senryu0062

 

荊妻の失態遯辞はありません


能天気な妻の言を無条件に信頼して空手形を切って仕舞った。在庫が尽きていたのだ。豚児に謝罪文を一緒に考えてくれと頼んだら「ありません」と返された。人生の一大事に投了なさった。全く当てにならない物書きである。

こう考えると犯罪の三分の二が善意、三分の一が無関心に因るのではないか。身勝手さえ非難し得ない。悪を鞭打とうとする総ての試みが無意味なのは此処に理由がある。飽く迄無知、うとうとするのが自然人なのだ。無能な働き者は排除されて然るべきとの謂いを支持せざるを得ない。

どう申開くべきものか。家にも伴食大臣が居たので共に円枘方鑿の弥縫策を検討しましたとでも表現しようか。

[追記0628]ないものは買うか作るかしかないので、買いました。外国産の味も下馬評と違って良いらしいので楽しみにしている。

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