haiku0147

 

爪紅の大道芸を秋時雨


まだ冬とは言い難いが、秋の深まりが身に逼る。蕭条たる雨の広場に縁を赤色に染めた扇が鮮やかに舞う。大道芸人は一揖して去っていった。

つまぐれは鳳仙花の別名でもあるがここでは上述の通り。時雨は紅葉との取り合わせが定番なのでその視覚効果を生かして別の風景が描けないかと模索した。音の為に嚮壁虚造したとは口が裂けても云えない。

生憎の三連休で申し訳ないが、演技者には日頃の鍛錬の賜物を以て魅せて戴きたい。

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