zekku0062

 

辻村氏之展示。
終日留高屋。漫談忘殺戮。煌煌活寫光。靜待陽來復。


韻屋(入声)、仄起、五絶。

終日高屋に留まり、漫ろに談りて殺戮を忘る。煌煌と光を活寫し、靜かに陽の來復を待つ。

注釈。高屋、鴨江アートセンター三階、結構天井が高い。談、初稿は描だったが次句と重なるので改めた。殺戮、厳密には死刑の事だが、一般に殺人を言う。転句、平仄の為に倒置したが、きらきらとしたひかりをいきいきとうつすの意味。陽來復、冬至を表す四字熟語を部分的に使用、陰が極まって陽が戻って来る節気である。


世の中が殺伐としているが、平和な時間が流れていた。談笑し乍ら筆を動かしたり陽光を浴びたりしていた。有意義な情報を遣り取り出来た。誠に有難い。鯫生も穏やかな参加型展示を催したい。飽く迄本来の意味の民主主義なのだ。開かれた小理想郷を築ければ幸いだ。

コメント