haiku0107

 

二学期や一丁字なきキャツがイヤ


韻について。撥音や長音は一音と数えなくても良いとの付則があるので従いました。多分拡大解釈との謗りは免れない。語句について。一丁字は目に一丁字なしや一丁字を識らずのように用いて、一个(個)の文字も分からないの意味を表す。

小学校の時分から人付き合いが苦手で、読書、卓電、珠算抔に精魂を傾けていた。数少ない近所の気の置けない知人達の内で最も聡明だった級友にも言葉が通じないことがあった。寂しかったが今思えば大した傷ではない。彼奴より cats が好きなのは否定しないが。

教室で虐めが発生した。赤貧で内端の子が被害者だった。最終的に場に流されて渠を突き放し一層の戹困に陥れてしまった。それが鯫生の躓きだろう。柔らかい言葉を知っていれば良かった。豊かな思想を持っていれば良かった。

五年後に自身も不登校になった。幸い暴虐を蒙った訳ではないが、不健全なT3風ペルソナに耐えられなかった為だろう。学生の頃はT5よりもT9的要素が強く出ていたので、自分さえ学業優秀ならば心地よく過ごせると妄信していたと分析する。虚飾に精一杯だった。当時、話しかけや面談、見守りなどの手厚い支援を辛抱強くしてくださった先生方や朋友には感謝し尽せない。

鱣堂へと煽動する船頭を全面的に信じる必要はない。宙船が哦う通りだ。ただ、好奇心は失わないで。周囲の人に恵まれないと感じたら十五歳のハローワーク(の前書き、随筆、対談)やゆたぼんを覘くと世界が広がるかもしれない。校舎内には図書室、パソコン室に音楽室、美術室もある。保健室やカウンセリング室を頼る術がないでもない。偶には公園で暇人を眺めるのも一興かと。芸台に行くんだいと啖呵を切って家出する事も提案しておく。(勿論こう叫んだならば図書館、学習会、誰かの書斎やそれに準ずる場に向かうこと) 福祉課や社協、民生委員に相談するのも手だ。最終手段としては、何らかの不調が原因かもしれないので総合診療科やメンクリ等の受診も検討しておくとよい。必ず打ち込める何かは見つかる。未病や既病ならば加療せよ。真面に茸れていない先生が囀っても何の価値もないかもしれないが、救える命があればとは思う。

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