haiku0192

 

飛白たる祖父の板書も成人式


かすりを再び動詞化しました。車庫に残っていた擦れた亡祖父の黒板の字も、近所の若人と同じく、遂に成人式を迎える程になってしまったと感慨を込めて述べた句です。

片付けをしていると何となく捨て難い物があって困る。もう会うことのない人の遺蹟は其の最たる例だ。少しずつ執着を取り去っていく。そうして身を軽くして新たな出会いに期待したい。まあ、 the dirges of his Hope that melancholy burden bore/ Of ‘Never—nevermore’. なんてことにならないと良いのですがね。

白叟は再発した癌の痛みに耐え病院に掛からずに逝った。鯫生の痛言がそうさせてしまったのだろうか。晩年は大抵醜いがだからと云って邪慳にする必要は無かったろうに。

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