yokudari0006
甥に告ぐ
ワイドショウに爺が怒鳴り
毎度背負ふに懲りてどさり
御辞儀せじまじまじ詰る
叔父貴の悪しき為人
何を或いは何がどさりとしたのかは想像に任せる。前半の韻を捻り出した。打消意志の助動詞が抑活用しているかさえ謎なので転句の如き継続用法は逸脱だろうが捏造した。「せじと決めて」が元だが決心は付属語の言切りで明らか且つ上の行と同じ調子だった為削って律を変えた。
情報の洪水から離れようとしても管を巻く愚父からは逃げられぬ悲しみよ。電視の前で酔態を晒すのは極度に属個人化した現代の阿片窟だ。息子や孫の非行を心配する前に自分を省みよ。一体全体何度目だろうか。
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それにしても鯫生自身の度重なる転向も目に余る。韻鏡十年に尻込みしている、凡人には七五調を疑問視出来ない等とあるが、墨の乾かぬ内に取組み始めている。昨日の自分に飽きるとは聞こえが良いが、所詮環境に流されているだけ。明日も別の風が吹く。
自分軸の無さに呆れるが、恵まれた関係に感謝している。大いに励む所存にござる。今しか許されないのかも知れないのだから。
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