tanka0068

 

海鳥と遊ぶ来世を待つ程に草臥れ果つるきのじなりけり


直前の絶句の反歌。海岸に終日屯していたい。鷗も伽藍鳥も人鳥も信天翁も羨ましい。群れを作る以上人の世の如き軋轢が屹度存在するのだろうが。尚、詩の後半の茸のくだりを無視している訳ではない。松塊は茯苓の別名で、くさびらは担子菌門の総称。キの字も木の子を意識した。現状には満足しているが、上を見れば際限が無いのは否定出来ない。とは言え結局は王命よりも鷗盟か。

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