senryu0019
大きなる涼しき後の満月よ
昨日は今年一番大きな満月だった。涼しくなり漸く枯れ尾花が咲きだした。仲秋の名月を愛でるより寧ろ晩秋の十五夜を賞玩した方が賢いのではなかろうか。嫦娥の情が馣馤(アンアイ;香りの強いさま)(U+99A3,99A4)たる季節は遅れ馳せ乍ら御出でなさった。重役出勤も程々になさるべきではなかろうかとお諫め申し上げたい。
佳宵に際して態々大きいとか涼しいとか大袈裟に申し上げたのは開き直り。即ち(日本独自の風習である所の)後の月は普通十三夜を指す。知らずに詠んでしまった間の悪さを隠す為に冗長に描写致した。本番は二日前だったので供える栗も安い。飛鏡にも拝観料を課する卑怯者はもはや万霊聖節[修正]や黒金曜日、聖誕祭等のエル=ドラドへ羽搏いて行った。賊徒は排した。安堵してとくと玉兎銀蟾を目睹なさいと囁かれた気分だ。
黙れ、馬鹿が分かると窘められそうな駄文でした。
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