haiku0242

茶道を教へて下さつた方々へ

利休忌や千の名前を持つ茶杓


利休忌は陰暦2月28日でこの日から一箇月以内に献茶をするのが一般的らしい。不審菴では陽暦3月27日に、今日庵では3月28日に行われる。官休庵は情報に辿着けなかったので識者はコメントくださると嬉しいです。鯫生がお世話になった茶道教室では2月下旬だった。

千利休が侘びの人ではなかったと侘び然び幽玄のこころに書いてあって、伝統的な渠への盲目の崇拝に対する胸の閊えが言語化されていて少しすっきりした。(続編まだかな)

鯫生の所では地元の職人の茶杓に各人が折々の言葉を銘として添えて紹介する習慣があった。想像がつくとは思うが、面妖な漢語を申したので屢屢苦言を呈された。

何故利休忌に茶杓を取り上げるのかと云うと、その手前の仕方にある。普段の点て方とは違い、献る時には白湯の上に抹茶を散らす。その時指先と茶杓に緊張が走る。そういうわけでこう詠んだ。

先例の洗礼が窮屈で泛駕之馬と思上がっていた固陋憃窒を鞭打って鉄中錚錚程度にしてくださったのは洵に有難いことだと思う。略式ながらこの場で御礼申し上げる。

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そういえば、ルドルフとイッパイアッテナが面白かったなあ。此の茶道具も呼び方を尋ねる者に一杯あってな……と零すのだろうか。

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