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空想、平聲三十韻其十一。
魁梧漆黒熊。守圃仰蒼穹。暑至漁山女。寒徴食木通。


韻東(上平)、平起、五絶。

魁梧たる漆黒の熊。圃を守りて蒼穹を仰ぐ。暑さ至れば山女を漁り、寒さ徴せば木通を食ふ。

注釈。魁梧、体格が良くて目立つ様。山女、和臭、川魚の名前、ヤマメ、漢語では後の木通に同じ。木通、蔓植物の名前、アケビ。


以前の漢詩に付した空想で韻を踏んでみた。巷では二季なる語が流行っているらしいが、豊饒の自然が続くのを願っている。

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