zekku0056
不羈、平聲三十韻其十四。
周旋尊佞巧。朝令爲攸嘲。一瞥褒顔鮑。心中退斗筲。
韻肴(下平)、平起、五絶。
周旋して佞巧を尊び、朝令嘲る攸と爲る。顔鮑を褒むるを一瞥し、心中に斗筲を退く。
注釈。周旋、間を取り持つ。佞巧、口先だけの人、世知辛い(世渡り上手の)人。朝令、政府の仰せ、又、朝令暮改の略、厳密には両者は発音が異なるが共に平声。顔鮑、顔延之と鮑照、六朝時代生前から有名だった詩人二人、謝霊運を含めて元嘉三大家と称する。斗筲、十升(一斗)のますと十二升の飯櫃、僅かな量の譬え、器量の小ささや俸禄の少なさを言う事もある。
隙あらば詠懐。承句を欲開炮としていたのだが、炮は大筒(砲)に通じ去声だった為改めた。後半が点鬼簿になっているが、要するに乱世に時めく詩人ではなくて靖節先生のように暮らしの愛しさと静かな激情を詠い続けたいという決意。五言中心なのも潜移暗化か。(魏晋南北朝は四言五言が大半で七言の作例は目立たない。近体詩理論の摸索期でもあったのだ。)
台湾周辺の軍事問題には明言しないよう牢記済みだったと官僚が答弁した。暗君の梯子が外され始めている。
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類音を並べるのが最近の趣向。紛らわしいので本来は二韻か三韻かを明記すべきだろう。気になる時は漢和辞典や平仄検査器をどうぞ。
[20260317訂正; 作攸嘲→爲攸嘲、爲も仄声でした。]
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