haiku0067

 

笑み栄ゆちびりちびりと解斎粥


げさいのお(ん)かゆ/げさいかゆは神今食の翌朝の食事。これは(お題箱から出たものの)歳時記に載っているので調べられたし。(山盛りの固い粥を三口召し上がって箸を立てるとか云々)

中七が非常な難産だった。韻と想像で10音は決まっていたので何で繋ごうか迷った。御簾、尊顔、嘰る、ぼそぼそ、美し国、瓊席抔が当て嵌まるものの重言臭さが拭えなかった。解斎粥を先に出すとちびりちびりも説明でしかないので狐疑逡巡(←何(ry)した。

民間にも6月朔日に忌火の御飯に関する神事があったらしい。田仕事の忙しく食糧も尽きようとしていた頃にこのような儀式があったのは感慨深い。

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