senryu0087

 

十三を箍利かぬ他我巣くひけり


高校で受動的登校拒否になる迄は優等生と思われていたが、只自我が無く周囲の期待に染まっていただけだと今振り返って結論している。はっきり言って、当時は無能な政治家や起業家の典型だった。それを内面化していたから現在の社会情勢のいざこざを喧しく排撃しているのかと考えが至った。当然単一の理由ではないが、他人にせよ自分にせよ、自我を発達し得ない永遠に未分化の子供や劣等機能、デーモン、トリックスターが暴れているだけだと観察すれば少しは怒りを手放す事が可能かも知れない。最早宥めすかすしか手はないのだ。勿論将来の発達の余地を尊びつつ偶には心の北の隅を掃除しないといけないのだろう。

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夢で罵ってしまった或る教師を想起し乍ら。渠もFeやSiが強かっただけで鯫生の自由な論理の結び付きを阻害する気は一切なかったのだろう。戦略を持たざる者が教鞭を執っていたと雖も、善を責めるのは不毛だ。但し、発達心理学は教職課程の必須科目だった気がしなくもないのだが。大学生にもなって中学の鯫生みたいに解答の劣化コピペで課題を凌いだのだろうか。真面目な教育学部生及び教員、時間を浪費する大学教授、受験等に敗れた志ある無数の人々、何よりも未来ある次世代が報われない構造だ。ゆとりが一番重要な箇所だろう。要領が良いだけの輩を弾く眼識や制度を培わなければならない。其の為には新たな問いを立て続け、論文や口頭で考査するしかないか。所詮鼬ごっこに過ぎないが。

詰め込みに子供への温かな眼差しが欠如している点は確定的に明らかとアッピル。鯫生はどちらかと聞かれると謙虚な騎士よりかは狡い忍者だが。DPSでしか貢献を測れないのはGDPでしか経済を評せないのと似ている。

もし面接官だったら正解を熟知する一方で「曼荼羅は森羅万象だ」と不意に口を突く人を心理士に任命したい。已むを得ぬ逸脱こそが成長の萌しであり証なのだから。**

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