haiku0309
大砂丘転がる蟹となりにけり
愛車で二時間もかからない場所に有名な砂丘がある。皆すたすた登っていくのに自分は斜面に対して半身になってえっちらおっちら。一度足を取られて数米下った。不器用だ。本物の甲殻類は日が沈む迄穴を出ないのだろう。一切見なかった。
ところで、旅客は殆どが連立っていた。学生、仕事仲間、恋人、夫婦、二世代等。結婚式の撮影と思しき団体もあった。昼間の賑わいに雑ざる気にはなれなかったので、人出が落着いてから朗詠した。交通整理の笛が幽かに響いていた。今度はヘッドライトを持参しよう。
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砂詩丼、c'est si bon. 少しづつ活動的に。
譬喩だから季語ではないとの謂いは尤もです。
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