さと論理性がないので一目瞭然である。脅された時に備えて記録を付けておき、問題が発生したらそれを人工知能に分析させると少しは客観視が出来るかもしれない。公共機関も少しは頼って欲しい。裁判所、警察署以外には国民生活センターもある。真剣に解決を模索する為に網上を検索する時は必ずドメインの指定をするのが良い。 _/_/_/_/_/ 先走り気味ですが同人誌に寄稿した感想を書きました。ご一読下さると幸いです。 こちら(別館)

haiku0295

  大漢和運ぶ南風の䢲䢲と ワクワクは行きて留まらない。また、周る様。諸橋氏等に依る。 書肆にて兌換した大漢和。ワクワクしながら之繞を調べて邂逅した言葉。一晩経っても未だ興奮が冷めやらず。クンカクンカ。 同店では先月も諺辞典を贖った。今回は平仄表と地名辞典も掌中に収めた。矢張、文屋の主人は尊敬致すべき大人だ。字引にも造詣が深くいらっしゃる。所で諭吉をも受付けにならない程の叩売りをなさって口を糊する事が出来るのだろうか。頗る心配である。一先ず大いに恐れ入ります。益益邁進せねば。 _/_/_/_/_/ 邏輯學者を表す擬態語は此の畳語に決定しました。

haiku0294

  物乞の語膾を吹く暑さかな ごなますと読んでみたが、医者はごくゎいと発音するのだろうか。調べても分からない。 先日、恋の記憶に関する呟きをヤフー即時検索で調べていたのだが、印象屍人が昔の盗作疑惑の噂を穿返して言葉皿菜の作文を投稿していた。個人的に身近な単語を並べられたので危うく反応しそうになった。万が一拡散すると上を下への大騒ぎになってしまう。膾に叩かれた話を鸚鵡返しして蒸返したくない。憶測で物言うのは止めた方がいいと自分を戒めた。尤も社交網の閲覧数で小銭を稼いだり承認欲求を満たしたりするのは勝手にすればとは思う。最終的に損を被るのは自分なのだから。日本だけはそういう低俗に堕ちて欲しくはないが。 抑作曲に於いて数小節似てしまうことは屢だ。一々論っていると日が暮れてしまう。他人の成功を嫉んでも神経を炙るだけなのだから忘れるに如くはない。罪のない者だけが石を投げられる。天に代わって罰する必要は無い。 _/_/_/_/_/ 膾を吹くとの謂いは嘗て全画面広告出現の羹の如き空言を広げればなり。発信していると無疵では居られない。多言は数窮す。タゲンサクキュウ。日記の種に困っても流言に飛びつかないようにはしているのだが難しい。 諺に於いて音が近い語は交替する。膾と鯰が其の一例だ。 古書店で求めた昭和の諺大辞典が便利だ。近年のは表現の自主規制が行過ぎて三分の一が削られてしまったのではないかと思われてならない。貶しが趣味の人が顕在化した弊害だろう。 懲羹吹膾、蓴羹鱸膾。

haiku0293

  やな倅脂下がりをる簗瀬やな 某所でダイナマイト漁をしていたので。発信者情報開示請求でもしようかしら。諸賢の明察を拝読し感心していますと(十箇月程前に)書いた瞬間から治安が悪化した。最早自動書記しか表示しない社交網に意味があるのかと嘆きたくもなる。人間は凝固まると愚かになる。それを再確認した。今MBTI界隈を見ると連鎖洗脳の総括、残骸、燻り又は自供が見られます。 夢見がちで影響力の有る者を煽動、用が済んだら自分の謀略の全責任を擦付けて傍観。歴とした犯罪であり教祖を祀上げる枢機卿の常套手段だ。大抵斯様な黒衣の宰相は評判が悪くない。というのも支持者を抱込んでいるからだ。また、反権威を掲げる者に限って権威(多数決や公的役職、資格、常識等)を論拠とし易いので注意されたし。非権威でありたい。以上は勿論古典を切り貼りするだけの一介の散人による備忘録に過ぎない。 _/_/_/_/_/ 溢美と悪口の集まりには近付かない。一箇所に留まらない。自衛の為である。 悪い行為はあっても悪い人はいない。そうは信じているが、同時にこうも思う。悪い行為の人は悪行に気付けない。 暁知らずの宵枕の自戒。骨盗みが止められない。

haiku0292

  蒸暑し積重なつた雛の死 溽暑は晩夏だが真夏日が頻りになってきたから発表する。養鶏場の裏話を読んでの句。鶏の雄に生まれていたら孵った瞬間に殺処分だった。人間で良かった。

tanka0048

  戦慄の旋律止まず盗作に染まる心は麦藁菊か 電視劇『恋の記憶、止まらないで』の讃 母はカリカリ草と呼んでいた帝王貝細工の感触が干乾びて尖った心に似ていたので読んだ。歳時記上では晩夏だが五月から十月頃まで楽しめる。尚、此の花は作中には出ない。鯫生の感想文は こちら(別館) 。社交網上の或る人曰く、私の局を返してという制作陣の叫びだとか。戦慄の旋律を人工知能に書き起こして貰った音源が翌日には上がっていたので技術の進歩には驚くばかりだ。 [0608誤字訂正]

tanka0047

  靴の音高く顰蹙を買ふ故頻りに 戚 みうち の足を卑しむ 覚え歌。七七はヒンシュクの二字を四字に分解して漢文訓読した。実際には親戚中で自分が一番老害に近いので戒める面もある。角が立つ物言いの人物が周りにいないのが幸せではある。