haiku0213
人造大理石上の春球菜
春甘藍が高すぎるので台所に展示している。最早花卉として扱う値段だ。そうして観覧料を徴収して元を取っている。勿論冗談ですよ。家の調理台の天板は見た目や製造会社から判断して多分人造の方だと思う。紛らわしい用語を使わないで戴きたいものだ。
物価高と来たら出版も他人事ではない。三十年前は五千円前後で買えた岩波文庫の源氏が、余分な注釈を付して十四千円である。文字が大きくなっていると幸いだな位の期待しかしない事にする。外国の人鳥古典の豪華版の値段が円安下の取り寄せ且つ翻訳にも拘わらず七千円。大河劇があったので広告代理店案件入りしてしまったのかもしれない。古書を探すべきだった。
(本当に金が無い場合は何度も申すが、国立国会図書館数位書庫で探されたし。但し、印刷する必要がある時は結局は文庫本を買うのが安く早い。)
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