yokudari0024
ぐらぐら
心配の種は時々
描く杜撰なベン図擬き
信者は只管どきどき
格式張った言い解き
仕事人が発表用に拵える似非数学的視覚表現は大抵雰囲気だけ。粗が次々と見つかる。文系グラフと揶揄されている代物が有名だが、集合論の体裁を繕う時もある。どの領域に文字や点を挿入するかは非常に神経を尖らせる所なのだが、その意識が足りない。最近の例を挙げると、個人事業主の社交網上の報告だったが、「人」と「風景や歴史」が対置されているだけだったり、資本主義が破壊する文化の上に「まち」が上書きされていたり、コミュニティがあってもネットワークが無かったり視野の狭さが目立つ。鯫生は十瓲の瓦で頭を殴られたような気分になった。(文章に関しても数千文字に亙ってこの調子なのだ。) 仮に自分で用意するならば三つの円の重なり合う三角形の頂点に白抜きか混色で人、町、建物を添えるだろう。操作が面倒且つ精密に読む人が少ないので結局は文章での説明に終始する。
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どうせこじらせているとしか思われないだろうが気になるものは気になるのである。コーデや化粧に拘泥する仮生と同じなのだ。思索の契機を賜わるのは有難いが。
(予測変換に促されて或る句集の題名を使いたくなった。)
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