yokudari0009
愚父を諫む
自称自己啓発名前
読めば判る心構へ
事象は辞書が詳らか
嫁と子を気遣ひ給へ
迂叟(鯫生の父)の死蔵する空疎な俗書の題を一冊ずつ読上げつつ床に叩きつけた。目障り。数年間我慢してきた。あの手の本は表紙が総て。書肆で一瞥したら価値が無い筈。実際に古本屋では大抵引取りを断られる。何故粗悪な自己啓発又は宣伝を輸入したがるのだろうか。その生態の方が関心を惹付けて已まない。乙巳臘月朔日記す。
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哲学者の妻ならぬクシャトリヤの夫よ。
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