haiku0165
寒行の髀肉丹鵶の賜へるか
鉢には摶飯一握りと少しの干菓子を入れる。短パンが似合う髫齓が長身の先覚に率られていた。流行り病で親を亡くしたとか。黒衣の宰相を除いてどの緇衣も腹が出て四肢は鳥のよう。こんなんで獅子吼出来るのだろうか。水菓子でも大豆でも入れてやるべきかもしれない。肉食の武人は腿が太るのを心配したが、蔬食は餓鬼の形に近づく我が身を託つ。大いなる皮肉かもしれない。せめて上質な教育を施してやって欲しい。
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髀肉之嘆は脹脛についてだと思っていた。腿や股、つまり脚全体を指すと解するのが正確だった。
太陽に棲む烏には多分十本は脚があったのではなかろうか。熱で融けて略残っていないのではないか。一本増えたとの解釈ばかりなので敢えて逆張りしてみた。
決して某角扮でふとももコラボしたから思いついたわけではない。いいね。
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