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邊境行。
玄冬特集異星賓。忘却澆漓想善鄰。輓近嫌猜風叫喚。煢煢慮葦問天鈞。


韻真(上平)、仄起、七絶。

玄冬に異星の賓を特集す。澆漓を忘却して鄰を善くするを想ふ。輓近風の叫喚を嫌猜す。煢煢たる慮葦天鈞に問ふ。

注釈。澆漓、末世、人情の薄い世の中。善鄰、隣の家や国と仲良く付き合う。輓近、近頃。嫌猜、疑い嫌う、風に幻聴が乗るのだ。煢煢、一人で寄る辺ない様、又、憂える様、驚き恐れる様。慮、パスカルの言う考える、本当はリョロとしたかった。天鈞、自然平等の理、又、極北の寒地。


宇宙人はいると思う。拉致の話を聞くが、恐らく生態調査以上の意味は無いだろう。森や砂漠を分入る学者のような純粋な知的好奇心を感じる。太陽系は銀河系の縁辺部なので同類だろう。地球上でも欧米人以外に辺境を侵略する者はいない。騒ぎ過ぎるのも独裁者気質の取越し苦労に違いない。

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