haiku0202

 

日向ぼこどうしてそれを歌ひしか


[0129仮名遣い訂正]

縁側で寝転がると口を突く歌がある。例えばカナダの小屋、あゝ人生に涙あり等だ。最近の歌は出てこない。速過ぎて。

なんで春日影やったので一躍有名になったmygoだが、一番印象的な場面は、矢張、バンドの名前決定の時だろう。水族館でボーカルがぐちゃぐちゃの一筆の線を書き、その矢印の先に迷子と記した裏紙が思い出される。あの絵が頭を離れない。見栄を張るのを止めて愚直に弦を抑え弾き続けるだとか、自作の詩を読み続けるだとか、颯爽と演奏して立ち去る畏るべき後輩とか、凄腕サポートメンバーとか、あの熱量が微笑ましい。また、某人物が仕切りたがりの典型的な日本人で笑ってしまった。とは言え欠くべからざる人ではあるのだが。

幾度も言及するが、曲は簡潔を最上となす。難しい言葉でも音数を節約できるなら躊躇うべきではない。永遠と譬えを垂れ流す、早口の歌は韻を踏む定型詩であっても許しがたい。もっと素直な言葉は無いだろうか。必ず共鳴するので勇気を持って省略して伸び伸びと響かせて欲しい。取り敢えずA氏には御勇退を諫言したい。聞けるのは川の流れのようにだけだ。つんく♂氏は良いが。

コメント