haiku0074

 

菱形の護謨の木の痍灼くる午後


季語燃ゆと灼くについて。基本的には自動詞で使う。下二段活用なので注意。(り使用不可抔)

パラゴムノキで菱形の創のついたのがあったので詠んだ。数年で成木になり搾取され、老木になると伐採され廃材に加工するために刻まれと憐れみを覚える。樗材の鯫生は御神木擬きを気取るしかできない。無力感に打ち拉がれる。

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