haiku0323

 

穴開きの自転車に揺らげる門火


流石に経年劣化に耐えられなかった。後輪の気が抜けた。道に迎え火を焚く人々を見乍らゆっくりと押して歩く。そういえば新盆の頃だと思出した。途中で迎えに来て貰ってスパゲティコードの如く軽自動車に搭載できたので助かった。真昼にパンクしていたら季語が陽炎になっていただろうし、もしかしたら発表さえ出来なかったかもしれない。

往路で実況中継しつつリアカーを引き東京へ向かっていた人とすれ違ったのだが熱中症で倒れていないだろうか。

コメント