haiku0122

 

生姜をばくれとはにかむ父辛し


はにかむは此処では齜𪘬たる様(サイギ;U+9F5C,U+2A62C;歯が露わになるさま)を表している。また、はじかみと平仮名だと山椒か生姜か分からないので前後を参照する必要がある。くれのはじかみは生薑のこと。かはのはじかみは山椒または呉茱萸のこと。

薑桂の性の著しい鯁骨漢は厭きないが食事の際は少し声を抑えてくれると嬉しい。はじかんだように体が動かなくなるような気がする。将に䶨齺(サンシウ)たらんとする身を自愛して欲しい。ただ、何だかんだで新しい生姜のような爽やかさ、瑞々しさを失わないのは人徳なのかもしれない。

前に簡易的なエニアグラムの質問紙に答えて貰ったが△684だった。別名真実の語り部。炭鉱のカナリヤと字する方も。△468は雰囲気で敬遠されるが、言動に齟齬が無い。自分の来し方に忠実な人でもある。職歴などの経験を否定すると途端に刺刺しくなり、受け入れると柔らかくなるところがぴったりと合っている。唯一観察される自己同一性だ。軽佻浮薄からは程遠い。心の余裕がある時は傾聴すると誰もが見逃がした新生面を提示してくれるかもしれない。不器用な愛である逆徒の逆睹は肥やしとした方が社会も豊かになろう。

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