zekku0122

 

千年後之樂土。
遠孫如掘鑿。考古應驚愕。携帯塑膠囊。模之無釉堊。


韻薬(入声)、平起、五絶。

遠孫如し掘鑿せば、古を考へて應に驚愕すべし。携帯と塑膠の囊、之を模したる無釉の堊。

注釈。掘鑿、発掘。塑膠、厳密には塑膠購物、塑膠はプラスチック(熱可塑性樹脂)。釉、うわぐすり、焼物の表面に塗り光沢を出したり手触りを良くしたりする硝子質の溶液。堊、白土、漆喰や石灰などを言うが実際には石膏だった。


樂土舎の地中の家(窯跡地)で遠藤氏が日用品を象った陶器を展示していた。藁敷の仄暗い土間に白い素焼きが並んでいた。遠い未来に残っていたら確かに面白そうだ。化石化しそうもない曾ての有触れた道具が発掘されたら、「高度物質文明」をどう思うのだろうか。実際には大切に梱包しないと割れるだろうが夢見るのは自由だ。

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現代美術展も常設展も書く事が沢山ある。三十年も知らずに過ごしてきたのが惜しい。

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