yokudari0036

 


仮初のオーバーホール
地縁をアンインストール
駆り出されるキルケゴール
知恵は時に心を折る


哲の異体字に心を折ると読める物がある。「悊」だ。口をへの字にするだけでは済まなくとも伝えるべき内容がある。大抵意思不通に終わる。世の愚かさを責めても自分のぶっきらぼうを悔やんでも遣る瀬無くなる。其の折に平板な呻きが漏れてしまうのかも知れない。先送りしか能の無い輩の余殃なのだから誰にも咎は無いのだが。

キルケゴールが文筆に飽きて来た頃田舎の牧師を志そうとしたが丁度或る諷刺新聞が悪評を広めてしまった。熾烈な応酬を経て却って書く意欲が湧上がり名著を送出した。作家の宿命の典型だろう。臨床心理士の資格制度が整って三十余年だが、泥水を啜ってでも綴り続けろと命ぜられてしまう哲人の悲哀を癒す者はあるのか。

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持つべきは嫌われる勇気ではなく嫌わない勇気である。前者は被害者ムーブが最適解となってしまうのだから。

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