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年末雜詠、平聲三十韻其十七。
尊廉忌吮癰。不意棄捐庸。來歳除圭角。留心毎海容。


韻冬(上平)、平起、五絶。

廉を尊び吮癰を忌む。意はずして庸を棄捐す。來歳は圭角を除き、毎に海容なるを心に留めん。

注釈。廉、清廉。吮癰、できものを吸う、ひどく媚び諂う譬え。棄捐庸、一般的な感覚を捨て去ってしまった。圭角、性格の角張った所。留、留に同じ、心掛ける。


圭角とされる部分も真心よりするとの言い訳で、来年の抱負とする気は全くございませんが、もう少しどうにかならないかなと思う。損し過ぎなのだ。この考えが危ういか。被害者権利に毒されているかも知れない。

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