haiku0212
跋扈する八紘一宇建国日
全世界を一つの家族のようになる標語は市民は心得ざるべからざるも権力が主導してはいけない。捫蝨事を聞く度にブラッドベリの火星年代記の米国流の地名で塗潰した場面が思い出される。羸軀に出来ることは翻訳と読書だけかもしれない。富貴は我が願いに非ず。無告の人を傾聴し続ける。
ところで、扈は普通は従うと読む文脈が多い。扈従などが其の例だ。跋扈の場合は竹簗即ち漁具だが、この熟語以外では余り見ない。コヤマの別表記に扈山と言う苗字があるが、山に従うと読みそうなもので、改名の意図とは裏腹に重鎮らしさが微塵も感じられない。素直に誇山(誇りの山、大きな山)や跨山(山を跨ぐ)とした方が箔付けにはなりそうだ。明治初期の黔愚には難しかったか。
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