haiku0167

 

のっぺりののっぽの聖樹を登らまし

のっぺりにのはつかないかもしれないが、音数が合わなかったので大目に見てください。付け加えて上旬なのに聖誕樹とは気が早いも御勘弁。社群遊戯が挙って南半球の聖誕翁服を陳列するのです。抑リア充爆発しろと当夜に叫ぶのは最早季節を先取りできない鈍感耳(のみ)でげす。

仮想空間上に渋谷を再現したと聞いた。一瞥すると提供の商標(logotype)だらけだった。師走になると現実で云う東急の旗艦店前に低画質の巨木が生える。(冬なのに大草原) 登攀出来ないと知り慟泣した。こんな再現度と自由度だったなら態々同時接続数を稼がなくても良い。一昔前の作品ではあるが、はっちゃけられて屍人からの褫奪も可能だった秋葉へ旅行に行こうかしらん。伽藍鳥(鴮鸅;ヲタク)が去ってがらんどうの電気街も惨憺たるものだ。非現実も都びれば企業に席巻される。そして誰もいなくなった。飯磬の半径皕米で攀桂を諦めて反計でも練るかな。