haiku0066

 

神今食普段通りのブランド米


退虫の呪を引いたお題箱を使わせて頂いたら、また読めない語が出た。(因みにゼロからわかる俳句超入門と云う清興の豊かな頁です。前回申し上げなかったのは慚愧無き行いでした) 何処から見つけてくるのだろうか。

かむいまけ/かんいまけ/かみあげ/じんこんじき/じんごんじき/じんこじき。旧暦6月と12月の11日の夜に宮中の神嘉殿において、天照大神を祭り、新しい火で炊いた御飯を供え、天皇自身も食する。新嘗祭は新米だが、この祭りでは旧米を用いる。(日国より) 現在は調べた限りでは行われておらず、歳時記にも載っていない。

気候変動で米でさえ普段通りの収穫を期待できなくなってきた。いつもの生産者が献上なさる米もいつまでもあるとは限らない。

巷ではブレンド米が払底してブランド米が積まれているそうだ。老子(3章)に聖人の治は、其の心を虛しくすれども、其の腹を実すとある。飣餖は到底持たない。ブランド品を作らないと糊口を凌げない諸産業のあり方が根本から問われている。

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類句(没) 神今食ブランド品は豊かなり 神今食ブランド品にのみかまけ 神今食圧迫面接官に負け

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