haiku0190

 

雪高し末枯る温泉宿よりも

酸ヶ湯の豪雪を詠める


二日には酸ヶ湯の積雪が四米に達したらしい。観測史上初との常套句が流れて来る。

地球温暖化が進むと冬が過ごしやすくなるという臆断が罷り通っている。確かに平均気温は上がる。但し、気温の分散も大きくもなる。大気がよく攪拌されて北極圏や大陸中央部の寒気が数列島に侵入する。つまり、大雪や冬日の増加も懸念となる。実際に地球を見下ろしたり、気象図を読み取ることが困難ならば、高校の地学の教科書にも載っているが、回転水槽実験を試してみてはどうだろうか。あの波紋が幽明の埸なのだ。

会社の団体客が来なくなってから温泉宿は軒並み閑古鳥が鳴く。経営惨憺も空しく破綻する。そして外国資本が買い漁る。そこに古き良き日本は無い。嘗ては冬安居を決め込んだ文豪もいらっしゃったかもしれない。思いを馳せながら七草の薄粥を啜った。

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或る方の文を読み返していたら at best と at worst の表現があった。OEDで例文を検索したら、次の文が目に留まった。 He was at best merely an aphorist, and at worst an opportunist who used selective silence as a means of self-promotion. 鯫生への当て擦りだろうか。

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